ありのままのキミに夢中 ~イケメンはずんどうぽっちゃりに恋をする!~

中村 心響

文字の大きさ
33 / 255
9章 嫉妬

5

しおりを挟む

もめてる!?…


晴樹は鬼警部、高松からの情報を気にしながら貴志に連絡してみた…


鬼頭 貴志―――

今や全国に勢力を伸ばし、向かう所、敵無しの極道
鬼頭組の総代

鬼頭 辰治 (キトウ タツジ)
を叔父に持ちその跡目とも言われている。


実の父は辰治の兄で実際の鬼頭組の後継ぎだった…
だが極道が肌に合わず街の外れで小さな花屋を営んでいる。

弟の辰治とは正反対の性格だった。

覚醒遺伝かどうかはわからないが、息子の貴志は女のような綺麗な顔をしながらも実の父より弟の辰治に似て気性が荒い…


貴志は早くに家を飛び出して、父親が昔飛び出した鬼頭家に帰ってしまったのだ。

貴志の父は言う


『今なら父さんの気持ちが解るっ…』


話もろくにせず息子に家を出ていかれる辛さを自分がその身になって初めて理解したのだった


先代の代表…貴志の祖父が亡くなる数日前に心を交わし、初めて親子のわだかまりが消えたのだった。

《親孝行、したい時に  親はなし》

‥‥とはよく言ったものだ

貴志は手を取り号泣する大の男二人を見てから実の親ともマメにコンタクトを取るようになった…


『親孝行ってのは出来る内にするもんなんだな!』

……………………………………………

改心した貴志がよく言う言葉だった‥

ただ、たまぁ~にとてつもなく冷酷になる時がある

綺麗な顔で冷たい微笑を浮かべる貴志は案外、Mっ気のあるチームの奴らの密かに憧れの的だった

晴樹とつるんでいた頃は、絶世の美男美女コンビと言われよそのチームやレディースにも隠れファンがいた程だ。
ある者は特攻服に
《晴樹命貴志愛》等と刺繍しチームから袋叩きにあったのもいた…


パカッ―

ピッ‥ピッ‥‥

プッ―「…おう」

「あ、モシモシ貴志? 俺だけど…」

「ああ? 誰だけど!?」

「‥は、晴樹だけど…」

「ぷ…んなん、名乗らなくても着信見りゃすぐわかる!」

「…っじゃあ、ややこしい返し方すんじゃねぇ!!ボケ!」

とにっコイツはっ…

「ハハ! キレんなよっ
久しぶりじゃん、どうしたよ?
学生生活は楽しいか?ん?俺も入学すっかな~」


「それはやめてくれ…
それより、ちょっと頼みあんだけど…でもさっき高松サンに連絡したらお前んとこ、もめてるって聞いて…」

「あ~、気にすんな‥」

ジョー‥ジョボ

「‥いつもの」

ジョボ‥「こぜり合いだ」

「‥‥なんだ、そうか‥
ところでお前‥今、ドコにいる?」

「トイレだ‥」

…………………………………………

やっぱりっ…


「頼みってなんだ?」

「あぁ、実は―――」



晴樹は自分達の作ったチームの件を話した。


「‥‥なるほどね…
いいぜ、別に。どうせ暇だしな。やるんなら今の内だ! もう少ししたらデカイ抗争がおっぱじまるからな!」


「やっぱ、もめてんじゃねぇかっ」

「ああ? もめてねぇって! 計算の内だよ…フフン」

「余裕だな…」

「まあな!
それより学校すんだらウチに来いよ!
チームのこともあるし、
何より叔父貴が会いたがってる!!

[晴樹はまだ外国から帰ってこんのか!?]

ってうるさくてよ…
もう日本に居る、なんてゆーとうっとうしいから黙ってたんだぜ?」


「…未だに!?…っ…わかった…後で行くから…じゃあ辰治サンにもよろしくいってくれ」

「ああ、後でな!」

プッ―ッ―


‥フゥ―‥‥また、勝負すんのか? 辰治サンも負けず嫌いだな…

まあ、あとは貴志と話して段取りつけりゃいいか‥



晴樹はため息をついて携帯をポケットしまい教室に向かった。

しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない

みずがめ
恋愛
 宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。  葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。  なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。  その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。  そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。  幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。  ……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!

竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」 俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。 彼女の名前は下野ルカ。 幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。 俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。 だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている! 堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが

akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。 毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。 そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。 数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。 平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、 幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。 笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。 気づけば心を奪われる―― 幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる

グミ食べたい
恋愛
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。 彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。 だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。 容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。 「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」 そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。 これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、 高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

処理中です...