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11章 選択可能限界
魂の視座
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「ここは神樹のコアなのか?」
「ええ、よくご存知ですね、アレグリット様」
「一度入ったことがあるからな」
そこはアブハル・アジドのうろによく似ていた。何もなく、不思議な空気感で満ちている。そういえば神樹というものは自ら結界を張り、独自の魔力システムというものを構築すると聞いたな。
ダルギスオンの話によると1つの空間に2つの異なる魔力の行使方法は両立しずらいらしい。だからこの見知らぬ神樹の支配する不思議な空間では、この国を席巻する『泥濘とカミツレ』の魔女の行使する魔法術式は使用できないまたは使用困難なのだろう。
バグというものはもともとこの世界にはなかったものだ。つまり魔力や魔力と言うもののない地球世界からやってきたものだ。地球世界では当然ながらゲームは電力によって動いている。とすればバグもまた然りだろう。そうするとこのバグはこの世界にやってきたとき、電力ではなく魔力を動力とすることにしたのかもしれない。その場合、より省エネルギーな魔女の術式に則ってその効果を発揮しているのかもしれない。
とすれば魔女の術式と相反する魔術行使方法を用いるこの神樹のコアの中では、その働きは低減するものなのかもしれない。
それはまぁ、ただの推測だがある程度は実証されているようなので、あとは知らん。
「サマルアリアはかつてこの神樹のあった豊かな森に攻め入り、支配しました」
「ふうん」
「この地に住んでいた亜人を全て奴隷とし、売り払い、神樹を隷属させてその豊穣を全て奪ったのです。神樹の管理が魔法卿の主な役目でしたが、随分長い時を経過し、この神樹の力はほぼ失われています」
「そりゃ難儀だな」
エルトリュールの淡々とした説明は、意図がよくわからん。俺にそれを知らせてどうする。
「……ウォルター様には感謝しております。800年前にはこの国では今よりもっと技術が発展していました。今やそれを飛び越えようと言う勢いです。だからなんとしても繰り返しは防がねばなりません」
バグの強制力というのは技術レベルの低下まで引き起こすのか。確かに『幻想迷宮グローリーフィア』のベースメントとなる技術発展度に合わせなければ、初期状態からの技術発展の指針もなにもない。その影響は存外に大きいのかもしれない。かくしてバグによって文明は破壊されたのだ。
それは残念なことだな。
「アレグリット様にも感謝しております」
「俺ぇ?」
「ええ。アレグリット様はご商売でエルフを始めとした亜人を雇用されております。ご存知ないかもしれませんが、この国にも亜人は多いのです」
「見たことないぞ」
「そうでしょうね。サマルアリアでは亜人は奴隷でした。エスターライヒになって奴隷制が失われて以降は貧民窟で窮屈に押し込まれて暮らしていたようです。当然働き口もありませんので簡単なゴミ拾いなどで生計を賄っていたようです。彼らは奴隷でしたから身分証もなく、このエスターライヒの街の外に狩にいくこともできなかったようです。ですから最終的に娼館や貴族に身を売り、特にビアステット家が購入することが購入することが多かったようですね」
奴隷制?
