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第二章
女の勘と山田くん
しおりを挟むバイト先で不二子ちゃん姉妹と会ってから数日が過ぎた。
今のところ美咲ちゃんが俺のバイトを知っているような素振りはない。
つまり不二子ちゃんは俺との約束を守ってくれているという事かもしれない。
正直、そんな約束したっけ?なんて惚けてしれっと美咲ちゃんに言うものだと思っていた。
ちょっとだけ不二子ちゃんを見直した。
いや、不二子ちゃんからしたら少しだけ俺への信頼感が上がっていると言うことなのか?
何でもかんでも美咲ちゃんに報告しなければって事でも無くなったって……いや、良いように考えすぎか。
そんな事を考えていた平日の午後。
バイトもなく、講義も急に休講になったためいつもよりも一時間ほど早く美咲ちゃんの家へ。
鍵をカチャカチャやって家の中へ。
あれ?鍵が開かない?
と言うことは最初から空いていたのかな?
もう一度カチャカチャすれば鍵は空いた。
おかしいな、美咲ちゃんと一緒に家を出るから二人で鍵かけは確認してるはずなのに……泥棒?
そっとドアを開けるけど、残念ながら年季の入った引き戸は俺の思いとは逆にガラガラと大きな音をたてた。
庭から入れば良かったと、後悔しつつ玄関に置いてある靴を確認する。
あれ?これってもしかして……
「おかえりーって山田?」
「不二子ちゃん?ごめん、ちょっと泣きそう」
「はっ?何で?」
「はじめてこの家でおかえりって言ってもらえた……」
「いや、山田に言ったわけじゃなくてね」
「わかってる。わかってるけど、ちょっと嬉しかったの」
「……そう。何か今までごめん?月一位なら言ってあげようか?こうボーナスポイント的な……」
「不二子さん……もしや何か企んでらっしゃる?」
「何それ私の優しさを返せ」
ご立腹な不二子さん。
「でも不二子ちゃんが一人で居るなんて珍しいね」
「んーちょっとね」
「なに?何か悩みでもあるの?」
「それは大丈夫。悩みがあるならお姉ちゃんに話すし。そうじゃなくてね……ちょっと言いにくいことって言うか……私の勘違いとかかもしれないんだけど……」
「えっ何?美咲ちゃんに彼氏とか気になる人が出来たの?」
「いや違う。それだけは無いから大丈夫。そうじゃなくてね……」
「何?不二子ちゃんが言いにくそうにする事ってあんまり無いからさ」
「ああ、そうだよね。伸ばされたら気になるよね、ごめん。勘違いかもだし、変に山田が意識しちゃうとあれだよなって思ってね、言いにくかったんだけど、バイト先のさ、この前会った女の人って結構仲良いの?」
バイト先の女の人?相沢さんかな?
「うーん仲良しって事じゃなくて先輩と後輩って感じかな?」
「シフトとかよく一緒?」
「最近は多いかな?同じ学生だしね」
そっかぁって何か頷いてる不二子ちゃん。
だから相沢さんがどうしたのよ。
「多分なんだけどね、その女の人って山田のこと好きかもよ?」
「好き?嫌われるより良いんじゃないの?」
「あー違うそっちじゃない、人として好きって事じゃない。異性としてお付き合いしたいなーの好き」
「なんだって!!」
本当になんだって?
どうしてそんな考えになるのよ。
「美咲お姉ちゃんの他はポンコツの山田にアドバイスしておくとね、その人は山田を狙ってます。何故ならこの前めっちゃ私達のこと見てたから。もう、怖いくらいガン見してたから」
ひゃっ!!知らない間に俺ってば狙われてるの!?怖すぎる。
「どっどうしよう不二子ちゃん俺、追いかけるだけの恋しかしたこと無いから追いかけられるのは怖すぎる!!あっでも美咲ちゃんに追いかけられたら嬉しいかも……」
「追いかける美咲お姉ちゃんはちょっと想像できないかな……」
「うん。妄想してみたけどいまいちだった」
「山田……あのさ、ずっと気になってていまいちタイミング逃して聞けなかったんだけどさ……美咲お姉ちゃんのどこが好きなの?」
「えっ……どこがと聞かれれば……全部かな」
「うーん、多分私の聞き方が悪いんだろうな、きっと。ご飯とかその他もろもろに感謝の言葉も無いのに愛想とか尽きないの?」
「美咲ちゃんに感謝されたくてしてる訳じゃないしな……かと言って義務とかそういうんじゃないんだよ。毎日顔を見れるってさ、凄く嬉しくって……」
高校生活の中で美咲ちゃんとお話出来る機会なんて滅多になかった。
俺の前の席だし、顔を見られることなんてトイレに立った帰り位だったし。
「そっか、山田は本当に美咲お姉ちゃんが好きなんだね」
おっ何か思ってないところで株が上がったぞ。
「これは、照れてもいいのかな?」
「いや、山田の照れは見たくないからやめてほしいかな」
一歩近づけば二歩分心の距離が離れるらしい。
ばっさりと切り捨てられて物凄く寂しいからね?俺。
「兎に角、狙われていることに注意してバイトを続けてくれたまへ」
「了解しました!!」
師匠とか呼んだ方がいいのかな?
