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第八十六話 夜 ※※
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やさしい舌が探るように口の中をたどり、ぞくぞくと震えが走る。
温かな海の中に包まれたよう。
ここには自分を害するものも、ふたりを邪魔するものもない。
ただ、平和で、そして、きもちがいい。
この海の中、ずっとたゆたっていたい。
「リオ」
アウレリオの目が空色から金色に変わり始め、それだけでリオはうれしくなる。
王族とも肩を並べる、自慢のご主人様に平静を失わせられるのは自分だけだ。
「へへ」
リオの顔に微笑みが広がると、アウレリオはその口元に優しく口づけた。そして、ほほ、こめかみ、まぶた、額。鼻の頭まで。
「どうしてそんなにかわいいんだ」
胸の奥がくすぐられ、リオがいたずらっぽく目を光らせると、アウレリオはこつんと額を合わせ、そして笑った。
「ふふふ」
「リオ」
ただ名前を呼ばれただけなのに、「欲しい」と同じ意味だと分かる。なぜだろう。
でも、なにも迷いはない。
左手をかばいながらアウレリオの首に両腕を回すと、口づけの雰囲気が変わった。
やさしく、だけど少し執拗に、リオの口の中を刺激するアウレリオの舌に、リオの体中の細胞が目覚めていく。
アウレリオ様に触れてほしい。
大きな手とすこしがさついた指に胸の敏感な突起やもう涙を流している中心まで、早く触れてほしい。
リオがアウレリオに体をすりつけてねだると、アウレリオは困ったようにうめいた。
「だめだ、リオ。止まらなくなってしまう」
「止めないでください」
「今日はまだ早いだろう。お前のけがはまだ治りきっていないし・・・」
「もう大丈夫です。明日には仕事に復帰しようと思っているくらいです」
「本当か?」
アウレリオとリオの視線が合った。
ぱちっと火花が飛ぶ。
「お前はすぐに無理するから」
「無理なんて・・・ちょっとはしてますけど。でも、だって。それ以上に・・・したい・・・です」
リオの顔は真っ赤になった。
リオが大けがをしてから、もうずっとしていない。二人が体を交えるようになってから、こんなにしなかったことはなかった。
「アウレリオ様は?」
リオが赤く染まった顔で見上げると、アウレリオは息をのみ、そして負けた、とでも言うように、リオの肩に額を押し付けた。
「・・・それは、もちろん・・・だけど、お前の身体が心配で」
「じゃあ、今日はやさしく?してください」
「いつもやさしくないか?」
耳元でささやかれると、ぞくぞくする。
「や、さしいけど・・・でも、ちょっと・・・」
リオが誘惑するようにアウレリオに身体をすりつけた。
「はげしい、かも」
アウレリオの目が怪しく光った。
「いつから、こんなにいやらしくなったんだ」
「ぜんぶ、アウレリオ様が教えたんでしょ?」
「そうだ。全部、私のものだ」
アウレリオが性急にリオの寝間着に手をかけたが、一体型の寝間着は腕を外さないと脱ぐことができない。
小さく舌打ちすると、どこかから取り出したナイフで首から足元まで、一気に布を切り裂いた。
「えっ?」
「邪魔だ」
「だって、これ、メイドにどう説明・・・」
「後だ、後」
目の端にただの布切れになったかつての寝間着が見えたが、アウレリオがリオの胸に口づけると、その鋭い快感にすべて忘れてしまった。
リオの乳首はぴんと立ち、ほんの少しの刺激にも叫びたくなる。
「あ・・・は、はぁん」
冷静ではいられない。
リオがアウレリオに仕返ししようと手を伸ばすが、アウレリオは身をかわし触らせてくれない。
「な、なんで・・・俺だって触りたいのにぃ」
情けない声を出すと、アウレリオが「私だって、久しぶりだ」と、ぼそっつぶやく。
「ううう~~~♡」
なんでそんなかわいいこと言うんだよぉ!リオはうれしくなってしまい、思わず誘惑するように体をくねらせてしまう。