そういえばダンジョンで捕えたエルフやドワーフは獲得財産であり、テイムモンスター、つまり奴隷という扱いなんだよな。テイムと奴隷は基本的に同じ術式を使う。その魂に様々な方法で服従を刻むらしい。そして人に、自らに近い種を奴隷とするという発想は、もともと同様の文化があったからこそ存在しうるものなのだろう。
そうすると『幻想迷宮グローリーフィア』はゲーム内になかった奴隷制を改変してテイムにし、奴隷制自体はその記憶の中から削除した。よくよく考えれば奴隷はゲームになかったものだ。恐らくバグがそのゲーム設定と両立しうると判断し、放置したものだろう。そして元々住んでいた亜人を顧みることもなく、通常主人公が往来しない場所に押し込めたのか。それが800年繰り返されたと考えれば、その苦しみは筆舌に尽くしがたいだろう、たとえ明確に覚えていないとしても。
「全てが通常の進行を再開した時、おそらく労働力の問題となるでしょう。ダルギスオン殿にご協力いただき、都下の者の人種と亜人種の双方を調査いたしましたが、それぞれから800年より以前の記録はほぼ失われていました。薄れ、擦り切れ、上書きされたのでしょう。そしてアレグリット殿が店で雇用されて以降、都下でも雇用をする店が増加しています」
「へぇ。俺は最近は街にはほとんど行ってないからな」
というよりこの街の人間なぞアレグリット商会で雇用できるはずがない。その地下にダンジョンに繋がる転移陣が設置されていることを知られるわけにはいかないからな。だからダンジョンで雇われれても良いというエルフやドワーフなんかに転移陣使用の許可を個別に設定し、働かせている。
「記憶の消滅とともに忌避感や軋轢といったものも失われたのでしょう。現在、人間とエルフの暮らしはうまく溶け込んでいるようです。このまま繰り返しが終了した場合、長期を生きる魂の強さを持つエルフと人間の力関係が逆転する可能性がありましたので、現在の友好的な関係は望外の財産なのです」
「特に意図したもんでもないんだけどな」
「アレグリット、その寝台に横たわるがよい」
「ん」
ダルギスオンに促され、部屋の真ん中には手術台のような寝台に近づく。
この部屋にいるのは俺とエルトリュールの他はヘイグリットとソルタン、それから魔女だけだ。のそりと寝台にあがるとそれは不思議と暖かく、俺の体を包み込む。俺はこれからここで実験されるわけだ。
魂の選定。
なんだかなぁ。けれどもそれは必要なことだろう。俺を覗き込む視線が落ち着かない。
「内容は既に聞いておるな」
「まぁな」
これからこの魔王の体から俺の魂を強制的に分離させる。具体的に言えばヘイグリットが俺の魂に呼びかけ、その呼びかけに応えた魂をダルギスオンが魔王の肉体から切り離す。そしてダルギスオンは俺の魂を、ソルタンは俺の体を調べ、エルトリュールはこの場を管理する。全てが終われば俺の魂を魔王の肉体に戻す。
ゲームではダルギスオンは死霊術師という設定となっているが、ダルギスオンにとってはそれは事象の一側面にすぎない。ダルギスオンとは賢者の塔に所属しない賢者に等しい存在だ。その興味対象は人の魂に向いている。その興味を満たすために時には人倫に悖る狂気的な行動に及ぶから、賢者の塔には所属できないのだろう。
ダルギスオンは透明な気体のようなものを俺の上に振りかけた。ますます俺を包む温度が上がり、妙にむずむずと落ち着かない気がしてきた。
「では音は全て遮断する。ヘイグリット、お前の声が聞こえるのはアレグリットにだけだ。気兼ねなく真名を呼ぶが良い」
「はぁい。じゃぁ呼ぶわね。三船ちゃん。その体から出てきて頂戴」
「いきなりそういわれてもな」
体から出てきて?