いや、ここでちゃかせばまた心の距離が離れるんだろうな……はぁ、気軽な関係には中々なることが出来ないらしい。
*****
不二子ちゃんにされた忠告を忠実に守って数ヶ月。
あれ?もしかして不二子ちゃんの勘違いだったんじゃないのかな?って思うくらい何もなかった。
相沢さんとシフトの被りはあれから増えたけど、偶然なんだろう。むしろ変に意識しちゃって恥ずかしい。
決行日は前から決まっていて、その日にちもだんだん近づいてきた今日この頃。
そんなに多くない給料を貯めて、準備も万端。
買いすぎた感がある知識の塊も全て読破、頭に詰め込んである。
テストの内容が入る隙間がなくて、少し成績を落しだが、多分大丈夫だろう。後で挽回すれば問題ない、はず。
ちなみにお誘いは1ヶ月前からしてある。
もう予定が入ってましたなんて事になっちゃったら立ち直れる気がしないもの。
本当はバイトを始めた頃すぐにでも言いたかったけど、早すぎて引かれちゃったら嫌だなって我慢した。
最近は寒さがよりいっそう厳しくなってきた。
今日も相沢さんと同じシフトだったらしい。
でも何だか落ち着きがない感じで朝から変な様子だ。ずーっとそわそわしてる。
ん?何だ?トイレでも我慢してるのかな?行ってくればいいのに。
ああ、でも俺も人のこと考えてる余裕ないんだよな。
美咲ちゃんにフラれちゃったらどうやって立ち直ろうか……ってか、告白のためにバイト始めたけどそのまま続けた方がいいのかな?
なんて色々考えてるし、悩みもつきないんだよな。
ん?何かさっきからチラチラ相沢さんがこっちを見てくる。んーやっぱりトイレ行きたいのかな?あーでもこっちから行ってきて良いですよって言うのも何かあれだよなぁ。
あっ、こっち来た。
そして深呼吸を三回する。
そんなにトイレが言いにくいのかな?
「えっとぉ、そのー聞きたいことがございましてですね。二十四日か二十五日にご予定とか……ありますか?」
あれ?トイレじゃないの?
「ん?二十四日はありますよ、予定。だから申し訳ないけどバイトは代わってあげられません、すみません」
「いえいえ、二十四日は私そもそもバイト入れてないですし……じゃなくて、あるんですか!?予定!?」
「なんですか?俺に予定があったらいけないんですか」
「ううん、いや寧ろ予定があって当たり前だよね。ごめんね、何か聞いちゃって」
「えーっと二十五日なら大丈夫なんでシフト変わりましょうか?」
「うん、あのねここまで言って分からないからハッキリ言うとね、クリスマスのご予定を聞きたかったのよ」
「俺のクリスマスにご興味がおありなんですか?」
「ご興味というか、確認と言いますかね」
「今日の相沢さんは何だかハッキリしないですね」
「うん、色々とね聞きにくいことってあるからね。そのクリスマスのご予定って彼女さんとかですかね?」
「彼女というか、天使との約束をお願いしてまして」
「天使……?」
きょとんと不思議そうなお顔をなさる相沢さん。
でも、ここは譲れないんだよな。俺にとっては本当は神より神々しくて近寄りがたくて、でもとっても愛らしい人だから。それにまだお付き合いしてくださいの言葉も言えてないし、だから天使であってると思うんだ。
「その天使さんは彼女になられるご予定があるんですか?」
「うーん、分かんないです。そうなってくれたら嬉しいなって思ってますし、努力もしてるんですけど……」
そうだ、二十四日の予定をお願いしたところで誰かと二十五日を過ごさないとは限らないんだ。
うわー忘れてた。
どうしよう?聞く?二十五日の予定はどうなってますかって。えー聞きにくいなー不二子ちゃんなら知ってるかな?
あーでもあのロリっ子が教えてくれるわけがないか。
「そうなんだ……今からの事にもしもを言うのはズルいと思うけど、もしよ?もしフラれた場合どうなさいますかね?」
「えっ、俺フラれそうですかね!?どこをどう直せばいいですか!?」
「いやいや、まだ確定じゃなくてもしもの話よ。もしも、悪いけどフラれた場合、別の誰かとお付き合いする確率ってありますかね?」
俺が美咲ちゃん以外と付き合う?
んー今まで考えたこと無かったからな。
美咲ちゃんが俺の全てだったから……きっとフラれてもずっとずっと美咲ちゃんの事だけを好きで居続けるんじゃないかな?その想像だけはすぐに出来るから。
「無いですね。彼女以外あり得ませんから」
「絶対?」
「ええ、絶対に」
「そうなんだ……ごめんね、なんか意地悪なこと聞いちゃって。上手くいくように祈ってるから、頑張って!!」
何か泣きそうな顔をしてでも笑顔で応援してくれた相沢さん。
すみません、大体分かってますけどここで何か優しい言葉とかかける方が失礼だと思うから、何も言わないでおきますね。
バイトの終わりに今日のお詫びだと相沢さんからボトルコーヒを頂いた。
貼られていた付箋紙には「頑張れ!!」の文字が書いてあった。
こちらの方が悪いことしちゃったんだけどな。
やっぱり(髪の毛が犬のしっぽみたいで)可愛いですって言っていたのがいけなかったのかな?今度から可愛いって簡単には言わないようにしなければ。
後日この事を不二子ちゃんに報告したらよくやったって頭を撫でられた。
全く、ロリっ子に頭を撫でられたぐらいで嬉しくなんて無いんだからね。
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