「こら」
「さわりたい」
「だめだ」
「ぷぅ」
たわいのないやり取りにイチャイチャしながら、見つめ合い、唇を合わせる。
どうしてこんなに好きなのかな。
「なぁ」アウレリオが耳元でささやく。「足を開いて」
心臓がぎゅっとする。
期待に震えながら足を大きく開くと、アウレリオが自分の指をなめた。一本、二本、三本・・・
もう、心臓がつぶれそう。
荒い息を突きながら大きく足を広げると、アウレリオがリオのすぼまりをそっと撫でた。
「久しぶりだから」
「痛くてもいいから、欲しいです」
「私は嫌だ。お前に痛みを与えたくない」
心臓はぎゅっと締め付けられるほど、幸せな痛みを感じた。
あまくて溶けてしまいそう。
すぼまりをやさしく撫でながら、一本の指がゆっくりと侵入してくる。
「はあっ」
びりびりと電気が走るような快感に、このまま溶けてしまいそう。
脳がぐらぐらするほどの刺激に、大きくあえぐ。
いやいやと首を振ると、指がもう一本加えられた。
リオの中を抜き差しされるそれは、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てている。
リオの喘ぎとアウレリオの吐息で、部屋の中には濃厚な空気が流れた。
「アウレリオ様、は、はやく・・・」
くちゅくちゅと鳴る音に、リオの前はぱんぱんに膨れ上がり、期待にぶるぶると震えている。
「まだ、だめだ。しっかりほぐさないと。怪我をしてしまう」
「で、でも、もう、いっちゃいます」
「そうか?」
アウレリオはニヤッと笑ってリオの敏感な中をひっかくように刺激した。
「ひっ」
全身を突き抜ける嵐のような快感に、リオは思わずアウレリオにしがみつき、勢いよく射精した。
リオが出したものはアウレリオの胸から腹を濡らしている。
「うわ、ごめんなさい」
「ははは」
アウレリオはリオのすぼみに、もう一本の指を挿し入れた。
**********
お読みいただきまして、ありがとうございました。
ラブシーンの途中なので、コメントは今日も控えめに・・・
♡も広告もいつもありがとうございます。
温かな海の中に包まれたよう。
ここには自分を害するものも、ふたりを邪魔するものもない。
ただ、平和で、そして、きもちがいい。
この海の中、ずっとたゆたっていたい。
「リオ」
アウレリオの目が空色から金色に変わり始め、それだけでリオはうれしくなる。
王族とも肩を並べる、自慢のご主人様に平静を失わせられるのは自分だけだ。
「へへ」
リオの顔に微笑みが広がると、アウレリオはその口元に優しく口づけた。そして、ほほ、こめかみ、まぶた、額。鼻の頭まで。
「どうしてそんなにかわいいんだ」
胸の奥がくすぐられ、リオがいたずらっぽく目を光らせると、アウレリオはこつんと額を合わせ、そして笑った。
「ふふふ」
「リオ」
ただ名前を呼ばれただけなのに、「欲しい」と同じ意味だと分かる。なぜだろう。
でも、なにも迷いはない。
左手をかばいながらアウレリオの首に両腕を回すと、口づけの雰囲気が変わった。
やさしく、だけど少し執拗に、リオの口の中を刺激するアウレリオの舌に、リオの体中の細胞が目覚めていく。
アウレリオ様に触れてほしい。
大きな手とすこしがさついた指に胸の敏感な突起やもう涙を流している中心まで、早く触れてほしい。
リオがアウレリオに体をすりつけてねだると、アウレリオは困ったようにうめいた。
「だめだ、リオ。止まらなくなってしまう」
「止めないでください」
「今日はまだ早いだろう。お前のけがはまだ治りきっていないし・・・」
「もう大丈夫です。明日には仕事に復帰しようと思っているくらいです」
「本当か?」
アウレリオとリオの視線が合った。
ぱちっと火花が飛ぶ。
「お前はすぐに無理するから」
「無理なんて・・・ちょっとはしてますけど。でも、だって。それ以上に・・・したい・・・です」
リオの顔は真っ赤になった。
