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10章 バカンス
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しおりを挟む―バタンッ!
「みんな忘れ物はないな?」
「ありませーん!」
‥元気いいな💧みんな‥
「よし。じゃ、車出して!」
晴樹の号令でバスはバカンス地に向けて走り出す。
今日は待ちに待った田中家ご招待バカンスツアー!!
大家族の田中家の為に貸し切りバスが用意され、出発したバスの中では苗の手作り弁当が振る舞われていた。
「兄さん!!
大学イモ作ったんだょっ
食べる!?」
「あぁ💧」
中は遠足状態だった💧
苗は後ろを振り返り、手作りの大学イモを差し出す。
晴樹の隣には由美‥そして苗の隣にはお爺が座っていた💧
『なんで、お爺も一緒に来るんだよ💧!?』
『当たり前じゃあ!!
わしが招待しとるんだから!
もちろん、わしは苗ちゃんの隣に座るからな!!』
『💧くっ…〰』
結城家を出る際に取り決めされたことだった…
そして晴樹の後ろに座っていた海がボソッと話しかける‥
「兄ちゃん‥後で席代わってくれよな」
「わかったよ💧」
バスの後部の方ではじいちゃん達のお茶会が始まり、満作は早速一人宴会をしている💧
「おう、
お前サンも飲むかい?」
満作は近くにいた村井に酒を勧めていた💧
・
「はぁ、じゃあビール頂きます‥」
そしてご機嫌過ぎる満作に苗は釘をさす‥
「父ちゃん!今から海に行くんだから、あんまり飲んじゃダメだょっ」
「んなこたぁ、わかってらぁ!
俺を誰だと思ってんだ!!
父ちゃんだぞっ!!ガハハ」
‥だから言ってるんだょ💧
バスの全員がそう思っていた💧
「由美ちゃんは水着はもう試着した?」
「え!?ぁ、はぃぃ!‥//」
「そ、楽しみだな」
「──っ‥//」
意味ありげに微笑む晴樹に由美は赤面している‥
‥苗はどんな水着きるんだ?
まさか、苗もビキニじゃないよな💧?‥
そんなことを考えてる矢先に…
「苗ちゃんはビキニを着るのかな?」
‥お爺のヤツ〰💧‥//
聞いたのはハレンチお爺だった💧
二人の会話に晴樹は聞耳を立てる
「うぅん、普通の水着‥」
‥だろうな💧‥‥
苗の答えを聞いて晴樹は密かにホッとしていた‥
「うむ。
せっかくのバカンスなんだ‥ビキニを着なしゃい‥//
ホテルに着いたらSHOPでワシが買ってあげよう!!」
「‥‥遠慮します💧」
邪な表情のお爺に苗は丁寧に断った
‥当たり前だ
とにっこのスケベ爺ぃはっ!
身内ながら、お爺のハレンチな言動に冷や汗をかいてしまう。
ただ、この血が晴樹にも密かに濃く受け継がれていることを晴樹は考えないようにしていた💧
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