Heroic〜龍の力を宿す者〜

Ruto

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2章

99:アルマシステム

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また僕は同じ事を繰り返すのか……

でもこれは必然だったのかもしれない

あの時、僕は逃げたのだから

だけど!

僕はもう失いたくない!

無くしたくない!

大切な人を!

だから動けよ、僕の体

肉が裂けていようと、骨が折れていようと、内臓が零れ落ちそうになっていても

動けよ

今度は逃げないって決めたんだろ!

頑張るって決意したんだろ!

ここで立てなきゃ、あの2人の隣に立つ資格なんて無いんだから!

ヒビが入っているだろう足を痛みを抑え込み、立ち上がる

けれども、そこからの一歩が踏み出せない

脅威は既に僕の大切な人のすぐ側

動けよ!

動いてくれよ!

焦燥、怒り、絶望、奮起

そんな感情で心が埋め尽くされそうになった時、その無機質な声が聞こえた

〔活動限界を突破。本人の強い戦う意思を確認。アルマシステム起動。ボディの修復、リミッターの解除を行います〕

その声の後、僕の体に変化が起きた




~~~~~~




「すいません、魔力欠乏です。どこか寝かせられる場所を」

避難場所の領主館へ移動すると避難した街の人たちは領主館前のスペースにいた

どうやら酒場でガルドさんや漁師の人達が話していた会えないというのは、この非常時においてものようだ。どうなってるんだ?

疑問に思ったがイヴちゃんを寝かせてあげたかったので冒険者ギルドの役員と思しき人に声をかけた

どうやら冒険者ギルドの役員の人達が中心となって行動しているようだ

「ん? 君は……って! イヴじゃないの! またあんたは無茶して!」

「ごめん」

今にも消え入りそうな声でイヴちゃんが答える

魔力欠乏は魔力を使い切った時に起きるもので、かなり辛い。詳しい理由なんかは知らないけど、魔力は生命活動にも影響があるらしいくて無くなってしまうと不味いからこうなるんだって聞いたことがある

というかこの目の前の女性はイヴちゃんと知り合いのようだ

あ、門でイヴちゃんとじゃれてた人だ。マークさんの娘さんだったかな

「フレッド君だっけ? そのまま着いてきて、医療天幕に行くわよ」

「はい」

人々が座り込む間を縫って進んでいき、見えていた天幕の内の1番左に向かう

「ここよ」

彼女が入って行くのでそれに続く

「イヴが魔力欠乏になったの、ベッド借りるわ」

「イヴが!? そこのを使って」

ここでもギルドの役員の人

その人に言われたベッドにイヴちゃんを寝かせる

「フレッド君、まだここは忙しくなるわけじゃないからここに居ても良いって。私は役割があるから行くけど、邪魔になりそうだったら移動してね」

「分かりました」

マークさんの娘さんはそう言って出て行った





~~~~~~




「砲撃、用意!」

船に備え付けられた対魔物用兵装の固定魔道砲

「てぇっ!」

ガルドの掛け声によって魔道砲から砲弾が放たれる

「ありったけを打ち込め! 兎に角時間を稼ぐんだ! あのランクの魔物だ! 討伐する事に拘るな!」

「けどよガルド! 増援なんて間に合うのかよ!」

「ギルドが魔道具で連絡をしたそうだ! 信じて待つしかない! じゃなきゃ俺たちは……」

キィーン

「また来るぞー!」

「クソッ!  ヒルデ!」

1体の魔物が特大の水球が船に向かって放たれた。その水球はデカイだけではない、猛烈な回転がかけられ、楕円となって船に迫る

だが、船の手前で魔力の障壁が生成される。このまま直撃すれば、水球の威力に対して魔力による障壁の絶対的な魔力量が足りていない

だけどそれは真正面からぶつかった時の話

ヒルデは魔力によって生成した障壁を水球に対して斜めに接触させたのだ

「こんなのもたねぇよ!」

「なんであんなSSランクのやつがいんだよ!?」

「知らねぇよ!」

「口動かしてねぇで手動かせや!」

怒号が飛び交う

魔物に対しての愚痴、この巡り合わせに対する不満

けれども彼等は手を動かし、足を動かす

生きる為に

ドンッ!