リオが大けがをしてから、もうずっとしていない。二人が体を交えるようになってから、こんなにしなかったことはなかった。
「アウレリオ様は?」
リオが赤く染まった顔で見上げると、アウレリオは息をのみ、そして負けた、とでも言うように、リオの肩に額を押し付けた。
「・・・それは、もちろん・・・だけど、お前の身体が心配で」
「じゃあ、今日はやさしく?してください」
「いつもやさしくないか?」
耳元でささやかれると、ぞくぞくする。
「や、さしいけど・・・でも、ちょっと・・・」
リオが誘惑するようにアウレリオに身体をすりつけた。
「はげしい、かも」
アウレリオの目が怪しく光った。
「いつから、こんなにいやらしくなったんだ」
「ぜんぶ、アウレリオ様が教えたんでしょ?」
「そうだ。全部、私のものだ」
アウレリオが性急にリオの寝間着に手をかけたが、一体型の寝間着は腕を外さないと脱ぐことができない。
小さく舌打ちすると、どこかから取り出したナイフで首から足元まで、一気に布を切り裂いた。
「えっ?」
「邪魔だ」
「だって、これ、メイドにどう説明・・・」
「後だ、後」
目の端にただの布切れになったかつての寝間着が見えたが、アウレリオがリオの胸に口づけると、その鋭い快感にすべて忘れてしまった。
リオの乳首はぴんと立ち、ほんの少しの刺激にも叫びたくなる。
「あ・・・は、はぁん」
冷静ではいられない。
リオがアウレリオに仕返ししようと手を伸ばすが、アウレリオは身をかわし触らせてくれない。
「な、なんで・・・俺だって触りたいのにぃ」
情けない声を出すと、アウレリオが「私だって、久しぶりだ」と、ぼそっつぶやく。
「ううう~~~♡」
なんでそんなかわいいこと言うんだよぉ!リオはうれしくなってしまい、思わず誘惑するように体をくねらせてしまう。
「こら」
「さわりたい」
「だめだ」
「ぷぅ」
たわいのないやり取りにイチャイチャしながら、見つめ合い、唇を合わせる。
どうしてこんなに好きなのかな。
「なぁ」アウレリオが耳元でささやく。「足を開いて」
心臓がぎゅっとする。
期待に震えながら足を大きく開くと、アウレリオが自分の指をなめた。一本、二本、三本・・・
もう、心臓がつぶれそう。
荒い息を突きながら大きく足を広げると、アウレリオがリオのすぼまりをそっと撫でた。
「久しぶりだから」
「痛くてもいいから、欲しいです」
「私は嫌だ。お前に痛みを与えたくない」
心臓はぎゅっと締め付けられるほど、幸せな痛みを感じた。
あまくて溶けてしまいそう。
すぼまりをやさしく撫でながら、一本の指がゆっくりと侵入してくる。
「はあっ」
びりびりと電気が走るような快感に、このまま溶けてしまいそう。
脳がぐらぐらするほどの刺激に、大きくあえぐ。
いやいやと首を振ると、指がもう一本加えられた。
リオの中を抜き差しされるそれは、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てている。
リオの喘ぎとアウレリオの吐息で、部屋の中には濃厚な空気が流れた。
「アウレリオ様、は、はやく・・・」
くちゅくちゅと鳴る音に、リオの前はぱんぱんに膨れ上がり、期待にぶるぶると震えている。
「まだ、だめだ。しっかりほぐさないと。怪我をしてしまう」
「で、でも、もう、いっちゃいます」
「そうか?」
アウレリオはニヤッと笑ってリオの敏感な中をひっかくように刺激した。
「ひっ」
全身を突き抜ける嵐のような快感に、リオは思わずアウレリオにしがみつき、勢いよく射精した。
リオが出したものはアウレリオの胸から腹を濡らしている。
「うわ、ごめんなさい」
「ははは」
アウレリオはリオのすぼみに、もう一本の指を挿し入れた。
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お読みいただきまして、ありがとうございました。
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