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第二章 天使の翻弄
02 天使を抱いた日
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一度身体を合わせてからも、折につけヨーコさんに声をかける俺だったが、清々しいほどに元通りにスルーされ続けた。
自分で抜くのもむなしいだけなので、他の女で代用せざるを得ない。今まで会った女やバーでひっかけた女、合コンで会った女と試してみたが、女の裸を目にすると一瞬引き返したくなる自分に気づいた。
あー、こいつの中に入るのか。
それがどうにも、気持ちが悪い。
しかしそうは言っても始まらないので、仕方なく目を閉じて行為をすることにした。
もちろんまぶたの裏には、ヨーコさんの肢体を思い浮かべて。
ときどき、
「どうして目を開けないの?」
と言う女には、
「身体で君を感じたいから」
と笑顔で言ってやればそれでオッケィ。
女って単純。
でも抱き終わると何とも言えない脱力感に襲われた。
だって、どこに触れても、身体のラインが違う。
ナカも違う。
ソトも違うし。
指先も。
耳の形も。
髪の長さだって髪質だって、全然、違う。
一番致命的なのは、声の違いだった。
目を閉じても、耳に届く。
どうやってもごまかしようがないのだと気づいた。
あえぎ声が大きすぎる女には、途中で萎えた。
今までになかったことだ。
だから、あえぎ声を出さないように、タオルを口に加えてもらったり、バックで枕に顔を押し付けておいたりするようになった。
俺、いろいろ工夫してるんだよ。
だって、ヨーコさんが抱かせてくれないから。
そんな工夫をしている俺の健気さに泣けてくる。
でもって、あの一晩を思い出すだけで勃起する俺の純真さに泣けてくる。
あー、もう。
ねぇ、ヨーコさん。
どうしてくれんの。
俺、あんたじゃないと勃たない身体になっちゃったよ。
男としてヤバくない?
責任取ってよ。ーーねぇ。
なんて、言えればいいけど到底無理なので、とりあえずマーシーに愚痴ったりしているうちに、二度目のチャンスがやってきた。
年明けから九州に一次転勤しているマーシーだけど、向こうに行く前に同期である財務部女子、アーヤとデキたらしい。
それはおめでたいことなので、俺もアーヤにマーシーの情報を提供したり、マーシーにアーヤの様子をお知らせしたりしている。
気を使っている俺は、我ながらいい後輩だ。
アーヤはどちらかといえば綺麗な方だったけど、あの色男が惚れ込むにしては普通の子だった。
スタイルも、あんまりメリハリがあるような感じじゃないし。
笑顔も、少女じみていて幼いし。
まあでも好きな人は好きなのかな、という印象。
ちなみに俺は全然タイプじゃないけどね。
それはさておき、仕事はできるらしくて、ヨーコさんとペアでの仕事も多いらしい。それを聞いたとき、マジで異動希望を出そうかと思った。アーヤのポジションがうらやましい。
でも、仕事中あの人が近くにいたら、一日中勃起してしまってそれどころじゃなさそうだ。
たまにかかってきた電話に出ても、あの声にヤラレて、脚の間で息子がぴょこんと顔を上げるのだから。
まあ、俺に電話がかかってきた試しなんてなくて、他の人のところのを取ったときに、かなり奇跡的に聞けるだけなんだけどね。
まあそれはともあれ。
さんざん電話で「全然誘いに乗ってくれないんですー!」と先輩に泣きついていたのが功を奏したらしい。
マーシーが仕事の関係で都内に戻ってきたタイミングを見計らい、マーシーとアーヤ、ヨーコさんと俺の四人で飲み会が実施された。
相変わらずのヨーコさんの色気に見惚れつつ、幸いにも隣の席をゲットした俺は思う存分その匂いを堪能しようとーー思ったけど、まあ焼肉だったからね。無理だよね。肉の匂いしかしないよね。
あきらめつつふて腐れつつ思う存分肉を食べ、油がついたヨーコさんのてらてらした唇をガン見しつつ、ついでにジャケットのボタンがはちきれそうな胸元にもついつい視線を落としつつ、果ては彼女が手にした箸や口にするジョッキに嫉妬しつつ、マーシーたちと別れるや、ホテルにゴー、となったのだった。
一応、誘いの文句とか考えてたんだけどさ。
二軒目に誘ってとか、色々。
でも、ヨーコさんはあっさり言ったんだ。
「うちが抱きたいなら、そう言いや」
ばっさりと、何かを切って捨てるような言い方だった。
「あんたが遊んでる若い子とうちを一緒にせんといて。うちに恋愛ごっこしてるエネルギーなんてあらへんわ」
「えっと、それって」
俺はそれを聞いて戸惑ったが、ヨーコさんの指に唇をふさがれた。
それだけで、下半身が熱を持つ。
「満たしてくれるならそれでええわ。行くで」
満たす?
