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第六十九話 癒やし南国その四
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「健太から聞きました。兄貴が絶叫系酔いした時に海原幸というお姉さんに遊園地でお世話になったと」
「あ~でも、お世話ってほどのことはしてませんよ。登さんにはコーラ渡したくらいだし・・・・・・あとは健太君と絶叫マシンに乗ったくらいで・・・・・・」
「十分お世話になってますよ。その上、健太もお世話になってますし」
「そうですか?・・・・・・」
「あと、由梨を指名してくれてるようで感謝してます」
「いえ、由梨さんは散髪やシャンプーも上手くて、それでもって聞き上手なので」
「だってさ、由利。よかったな」
と清が言うと、
「う、うん」
由梨が頬を赤くして、少し照れる。
清が登を見て、
「兄貴達って、お昼はまだ?」
「ああ、まだだけど」
「だったら滑り終わった後、一緒に食べない?」
「俺はかまわないけど・・・・・・」
登は由梨と幸の順に見る。
「私は、かまわないよ」
「あたしも」
由梨と幸が答える。
「じゃあ、決まりね!それで兄貴お願いがあるんだけど・・・・・・」
「なんだ?まさか、奢ってくれっていうんじゃないだろな?」
「違う、違う。一緒に滑ってくれないかな?」
「え?・・・・・・」
「こうやって、会えたのもなんかの縁だしさ」
「縁って、大袈裟だな」
「まあ、そう言わずさ」
「ん~でも・・・・・・」
登は幸を見る。
「あたしはお昼食べ終わってからでも大丈夫だよ」
「・・・・・・ごめん」
登はそう言いながら、幸に片手で謝る
「じゃあ、滑るか」
「やったー、兄貴と久しぶりに一緒に滑れる!」
清が両手を上げて喜ぶ。
「じゃあ清さん。あたしと交換しましょうか」
「そうですね」
二人の位置が入れ替わる。
しばらくして──スライダーの頂上付近。
「あ~でも、お世話ってほどのことはしてませんよ。登さんにはコーラ渡したくらいだし・・・・・・あとは健太君と絶叫マシンに乗ったくらいで・・・・・・」
「十分お世話になってますよ。その上、健太もお世話になってますし」
「そうですか?・・・・・・」
「あと、由梨を指名してくれてるようで感謝してます」
「いえ、由梨さんは散髪やシャンプーも上手くて、それでもって聞き上手なので」
「だってさ、由利。よかったな」
と清が言うと、
「う、うん」
由梨が頬を赤くして、少し照れる。
清が登を見て、
「兄貴達って、お昼はまだ?」
「ああ、まだだけど」
「だったら滑り終わった後、一緒に食べない?」
「俺はかまわないけど・・・・・・」
登は由梨と幸の順に見る。
「私は、かまわないよ」
「あたしも」
由梨と幸が答える。
「じゃあ、決まりね!それで兄貴お願いがあるんだけど・・・・・・」
「なんだ?まさか、奢ってくれっていうんじゃないだろな?」
「違う、違う。一緒に滑ってくれないかな?」
「え?・・・・・・」
「こうやって、会えたのもなんかの縁だしさ」
「縁って、大袈裟だな」
「まあ、そう言わずさ」
「ん~でも・・・・・・」
登は幸を見る。
「あたしはお昼食べ終わってからでも大丈夫だよ」
「・・・・・・ごめん」
登はそう言いながら、幸に片手で謝る
「じゃあ、滑るか」
「やったー、兄貴と久しぶりに一緒に滑れる!」
清が両手を上げて喜ぶ。
「じゃあ清さん。あたしと交換しましょうか」
「そうですね」
二人の位置が入れ替わる。
しばらくして──スライダーの頂上付近。
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