【R18】忍法帖恋絵巻~二人のイケメン忍者に愛されて~

中村 心響

文字の大きさ
7 / 19
弐の巻 愛縁でござる!

1

しおりを挟む

「風間サン!新聞で使う写真のファイル部室に置いてるから、どれがいいか千堂クンと選んでもらえるかしら?
あたしはちょっと調べものがあるから」



「はぃわかりました!」

新聞部、部長の松島に頼まれユリノは部室に向かった‥

‥あら、確か部長‥副部長も一緒に連れだって行ったような‥

てことは‥‥千堂クンと‥

――二人きりっ!??―― 

どうしよう‥///

何喋っていいかっ‥




憧れの編入生の片割れミツキと二人きりッ‥その状況を想像しただけでユリノは興奮していた。



二年‥松島部長を筆頭に、同年の秋葉副部長…
一年のユリノ‥

それから、いつの間にか入部していた一年‥N-B組の田中(幽霊部員)‥


そして、新しく入部した編入生の千堂 魅月‥
たった一人の男子部員…

この、五人で構成されていた──


従って、二年の二人が留守にしてしまえば部室に残るはミツキとユリノだけ‥


一度も部室に顔を出していない田中はべつとして💧彼女は野外活動を中心としているらしく、部長とちょこちょこコンタクトをとっている‥

部長いわく――


『今までの誰よりも使い物になるわ!』

──らしかった。



―ガラ―!

「あ!風間サン

部長から聞いた?

なんか写真選んでくれって」


ユリノが部室に行くとミツキが丁度ファイルを手にしているところだった──


爽やかな笑顔で話しかけてくるミツキにユリノは顔を赤らめながら頷く‥‥


ユリノが椅子に腰掛けると何故だかミツキは隣にぴったりと肩をつけ席についた‥



‥‥ち‥近すぎるッ‥//


ユリノは真っ赤になりながら膝の上で拳を握り緊張している‥


ミツキは隣でファイルをめくってくれていた‥


「俺、どんな写真がいいか解らないから風間サンが選んで‥」


そういいながら、コレは?
コレはどう?一回々ページをめくる度に固まっているユリノの顔を覗き込み聞いてくる‥


その度にユリノの耳に熱い息がかかった‥‥‥


「クスッ‥‥‥

風間サンって無口だね‥

それとも俺のこと嫌ってる?」


「そんなことはッ──
‥‥ナイ‥デス‥///」


ミツキの問いかけにずっとうつ向いてたユリノは顔を上げて否定した──

そして真っ直ぐに見つめてくるミツキの瞳に射抜かれ息を飲む──


「そぅ‥
ならいいんだ…

俺が入部してから滅多に話しかけてくれないし‥
目も合わせないからさ‥

嫌ってんのかなって‥」




「ちょっと手が疲れたから風間サンめくってくれる?」


「‥は、はぃ!」


ミツキに言われユリノは慌ててページをめくり始めた‥


そしてミツキは隣で頬杖をついてユリノをジッと見つめている‥


「‥/////」


‥なな、なんでッそんなに見るのかしら!?
ホクロから毛が生えてるとか!??ぃゃ〰それは恥ずかてぃ!!‥///‥


「クスッ‥‥‥‥


そんなに早くめくったら写真見れないんじゃない?」


ミツキはえらい勢いでページをめくり始めたユリノに笑いながら言った

「そ、そうねっごめんなさッ‥‥‥‥ぃ‥///」




ミツキに言われゆっくりとページをめくり始めたユリノの前髪をミツキは長く綺麗な指先で優しくとかし始める



「最近、いちごのヤツで留めてこないんだ?」


「‥‥ぇ

えぇ‥どっかに落としちゃってっ‥//」


ミツキの質問にユリノは赤面しながら答える

そぅいちごのカッチン留めはあの日、カガヤとラブラブした時にパンツと一緒に何処かにいってしまっていた‥

職員室に落としモノとして届けられたらどうしようとビクビクもんだったが、先生達も何も言ってこない‥


ユリノは、いちごの代わりに黒いシンプルなババピンで前髪を留めていた‥




ミツキはユリノの前髪に触れピンを取る‥

そして、ポケットから何かを取り出しユリノの前髪につけた‥


カッチン!と言う音が頭に響き、ユリノはその部分を触って確かめる‥‥‥

「‥‥え‥

コレってまさか‥」



「そっ‥

落ちてたんだ‥
第2化学室に――

風間サンのだろうと思って、部活の時に渡すつもりで拾って持ってたんだけど‥」


「‥‥拾った?

じゃ‥ぁ‥

コレ以外には何も落ちて……」


「‥なかったよ…


なんで?そんなにいろいろ落としたの?」


オドオドしながら聞いてくるユリノにミツキはあっさりと答える


「そ、そぅ?

拾ってくれてありがとう‥///」


‥じ、じゃぁ、パンツはどこに行ったのかしら!?
ももも、もしかしてッ
千納寺クンが持ってるとか?

‥だったらどうしようッ



ファイルのページをめくるのも忘れ、ユリノはあれやこれやと考える

そんなユリノにミツキは意味深なことを聞いてきた‥


「お父さんは元気してる?」

「‥へ?‥

家のお父さんのこと?」


「 そう‥風間サンのお父さんのこと‥‥」


「‥‥‥元気だけ‥ど、


どうして‥‥?」


ミツキの質問にユリノは反対に聞き返した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...