祝福を齎す姫と、破滅を呼ぶ姫 〜記憶を消された姫は、運命を選び直す〜

祝福を齎す姫と、破滅を呼ぶ姫。

二人の歌姫は、まだ十歳の子どもだった。

聖月界の姫・月宮桜花は、
兄・綾人に記憶を消される。

それは守るための選択だった。

だが、真実を知ったとき、
桜花は問う。

「わたしは、生きていて良いの?」

母に差し出された過去。
揺らぐ共鳴。
暴走する祝福の力。

そして――
守りたかっただけの想いが、大切な人を傷つけたとき。

姫は、本気のお仕置きと叱責を受ける。

泣いても、逃げない。
それでも立つと選ぶ。

これは、十歳の姫が“選び直す”物語。

やがて二人の歌姫の共鳴は、
世界そのものを揺るがしていく――。
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