【完結】一夜限りのはずが、ハイスぺ御曹司に熱烈求愛されて一途な愛を刻み込まれました

中山紡希

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最終章 誓い合った愛

部屋は最上階のスイートルームだった。

「す、すごい……」

私は思わず声を漏らして部屋の中を見渡した。
部屋の広さや家具、内装などすべてにおいて豪華絢爛だ。

「綺麗……」

窓際に歩み寄る。
地上200メートルをゆうに超える高さの客室から見下ろす、キラキラと輝く夜景は圧巻だった。
こんなに素敵な場所に連れてきてくれた智哉さんには感謝しかない。

「智哉さ……」

振り返ってお礼を言おうとしたとき、後ろから伸びてきた腕が私の腹部に回った。
後ろからギュっと抱きしめられたかと思ったら、首筋にチュッとキスを落とされる。
首筋を唇で軽く吸われてビクンッと体を震わせる。
体をよじるようにして智哉さんと向かい合った瞬間、智哉さんは真剣な眼差しを私に向けた。

「智哉さん?」

首を傾げると、智哉さんはスーツの内ポケットから四角い箱を取り出した。

「俺と結婚してください」

箱の中には大きなダイヤの付いた指輪が収められていた。
突然のプロポーズに驚きと喜びが同時に押し寄せてきて、言葉を失う。

「必ず幸せにする。約束するよ」

数か月前まで、私は結婚には無縁だと思っていた。
それなのに、今、私は愛する人にプロポーズされている。

ポロリと喜びの涙が零れて、唇が震える。
ずっと、仕事一筋で生きてきたけど、やっぱり恋だってしたかった。
愛されたい。幸せになりたい。
私はずっとそう望んでいた。
だから、答えは決まっていた。

「はい。私と結婚してください」

私の答えにホッとしたように微笑むと、智哉さんは私の左手をとり薬指にダイヤモンドの指輪をはめた。
サイズはピッタリだ。キラキラと輝く指輪を見つめていると、感動で胸が打ち震えた。


「愛してるよ、実咲」

智哉さんが私の体に腕を回して優しく抱きしめる。私も彼の背中に腕を回してそれに応えた。
きっと智哉さんとなら理想の家族になれる。
だって、こんなにも深い愛で私を包み込んでくれるんだから。
わずかに腕の力を弱めると、智哉さんは私にキスをした。
ついばむようなキスのあと、口の中に智哉さんの舌が差し込まれる。もう我慢ができないというように、欲情を隠すことのない智哉さんに胸が熱くなる。

「ま、待って……。先にシャワーを……」
「ごめん、それは無理。俺は一度実咲に触れると、理性が利かなくなるんだ」

智哉さんは体を屈めると、私の背中と膝の後ろに腕を回してひょいと抱き上げた。
お姫様抱っこのまま、すぐそばの天蓋付きのキングサイズのベッドに押し倒される。

「それに、夜景以上に綺麗なものが目の前にあったら、触れないわけにはいかないでしょ」
「……っ」

私に馬乗りになりながらネクタイを緩めると、彼は腕時計を外して寝台に置く。

「今日のドレス、特に可愛いから脱がせるのがもったいないな」

じっくりと舐めるように見つめられると、たまらない気持ちになる。
智哉さんは私の手にそっと自分の手を重ね合わせる。
私がそれに応えるように指を絡ませると、それを合図のように唇を奪われた。

深く甘いキスで存分に私を焦らした後、智哉さんはようやく私の体に触れた。
腰に触れていた智哉さんの手のひらはゆっくりと私の体をなぞるように上へあがり、やがて膨らみに触れる。服の上から触られているだけなのに、腰が震える。
着ていたドレスとストッキングを脱がされ、私は艶やかなシーツの上で下着姿になる。

ブラックの総レースのエレガントなデザインのブラジャーと透け感のあるショーツ。
智哉さんは熱っぽい目で私を見下ろした。

「すごいそそる……。これ、今日の為につけてきてくれたの?」
「そ、そんな意地悪なこと言わないでください……!」

恥ずかしくなって両手で胸元を隠すと、智哉さんは「ダメ」と私の両手をシーツに押し付けた。

「嬉しいんだよ。俺に見せるためにつけてきてくれたって考えると」

まるで記憶に刻むように見つめられて、羞恥心が刺激されて顔が真っ赤になる。

「あんっ……やぁ……」

下着の上から胸の頂点を指で弾かれて、腰が浮く。
彼と身体を重ねる度にもたらされる甘美な刺激を脳が記憶しているせいで、少し触れられただけで下半身がジンジンッと熱を持って疼く。

彼はすぐに下着を脱がそうとはしない。胸をたっぷり愛でた後、下肢に伸びてきた指先は、焦らすように何度も太ももを往復する。
際どいところに触れても、肝心なところには絶対に触れない。

「あっ……智哉……さん……っ」

たまらず悲鳴のような声を漏らす私の髪を智哉さんは優しく撫でつける。
ようやくクロッチの部分に指先が触れたかと思うと、その指はすぐに離れていく。

「やっ……もう……」

その疼きを解放するように仰向けのまま膝同士を必死に擦り合わせる。

「そろそろ脱ごうか?このままじゃ汚れちゃうしね」

彼は器用にブラジャーのホックを外し、ショーツをまで脱がせる。

「智哉さんも……脱いで?」
「分かった」

なにも身に着けていないのが自分だけだなんて恥ずかしい。私がお願いすると、彼はYシャツのボタンに手をかけた。
智哉さんの均整の取れた体つきには、何度だって胸を焦がしてしまう。
彼は大きな手のひらで胸を揉みしだき、てっぺんを指で優しく弾く。


「あぁっ……ああんっ……」

そして、充分焦らされて敏感になり立ち上がった胸の頂きを、温かい舌でベロンッと舐め上げる。
その舌の感触に耐えきれず、嬌声を上げる。
彼は私がどうすれば喜ぶのか熟知していた。
時々、わざとチュパチュパッと音を立てて乳首を吸い、羞恥心を煽られる。

「あっ、やぁ……っ……あぁん!」

彼のなすがままだった。
体中が汗ばみ、顔が上気しているのが自分でも分かる。
彼は乳輪を唇で食み優しく吸い上げながら、尖らせた舌先でチロチロと乳頭を甘く攻め立てる。

「それっ、やっ……」

それに抗うように足の指にぎゅっと力を込める。
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