そんな切迫した状況の中で突如鳴り響いた爆発音

「なんだ今の!?」

「船か!?」

「いや、街だ!」

街という単語に船に乗っていた全員が反応し、街の方角を向く

そこに見えたのは街中から立ち上る黒い煙

「なあ、あそこらへんって領主の館じゃないか?」

ふと、思い出したように1人の男が呟いた

「「イヴ!」」

事態がまた1つ動いた




~~~~~~




僕は何のためにここにいるんだ

イヴちゃんが魔力欠乏に陥るほど魔力を使い倒れ

ガルドさん達は今も魔物と戦っている

なのに僕は……

ん? なんだ?

なんでこんな場所で魔力が?

ドンッ!

「な、なに!?」

ギルド役員の人が慌て、裏がった声で悲鳴を上げる

今のは、爆発音!?

それも近い!

僕はすぐ様テントを飛び出した

そこで見えたのは、閉ざされた領主館の扉が吹き飛び、武装した集団が今にも襲いかかってくる場面だった

飛び交う街の人たちの悲鳴

武装集団から放たれる怒号

場が地獄へと化す直前

判断は一瞬だった。たとえ短い期間でもあの2人との共闘は確実に僕の力になっていた

エクストラスキル【我は此処に存在せず】を発動し、武装集団へと全速力で駆け出す。借りたままの短剣を腰から素早く抜きはなちながら集団の中を突っ切り、敵の最奥

恐らく敵の指揮官であろう眼鏡を掛けた男の首元を断ち切るつもりで斬撃を放つ

獲った!

自分はスキルの影響で絶対にバレることはない

そういう考えからの確信だった

だが

ガィン!

「な!?」

弾かれた?

目の前のこの浮遊するのは盾!?

「何者だ」

目があった

見えない筈の自分と

背筋を悪寒が駆け抜けた

その時に、僕はクウガの言っていた言葉を思い出した

「この世に完璧なんてものはない。絶対なんて存在しないんだ。だから油断するなよ」

今思い出しても遅いよ、僕!

「そこか」

眼鏡の男が腰に刺した剣で斬撃を正確に僕へと繰り出してきた

やっぱり見えてる

斬撃を飛び退くように回避し、エクストラスキルの効果が切れ、僕の姿が露わになる

この男にエクストラスキルの効果がないのは分かった。それとエクストラスキルが意味を成さないのは目の前の男だけのようだ。周りは突然、眼鏡の男が剣を使ったことに驚き、僕が見えるようになると更に驚いた

「いつの間に!?」

再発動まで1分

だけどこの目の前の男に効かないのなら、意味はない

1番の脅威はこの男だ

あの怜悧な目を見た時に感じたのは冷酷さと狂気

周りの奴等は殆どが屑の様な考えが透けて見えるが、此奴は一切それがない。隠していて見えないんじゃない

此奴が1番危険だ

だが、相手は確実に格上

僕に殺せるのか?

いや!

僕がやんなきゃいけないんだ!

ここは避難した人しかいない

冒険者ギルドの役員は元冒険者が多いって聞くけどその人達も戦えるなら港の方に行っている筈だ

だから此処で戦えるのは僕しかいない

この魔物の現れたタイミングで出てきたこの武装集団。十中八九、魔王軍

僕が負ければ皆んな死ぬか良くて奴隷だろう

そうなったらイヴちゃんも例外じゃない

なら覚悟を決めろ

敵は眼鏡の男を含めて20人

奇襲は失敗

ならばもう、形振り構ってなんていられない

最初から、全力で、こいつらを

殺す

「エアステップ」

ドンッ!

「はっや。ぐぺぇ!」

「調子に乗ってんじゃねぇ!」

爆発的に速度を上昇させる魔法のエアステップを詠唱を破棄して発動し眼鏡の男ではない近くにいた男の首を刎ねる

その横にいた男が上から振り下ろす様に剣で斬撃を放ってきた

速い。けど、僕の方が速い!

振り下ろされた剣を半身になって避け、反撃を繰り出す

「逆巻け、ウィングス!」

下から掬い上げるように短剣を振り、言葉によって魔道武器であるクウガに借りている短剣の効果が発揮される

風が渦を巻くように、短剣の軌道に合わせて発生する

その渦巻く風は刃となって敵を切り裂く

乱戦で足を止めるのは最悪だ

攻撃の動作から流れるように体を動かしその場を離れる

空ぶった斧が石畳の地面を砕く

ひたすら足を動かし、縦横無尽に敵の間や横をすり抜けながら攻撃を繰り出す

向こうも馬鹿ではないようで同士討ちを避け、武器による単調な攻撃しか出来ていない

