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☆*:.。. oおまけo .。.:*☆
1
しおりを挟む。゚*゚。*ハッピーエンディング*。*゚。*゚。
・
………う💧
……ぅ…
「…ぅあ〰〰っ
だんでだよ苗ぇ〰〰」
柔らかな陽射しが差し込む3月の昼下がり。
穏やかな雰囲気を乱す喚きが夏目家に響き渡る。
夏目は可愛らしい封筒を持つ手をプルプルと震わせ号泣していた💧
*✉*
夏目 大介 様
差出人
結城 晴樹
田中 苗
*婚約披露宴ご招待状*
夏目宛てに届いた封筒にはそう書かれていた…
「…ふ、
不幸の手紙だ………」
夏目はガクッと膝を付きそう呟く💧
そう…
夏目からしてみれば、届いた人を不幸のどん底に突き落とすという、忌み嫌われたあの不幸の手紙そのもの…そう思っても仕方のないことだった💧
二人が付き合い始めたことは聞いていた。
それを聞いて一瞬、焦りはしたがただ、夏目には余裕があったのだ…
晴樹は諸事情で渡米している。いつ帰るかは未定
…なんだ、付き合ってる意味ないじゃんそれじゃっ!
二人の遠距離恋愛を甘くみた結果が今、夏目の頭上にズシッと乗し掛る💧
・
「俺の国体まで待っててくれるんじゃなかったのかよ〰苗のバカヤロ〰〰っグス」
そんな約束をしたか否かはわからぬが、夏目は苗を相手に二度目の失恋をしてしまったのだった💧
***
そして披露宴当日…
「ふぅっ…う…
ぅう…ぐすっ
くぅっ…ふ…うぅぅっ
…なえぇ!!…ズビビッ…」
新婦側の友人席からは、この場に合わない悲しみを背負った招待客の嗚咽が周りの目を牽いていた💧
「大介💧
そんなに泣くなら来なきゃいいだろ」
由美と一緒に招待されていた克也は周りの目を気にして夏目を肘で小突く
「この目で確かめたいんだよ!!もしかしたらドッキリかもしれないだろ!?…グスッ
は!?──
そうだよ…
絶対にそうだっ!!」
「……💧」
がんとして譲らない夏目を二人は気の毒そうに見つめていた💧…
・
…そうだよっ…//
もしかしたら、ドレスを着た苗が扉から出てきて俺の元へ…//
夏目の頭の中で、ベルがカラーンと鳴り響く…
『大ちゃん…//
ドッキリした?』
『もー!なんだよ苗っ
すげードッキリしたに決まってんだろ!?──』
『…エヘ💧ごみんね…』
『もういいよ
でも、…
今日の苗…めちゃ可愛い//』
ドッキリだとバラした苗はちゃめっ気たっぷりの笑顔を見せる。白いドレスに身を包んだ苗はまるで天使のよう…
大介はそんな苗に見惚れ怒るに怒れなかったのだ…
『可愛い?…ほんと?』
『うん…//』
『これ、実は大ちゃんの為に着ただょ…//』
『───…!?
マジで… 』
…苗…//
大介は照れてうつ向く苗をそっと抱き寄せ瞼を伏せた…
首を傾げると苗の体温がゆっくりと近づいてくる…
ゆっくりと…
…ゆっくりと……
そして夏目は肩を激しく揺さぶられた💧
「何やってんだよ大介!!
早く行くぞっ
苗ちんが仕度すんだってさ!」
「え💧?仕度?」
夏目は早速お決まりの妄想タイムに突入していたのだ💧
・
苗の花嫁仕度が整ったと知らせを受け、由美は先に苗の元へと向かい、克也は呼びかけても中々応答しない夏目に手を焼いていた💧
「苗…気分どう?💧」
「あ、頭が重いだょ💧」
苗の頭はぐらぐらと揺れている💧
「すぐお色直しに入ると思うから少し我慢しなさい💧
今、晴樹クン呼んできたから」
…ぅぅ、重くて苦しいだょ💧
化粧台の前に腰掛け仕度を整えた苗は花嫁衣装の息苦しさと葛藤する。我慢しろと言われた以上、弱音を吐くことができなかった💧
日本鬘に文金高島田。
結城財閥の名に恥じぬよう、豪華過ぎる衣装をあしらった苗は最早、身動きが取れない💧
…ふぅっ、布団を背負ってる気分だょ💧
白無垢の内掛けを掛けられ重みが増す上に、白い綿帽子を被され首を動かすことができなかった。
「…ズズッ」
…ん💧?
背後で鼻をすする音がするが身動き取れず、苗は振り向くことができない…
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