ヘイグリットが俺の額に触れる。いつぞやとは逆だな。ワイバーンの丘の時とは。
目を閉じてヘイグリットの聞き慣れた声を聞く。何度か名前を呼ばれるうちに、澱の混じりきったような俺の内側で、その声の振動によって俺の三船であると自認する部分がふわりと浮かび上がり、同時にそれ以外のものは俺の奥底に堆積していく。
ヘイグリットがその支配領域を展開する。
うわぁ。まじか。気持ち悪い。
けれども敵意なんざまるでない。それにこないだやったからやめろとは言い難い。それはジロジロと俺の内側を観測しながら、俺の名前を読んでパキリパキリと俺と俺以外のものをわけていく。すっかり別れて、するりと体の外に引っ張り出された感触があった。
「まぁ、綺麗。あなたが三船ちゃんなのね」
「随分と姿が違うのだな」
うっすらと目を開けると、俺は俺の魔王の体を見下ろしていた。幽体離脱というやつだろうか。そして俺の端っこをヘイグリットが握っていた。
「ええ、よくご存知ですね、アレグリット様」
「一度入ったことがあるからな」
そこはアブハル・アジドのうろによく似ていた。何もなく、不思議な空気感で満ちている。そういえば神樹というものは自ら結界を張り、独自の魔力システムというものを構築すると聞いたな。
ダルギスオンの話によると1つの空間に2つの異なる魔力の行使方法は両立しずらいらしい。だからこの見知らぬ神樹の支配する不思議な空間では、この国を席巻する『泥濘とカミツレ』の魔女の行使する魔法術式は使用できないまたは使用困難なのだろう。
バグというものはもともとこの世界にはなかったものだ。つまり魔力や魔力と言うもののない地球世界からやってきたものだ。地球世界では当然ながらゲームは電力によって動いている。とすればバグもまた然りだろう。そうするとこのバグはこの世界にやってきたとき、電力ではなく魔力を動力とすることにしたのかもしれない。その場合、より省エネルギーな魔女の術式に則ってその効果を発揮しているのかもしれない。
とすれば魔女の術式と相反する魔術行使方法を用いるこの神樹のコアの中では、その働きは低減するものなのかもしれない。
それはまぁ、ただの推測だがある程度は実証されているようなので、あとは知らん。
「サマルアリアはかつてこの神樹のあった豊かな森に攻め入り、支配しました」
「ふうん」
「この地に住んでいた亜人を全て奴隷とし、売り払い、神樹を隷属させてその豊穣を全て奪ったのです。神樹の管理が魔法卿の主な役目でしたが、随分長い時を経過し、この神樹の力はほぼ失われています」
「そりゃ難儀だな」
エルトリュールの淡々とした説明は、意図がよくわからん。俺にそれを知らせてどうする。
「……ウォルター様には感謝しております。800年前にはこの国では今よりもっと技術が発展していました。今やそれを飛び越えようと言う勢いです。だからなんとしても繰り返しは防がねばなりません」
バグの強制力というのは技術レベルの低下まで引き起こすのか。確かに『幻想迷宮グローリーフィア』のベースメントとなる技術発展度に合わせなければ、初期状態からの技術発展の指針もなにもない。その影響は存外に大きいのかもしれない。かくしてバグによって文明は破壊されたのだ。
それは残念なことだな。
「アレグリット様にも感謝しております」
「俺ぇ?」
「ええ。アレグリット様はご商売でエルフを始めとした亜人を雇用されております。ご存知ないかもしれませんが、この国にも亜人は多いのです」
「見たことないぞ」
「そうでしょうね。サマルアリアでは亜人は奴隷でした。エスターライヒになって奴隷制が失われて以降は貧民窟で窮屈に押し込まれて暮らしていたようです。当然働き口もありませんので簡単なゴミ拾いなどで生計を賄っていたようです。彼らは奴隷でしたから身分証もなく、このエスターライヒの街の外に狩にいくこともできなかったようです。ですから最終的に娼館や貴族に身を売り、特にビアステット家が購入することが購入することが多かったようですね」
奴隷制?