満たすって、俺がヨーコさんを?
ヨーコさんについて行きながら、俺は歩いていく。
それって、少しはうぬぼれていいのかなぁ。
満たせるって、結構、人選ぶんじゃないの?
思いながら向かったホテルでの二度目は、一度目よりも多少マシだった。
それでも、今まで抱いた女のことなんて忘れるくらいに緊張して、興奮した。
彼女は前回とは違い、ネクタイを自分の目に巻いた。
白い肌と黒い髪を赤いネクタイが横切り、小さな顔が半分隠れたようになる。
それは少女のような初々しさを感じさせた。
そこに残された、官能的な唇。
俺は夢中になってその唇を堪能した。
ヨーコさんはまるで別人のように、初々しく俺に応えた。
くねる肢体にさしたかすかな血色が、俺のオスを掻き立て、奮い立たせる。
前回とは違って主導権を握った俺は、彼女を貪るように抱いた。
膝を持ち上げ、深く、深くーーもっと深くと、腰を打ちつける。
いつも落ち着いた低めの声が、かすれた嬌声になって部屋に響いた。
外に漏れることはないとわかっていても、他の人間に聞かれたらと思うと嫌で、俺は唇でその声を塞いだ。
鼻から漏れる声すらも甘く、俺は何も考えずに、ただただ彼女の身体を、反応を、堪能していた。
彼女は悦んでいた。
俺の身体も、心も、満たされていた。
しかし、互いに高ぶり、果てるとき、彼女の口が動いたのが見えた。
マーシー、と。
何かが、ガラガラと音を立てて崩れた。
精を放ち、乱れた息を整えながらーー
絶望、した。
彼女は俺に背中を向け、震えていた。
ときどき嗚咽を飲み込み、泣いているようだった。
その背中は天使のように白くて、胸や腰周りの豊かさなど全く感じさせないほど華奢で、骨が浮いて見える。
俺の胸はちりちりと、焦げ付くような痛みにさいなまれていた。
それでも、馬鹿げたことに、その痛みすら、快感だった。
震える彼女を後ろから抱きしめて。
彼女の目を塞ぐネクタイを解こうとして。
「解かんといて」
震える懇願の声が、俺の手を止める。
じわり、と腹の底に広がったのは、今まで感じたことのない想いだった。
ーー彼女を、他の男に渡したくない。
それは震えるほど凶悪で、乱暴で、自分勝手で、そして、確固とした決意にも似た、渇望。
この女を手に入れられるのなら、
俺はどんな手を使っても。
震える肩に噛み付きたい衝動を堪え、俺はただ黙って、彼女の嗚咽に気付かないふりでじっとしていた。
勝てる見込みのない勝負なら、する気は毛頭なかった。
しかし、マーシーはもう他の女を選んだ。そう俺は知っている。
ヨーコさんも、知っている。
だから、マーシーと勝負する必要はなかった。
それだけでも、もう勝ったようなもんだ。
今まで俺が出会った人間の中で、勝てる見込がないと思った相手は彼くらいなものだから。
手に入れられるなら何でもいい。
側にいられるのなら、何でもいい。
俺が彼女を抱けなくても。
彼女が他の男に抱かれずに済むのなら。
ーー彼女がこれ以上、
汚されずに済むのなら。
自分で抜くのもむなしいだけなので、他の女で代用せざるを得ない。今まで会った女やバーでひっかけた女、合コンで会った女と試してみたが、女の裸を目にすると一瞬引き返したくなる自分に気づいた。
あー、こいつの中に入るのか。
それがどうにも、気持ちが悪い。
しかしそうは言っても始まらないので、仕方なく目を閉じて行為をすることにした。
もちろんまぶたの裏には、ヨーコさんの肢体を思い浮かべて。
ときどき、
「どうして目を開けないの?」
と言う女には、
「身体で君を感じたいから」
と笑顔で言ってやればそれでオッケィ。
女って単純。
でも抱き終わると何とも言えない脱力感に襲われた。