1対多という状況が良い方向に働いている

これなら行けると、そう思った

「がはっ!?」「ぐはっ!?」

バゴンッ!

突然だった。凄まじい衝撃、そして気づいたら建物の壁に激突していた

何が起こったのかとすぐ様顔を上げれば、片手を突き出した姿で立っているあの眼鏡の男。さらに、混戦状態で人が密集していたのにポッカリと男の前は空いていた

つまり、味方ごと魔法で吹き飛ばしたのだ

想定すべきだった。あの目を見て、その感情が読めてすぐに

男が消える

見失うほどの速さ

気配は上

咄嗟に横へと転がり。繰り出されたカカト落としを回避

「くっ」

足に痛みが走る。折れてはないがヒビが入ってしまったのかもしれない

だけど直ぐに立ち上がり、斬撃を放った。受けに回ったらおしまいだ。攻めて攻めて攻めて、攻めるしかない!

痛みに耐え、男の横を通り抜けるようにしながら斬撃をすれ違いざまに浴びせていく

1撃、2撃、3撃、4撃、5撃全て防がれる

もっと、速くだ

6撃、7撃、8撃

僕はもっといける

もっと、速く

9撃、10撃、11撃、12撃

あの火龍のゴーレムと戦った時のように速く!

そうだ、あの時のクウガの付与。既に僕は付与をしていた。そこにクウガは重ねてきた。付与の重ね掛けだ

「エアステップ」

同じ魔法、けれど、一緒にすることなく、それぞれを独立させる。風が、強くなる、足が軽い

13撃目

僕の攻撃は眼鏡の男の反応を超え、無防備な喉元へ

ってあれ、これさっきと

感じた既視感。更に、不完全な魔法の重ね掛け

奇襲の時と同じ様に盾が現れ、攻撃は防がれた。魔法は解け、勢いが消える

眼に映るは男が剣を振り切った態勢

鮮血が舞った

ドゴンッ!

左横腹から右肩までをバッサリと切り裂かれ、回し蹴りにより吹き飛ばされた

意識が朦朧とする

「あれに首輪をつけてこい。他の住民にも早く着けさせろ、抵抗するなら殺しても構わん」

そんなことさせてたまるか

拳を握り、足に力を入れる

けれども立てない

足が動かない

切られた場所から血が流れていく

聞こえる悲鳴。霞む視界に映る非道

心が震える

動けよ、僕の体!

イヴちゃんが、イヴちゃんが!

「うっ、ぐっ」

立て、立てよ!

自分を怒鳴りつけ、力を振り絞り、痛みに耐え、立ち上がる

けれどそこからはもう、1歩を踏み出すことすら出来ない

これは報いなのだろうか

あの日、あの時、逃げた僕に対する報いなのだろうか

死ぬ気で強くなろうとしなかったからこうなってしまったのだろうか

僕はには無理だったのかな……

「フレッド、お前は俺が見込んだ奴だ。自信を持て」

火龍のゴーレムと戦う時に尻込みしていた僕にクウガがかけてくれた言葉

そうだ、あの時僕は何て思ったんだっけ

あんな凄い奴に自分を肯定してもらえて、期待までされて、僕でも出来るかもしれないって

大切な人を守れるんだって

それに、あの2人の戦う姿を見て、本当の強さはその心だってそう思ったんじゃなかったのか

あの2人と一緒に肩を並べて戦える様になりたいって、そう思ったんじゃなかったのか!

なら諦めるなんてのは許されない!

心だけでも強くあらなきゃ、僕はあの2人に合わす顔がない!

〔活動限界を突破。本人の強い戦う意思を確認。アルマシステム起動。ボディの修復、リミッターの解除を行います〕

突然聞こえた無機質な声。人の温かみのない声だ。男の人のでも女の人のでもない

その瞬間。体が熱くなる

いや、頭もなにか変な感じがする

体の暑さに耐えるために目を閉じる

目を閉じて感じたのは体の熱さと、光

体の熱さに耐えながら目を開ければ、自分の体から立ち上る魔力の光

更に、見る見る治っていく斬撃痕。足の痛みも引いていく

〔アルマシステム正常な起動を確認。装甲を展開、武装を召喚します〕

また無機質な声が聞こえれば、また僕の体に変化が起きる

頭の痛みは引かないまま、体の表面がバラっと崩れたかと思えば、変形し、肌ではなく鎧の様になる。更に両手には見たことのない魔道具だろうか? が現れた



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