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第8章 魔法使いのいる世界で、魔力を持たないまま生きていく君へ。
551.マーゴット。ひよっこの魔法を吸収したミミズと鳥の雛の死骸は?ひよっこ3人の暇つぶしにブーメランで遊ばせておくか。
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ひよっこ3人が魔法を使って引き寄せて、魔法を使って遠ざけたミミズと鳥の雛の死骸。
ひよっこ3人から見えない場所に着いた途端に、新しく浴びた魔法を吸収し、姿を変えていた。
鳥の雛の死骸は、短い前足が2本生えた。
尾がニョキニョキと長くなった。
鳥の雛の死骸は、恐竜の雛の死骸へと形状を変える。
ミミズは、平べったくなった。
平べったくなったミミズは、地面に接している面に足が生えた。
ダンゴムシのように細い足が何本も。
ミミズは、平べったく、縦長のダンゴムシのような姿に変化した。
恐竜の雛の死骸は、ぴょんっと起き上がった。
ぴょんっぴょんっと、ジャンプするのは、鳥の時代の名残りか。
恐竜の雛の死骸は、ぴょんっぴょんっと、ジャンプしながら移動し始めた。
ミミズは、カサコソ、カサコソと足を動かして、移動している。
ひよっこ3人の元へ。
マーゴットは、気長に見守っている。
ブーメランが戻ってきたようだ。
行って帰ってくるブーメラン。
戻ってきたところに、ひよっこ3人は、魔法をぶつけるだろう。
恐竜の雛の死骸と、平べったくなって無数の足が生えたミミズが、ひよっこ3人の元へと戻ってくる。
どこへ遠ざけても、帰ってくる。
ひよっこ3人の暇つぶしには、ちょうどいい。
ひよっこ3人は、飽きるまで、ブーメランで遊ばせる、とマーゴットは決めた。
地面にキスしているニンデリー王国の目出し隊の4人と、締め上げているひよっこ4号の処遇については。
キャスリーヌが、布人間レーイーエール・サバンナパークにどんな引導を渡すかで決めることにする。
ニンデリー王国の目出し隊4人は、地面にキスし続けることに疲れてきたようだ。
キスする場所が地面から、猿ぐつわに変更になるか?
はたまた、首と胴が離れるか?
目出し隊4人の処遇については、コーハ王国の外交部に在籍している、マーゴットの3番目の兄ハーマルに相談してから、決めた方がいい。
首と胴を離すのは簡単だが、一度切り離すと元には戻らない。
切り離す前は、慎重に。
切り離すときは、迷わず。
それが、切り離す側の原則。
キャスリーヌと布人間レーイーエール・サバンナパークの勝敗は、そのうち決まる。
そろそろ、布人間レーイーエール・サバンナパークも、防御魔法だけでは、切り抜けられないと気づいただろう。
トレメイヤ王国の魔法騎士団が使う別の手を見たいものだ。
バネッサは、マーゴットの後方で、布人間レーイーエール・サバンナパークの出方を真剣に観察している。
ベリーベリー・イニーは、これが魔法を使った魔法使い同士の戦い、と、目の前の景色に身を引き締めている。
ミミズと鳥の雛の死骸は踏みたくない、と思いながら。
レベッカ・ショアは、キャスリーヌの使っている魔法を見て、魔法の可能性は無限大だと、魔法使いになったことを喜んでいた。
「私も、もっと、魔法を使いこなそう。」
とレベッカ・ショア。
ひよっこ3人から見えない場所に着いた途端に、新しく浴びた魔法を吸収し、姿を変えていた。
鳥の雛の死骸は、短い前足が2本生えた。
尾がニョキニョキと長くなった。
鳥の雛の死骸は、恐竜の雛の死骸へと形状を変える。
ミミズは、平べったくなった。
平べったくなったミミズは、地面に接している面に足が生えた。
ダンゴムシのように細い足が何本も。
ミミズは、平べったく、縦長のダンゴムシのような姿に変化した。
恐竜の雛の死骸は、ぴょんっと起き上がった。
ぴょんっぴょんっと、ジャンプするのは、鳥の時代の名残りか。
恐竜の雛の死骸は、ぴょんっぴょんっと、ジャンプしながら移動し始めた。
ミミズは、カサコソ、カサコソと足を動かして、移動している。
ひよっこ3人の元へ。
マーゴットは、気長に見守っている。
ブーメランが戻ってきたようだ。
行って帰ってくるブーメラン。
戻ってきたところに、ひよっこ3人は、魔法をぶつけるだろう。
恐竜の雛の死骸と、平べったくなって無数の足が生えたミミズが、ひよっこ3人の元へと戻ってくる。
どこへ遠ざけても、帰ってくる。
ひよっこ3人の暇つぶしには、ちょうどいい。
ひよっこ3人は、飽きるまで、ブーメランで遊ばせる、とマーゴットは決めた。
地面にキスしているニンデリー王国の目出し隊の4人と、締め上げているひよっこ4号の処遇については。
キャスリーヌが、布人間レーイーエール・サバンナパークにどんな引導を渡すかで決めることにする。
ニンデリー王国の目出し隊4人は、地面にキスし続けることに疲れてきたようだ。
キスする場所が地面から、猿ぐつわに変更になるか?
はたまた、首と胴が離れるか?
目出し隊4人の処遇については、コーハ王国の外交部に在籍している、マーゴットの3番目の兄ハーマルに相談してから、決めた方がいい。
首と胴を離すのは簡単だが、一度切り離すと元には戻らない。
切り離す前は、慎重に。
切り離すときは、迷わず。
それが、切り離す側の原則。
キャスリーヌと布人間レーイーエール・サバンナパークの勝敗は、そのうち決まる。
そろそろ、布人間レーイーエール・サバンナパークも、防御魔法だけでは、切り抜けられないと気づいただろう。
トレメイヤ王国の魔法騎士団が使う別の手を見たいものだ。
バネッサは、マーゴットの後方で、布人間レーイーエール・サバンナパークの出方を真剣に観察している。
ベリーベリー・イニーは、これが魔法を使った魔法使い同士の戦い、と、目の前の景色に身を引き締めている。
ミミズと鳥の雛の死骸は踏みたくない、と思いながら。
レベッカ・ショアは、キャスリーヌの使っている魔法を見て、魔法の可能性は無限大だと、魔法使いになったことを喜んでいた。
「私も、もっと、魔法を使いこなそう。」
とレベッカ・ショア。
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