だって、どこに触れても、身体のラインが違う。
ナカも違う。
ソトも違うし。
指先も。
耳の形も。
髪の長さだって髪質だって、全然、違う。
一番致命的なのは、声の違いだった。
目を閉じても、耳に届く。
どうやってもごまかしようがないのだと気づいた。
あえぎ声が大きすぎる女には、途中で萎えた。
今までになかったことだ。
だから、あえぎ声を出さないように、タオルを口に加えてもらったり、バックで枕に顔を押し付けておいたりするようになった。
俺、いろいろ工夫してるんだよ。
だって、ヨーコさんが抱かせてくれないから。
そんな工夫をしている俺の健気さに泣けてくる。
でもって、あの一晩を思い出すだけで勃起する俺の純真さに泣けてくる。
あー、もう。
ねぇ、ヨーコさん。
どうしてくれんの。
俺、あんたじゃないと勃たない身体になっちゃったよ。
男としてヤバくない?
責任取ってよ。ーーねぇ。
なんて、言えればいいけど到底無理なので、とりあえずマーシーに愚痴ったりしているうちに、二度目のチャンスがやってきた。
年明けから九州に一次転勤しているマーシーだけど、向こうに行く前に同期である財務部女子、アーヤとデキたらしい。
それはおめでたいことなので、俺もアーヤにマーシーの情報を提供したり、マーシーにアーヤの様子をお知らせしたりしている。
気を使っている俺は、我ながらいい後輩だ。
アーヤはどちらかといえば綺麗な方だったけど、あの色男が惚れ込むにしては普通の子だった。
スタイルも、あんまりメリハリがあるような感じじゃないし。
笑顔も、少女じみていて幼いし。
まあでも好きな人は好きなのかな、という印象。
ちなみに俺は全然タイプじゃないけどね。
それはさておき、仕事はできるらしくて、ヨーコさんとペアでの仕事も多いらしい。それを聞いたとき、マジで異動希望を出そうかと思った。アーヤのポジションがうらやましい。
でも、仕事中あの人が近くにいたら、一日中勃起してしまってそれどころじゃなさそうだ。
たまにかかってきた電話に出ても、あの声にヤラレて、脚の間で息子がぴょこんと顔を上げるのだから。
まあ、俺に電話がかかってきた試しなんてなくて、他の人のところのを取ったときに、かなり奇跡的に聞けるだけなんだけどね。
まあそれはともあれ。
さんざん電話で「全然誘いに乗ってくれないんですー!」と先輩に泣きついていたのが功を奏したらしい。
マーシーが仕事の関係で都内に戻ってきたタイミングを見計らい、マーシーとアーヤ、ヨーコさんと俺の四人で飲み会が実施された。
相変わらずのヨーコさんの色気に見惚れつつ、幸いにも隣の席をゲットした俺は思う存分その匂いを堪能しようとーー思ったけど、まあ焼肉だったからね。無理だよね。肉の匂いしかしないよね。
あきらめつつふて腐れつつ思う存分肉を食べ、油がついたヨーコさんのてらてらした唇をガン見しつつ、ついでにジャケットのボタンがはちきれそうな胸元にもついつい視線を落としつつ、果ては彼女が手にした箸や口にするジョッキに嫉妬しつつ、マーシーたちと別れるや、ホテルにゴー、となったのだった。
一応、誘いの文句とか考えてたんだけどさ。
二軒目に誘ってとか、色々。
でも、ヨーコさんはあっさり言ったんだ。
「うちが抱きたいなら、そう言いや」
ばっさりと、何かを切って捨てるような言い方だった。
「あんたが遊んでる若い子とうちを一緒にせんといて。うちに恋愛ごっこしてるエネルギーなんてあらへんわ」
「えっと、それって」
俺はそれを聞いて戸惑ったが、ヨーコさんの指に唇をふさがれた。
それだけで、下半身が熱を持つ。
「満たしてくれるならそれでええわ。行くで」
満たす?
