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第六十四話 飲み屋その六
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六日前──
登と幸は実家の前の道路にいた。
「今日はご馳走様でした」
「いえ、こちらこそありがとうございました」
「それで、幸さん・・・・・・」
「何ですか?」
登はチケットを取り出して、幸に見せる。
「それって・・・・・・癒やし南国のペア入場券!」
「はい」
「買ったんですか?」
「いや、健太を預かってたお礼に姉ちゃんからもらったんだ・・・・・・ただ」
「ただ?」
「このペア入場券、男女じゃないと駄目なんだわ」
「え⁉なにそれ?」
「ネットで調べたら期間限定の入場券みたいで・・・・・・」
「へぇ~」
「それで、嫌でなければなんだけど、一緒に行かない?」
「えっ⁉あたしで良いんですか?」
「うん。嫌でなければなんだけど・・・・・・」
「行きます!行きます!最近いろいろあったので嬉しいです」
幸が嬉しそうな顔で言うと、
「そう言ってくれると助かる」
登が微笑む。
「それでいつ行きますか?」
「それなんだけど、幸さんはいつが都合いい?」
「あたしは、そうですね・・・・・・再来週の土曜日がいいですかね」
「再来週の土曜日か」
「はい」
「・・・・・・俺も大丈夫かな」
「じゃあ、その日にしましょう」
そして、現在──
登と幸は実家の前の道路にいた。
「今日はご馳走様でした」
「いえ、こちらこそありがとうございました」
「それで、幸さん・・・・・・」
「何ですか?」
登はチケットを取り出して、幸に見せる。
「それって・・・・・・癒やし南国のペア入場券!」
「はい」
「買ったんですか?」
「いや、健太を預かってたお礼に姉ちゃんからもらったんだ・・・・・・ただ」
「ただ?」
「このペア入場券、男女じゃないと駄目なんだわ」
「え⁉なにそれ?」
「ネットで調べたら期間限定の入場券みたいで・・・・・・」
「へぇ~」
「それで、嫌でなければなんだけど、一緒に行かない?」
「えっ⁉あたしで良いんですか?」
「うん。嫌でなければなんだけど・・・・・・」
「行きます!行きます!最近いろいろあったので嬉しいです」
幸が嬉しそうな顔で言うと、
「そう言ってくれると助かる」
登が微笑む。
「それでいつ行きますか?」
「それなんだけど、幸さんはいつが都合いい?」
「あたしは、そうですね・・・・・・再来週の土曜日がいいですかね」
「再来週の土曜日か」
「はい」
「・・・・・・俺も大丈夫かな」
「じゃあ、その日にしましょう」
そして、現在──
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