そういえばダンジョンで捕えたエルフやドワーフは獲得財産であり、テイムモンスター、つまり奴隷という扱いなんだよな。テイムと奴隷は基本的に同じ術式を使う。その魂に様々な方法で服従を刻むらしい。そして人に、自らに近い種を奴隷とするという発想は、もともと同様の文化があったからこそ存在しうるものなのだろう。
そうすると『幻想迷宮グローリーフィア』はゲーム内になかった奴隷制を改変してテイムにし、奴隷制自体はその記憶の中から削除した。よくよく考えれば奴隷はゲームになかったものだ。恐らくバグがそのゲーム設定と両立しうると判断し、放置したものだろう。そして元々住んでいた亜人を顧みることもなく、通常主人公が往来しない場所に押し込めたのか。それが800年繰り返されたと考えれば、その苦しみは筆舌に尽くしがたいだろう、たとえ明確に覚えていないとしても。
「全てが通常の進行を再開した時、おそらく労働力の問題となるでしょう。ダルギスオン殿にご協力いただき、都下の者の人種と亜人種の双方を調査いたしましたが、それぞれから800年より以前の記録はほぼ失われていました。薄れ、擦り切れ、上書きされたのでしょう。そしてアレグリット殿が店で雇用されて以降、都下でも雇用をする店が増加しています」
「へぇ。俺は最近は街にはほとんど行ってないからな」
というよりこの街の人間なぞアレグリット商会で雇用できるはずがない。その地下にダンジョンに繋がる転移陣が設置されていることを知られるわけにはいかないからな。だからダンジョンで雇われれても良いというエルフやドワーフなんかに転移陣使用の許可を個別に設定し、働かせている。
「記憶の消滅とともに忌避感や軋轢といったものも失われたのでしょう。現在、人間とエルフの暮らしはうまく溶け込んでいるようです。このまま繰り返しが終了した場合、長期を生きる魂の強さを持つエルフと人間の力関係が逆転する可能性がありましたので、現在の友好的な関係は望外の財産なのです」
「特に意図したもんでもないんだけどな」
「アレグリット、その寝台に横たわるがよい」
「ん」
ダルギスオンに促され、部屋の真ん中には手術台のような寝台に近づく。
この部屋にいるのは俺とエルトリュールの他はヘイグリットとソルタン、それから魔女だけだ。のそりと寝台にあがるとそれは不思議と暖かく、俺の体を包み込む。俺はこれからここで実験されるわけだ。
魂の選定。
なんだかなぁ。けれどもそれは必要なことだろう。俺を覗き込む視線が落ち着かない。
「内容は既に聞いておるな」
「まぁな」
これからこの魔王の体から俺の魂を強制的に分離させる。具体的に言えばヘイグリットが俺の魂に呼びかけ、その呼びかけに応えた魂をダルギスオンが魔王の肉体から切り離す。そしてダルギスオンは俺の魂を、ソルタンは俺の体を調べ、エルトリュールはこの場を管理する。全てが終われば俺の魂を魔王の肉体に戻す。
ゲームではダルギスオンは死霊術師という設定となっているが、ダルギスオンにとってはそれは事象の一側面にすぎない。ダルギスオンとは賢者の塔に所属しない賢者に等しい存在だ。その興味対象は人の魂に向いている。その興味を満たすために時には人倫に悖る狂気的な行動に及ぶから、賢者の塔には所属できないのだろう。
ダルギスオンは透明な気体のようなものを俺の上に振りかけた。ますます俺を包む温度が上がり、妙にむずむずと落ち着かない気がしてきた。
「では音は全て遮断する。ヘイグリット、お前の声が聞こえるのはアレグリットにだけだ。気兼ねなく真名を呼ぶが良い」
「はぁい。じゃぁ呼ぶわね。三船ちゃん。その体から出てきて頂戴」
「いきなりそういわれてもな」
体から出てきて?
ヘイグリットが俺の額に触れる。いつぞやとは逆だな。ワイバーンの丘の時とは。
目を閉じてヘイグリットの聞き慣れた声を聞く。何度か名前を呼ばれるうちに、澱の混じりきったような俺の内側で、その声の振動によって俺の三船であると自認する部分がふわりと浮かび上がり、同時にそれ以外のものは俺の奥底に堆積していく。
ヘイグリットがその支配領域を展開する。
うわぁ。まじか。気持ち悪い。
けれども敵意なんざまるでない。それにこないだやったからやめろとは言い難い。それはジロジロと俺の内側を観測しながら、俺の名前を読んでパキリパキリと俺と俺以外のものをわけていく。すっかり別れて、するりと体の外に引っ張り出された感触があった。
「まぁ、綺麗。あなたが三船ちゃんなのね」
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