満たすって、俺がヨーコさんを?
ヨーコさんについて行きながら、俺は歩いていく。
それって、少しはうぬぼれていいのかなぁ。
満たせるって、結構、人選ぶんじゃないの?
思いながら向かったホテルでの二度目は、一度目よりも多少マシだった。
それでも、今まで抱いた女のことなんて忘れるくらいに緊張して、興奮した。
彼女は前回とは違い、ネクタイを自分の目に巻いた。
白い肌と黒い髪を赤いネクタイが横切り、小さな顔が半分隠れたようになる。
それは少女のような初々しさを感じさせた。
そこに残された、官能的な唇。
俺は夢中になってその唇を堪能した。
ヨーコさんはまるで別人のように、初々しく俺に応えた。
くねる肢体にさしたかすかな血色が、俺のオスを掻き立て、奮い立たせる。
前回とは違って主導権を握った俺は、彼女を貪るように抱いた。
膝を持ち上げ、深く、深くーーもっと深くと、腰を打ちつける。
いつも落ち着いた低めの声が、かすれた嬌声になって部屋に響いた。
外に漏れることはないとわかっていても、他の人間に聞かれたらと思うと嫌で、俺は唇でその声を塞いだ。
鼻から漏れる声すらも甘く、俺は何も考えずに、ただただ彼女の身体を、反応を、堪能していた。
彼女は悦んでいた。
俺の身体も、心も、満たされていた。
しかし、互いに高ぶり、果てるとき、彼女の口が動いたのが見えた。
マーシー、と。
何かが、ガラガラと音を立てて崩れた。
精を放ち、乱れた息を整えながらーー
絶望、した。
彼女は俺に背中を向け、震えていた。
ときどき嗚咽を飲み込み、泣いているようだった。
その背中は天使のように白くて、胸や腰周りの豊かさなど全く感じさせないほど華奢で、骨が浮いて見える。
俺の胸はちりちりと、焦げ付くような痛みにさいなまれていた。
それでも、馬鹿げたことに、その痛みすら、快感だった。
震える彼女を後ろから抱きしめて。
彼女の目を塞ぐネクタイを解こうとして。
「解かんといて」
震える懇願の声が、俺の手を止める。
じわり、と腹の底に広がったのは、今まで感じたことのない想いだった。
ーー彼女を、他の男に渡したくない。
それは震えるほど凶悪で、乱暴で、自分勝手で、そして、確固とした決意にも似た、渇望。
この女を手に入れられるのなら、
俺はどんな手を使っても。
震える肩に噛み付きたい衝動を堪え、俺はただ黙って、彼女の嗚咽に気付かないふりでじっとしていた。
勝てる見込みのない勝負なら、する気は毛頭なかった。
しかし、マーシーはもう他の女を選んだ。そう俺は知っている。
ヨーコさんも、知っている。
だから、マーシーと勝負する必要はなかった。
それだけでも、もう勝ったようなもんだ。
今まで俺が出会った人間の中で、勝てる見込がないと思った相手は彼くらいなものだから。
手に入れられるなら何でもいい。
側にいられるのなら、何でもいい。
俺が彼女を抱けなくても。
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