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第17話:成人したらいいんだよね。
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行き詰まった時は、一度立ち止まってみる。
そこで俺はスズを誘って温泉へでも行こうと思った。
「スズ・・・温泉にひとっ風呂浴びにきかないか?」
「こういう時は焦りは禁物・・・」
「うん、イクイク・・・イっちゃう~」
「なに、エロい声出してんだよ・・・おかしいぞ、おまえ」
で、俺はオリーブの後ろにスズを乗せて温泉へGO。
「この先にさ・・・新しい温泉リゾートが出来てるんだ」
「そこへ行こうぜ・・・飯も食えるし、海が見える場所で休憩もできるからさ」
「楽しみだね・・・」
「あのさ、ヨーちゃん、私もバイクの免許取ろうかな」
「なんでよ、俺の後ろじゃ不満か?」
「そういうわけじゃなくて・・・別々に行動する時、便利かなって思って」
「自転車じゃちょっとね・・・ママチャリなんてカッコ悪いし」
「ま、そう思うなら好きにすればいいさ・・・暇になったら免許取りに行けよ」
で、俺とズズはリゾート温泉とやらに到着・・・。
なにわともあれ温泉、温泉。
とうぜん男湯と女湯に分かれるわな。
中に入ると、露天になってて中央にはデカめの湯船があった。
周りに電気風呂とか、なんか知らなけど小ぶりの湯船があった。
別にスパなんかもあるって話だった。
まあ、そんなにあっちこっち入ってもしょうがないから俺は中央のデカめの湯船に浸かった。
上を見上げると青い空が広がって、白い雲が流れていく・・・。
気持ちいいじゃないかよ。
体が温まるまで湯に浸かって今回の事件について考えをまとめてみた。
やっぱりママ友情報はあなどれないと思った。
池田 晶子と、なにより日頃から接触してたのはママ友だからな・・・。
そこはまだ掘り下げる価値はあるな・・・。
ここはクセになるな・・・火照った体に涼しい風がめちゃ心地よかった。
で、体も温もったし・・・のぼせる前にと思って俺は風呂からあがった。
風呂場から廊下に出るとスズが先に出ていて廊下のベンチに座って
俺を待っていた。
「スズ、海が見えるって大広間に行ってみるか?」
「イっちゃう~~~~ん」
「やめろって・・・」
大広間に続く廊下の途中にあった自販機で俺とズズは飲み物を買った。
大広間を除くと真新しい畳がいい匂いをはなっていた。
重ねてあった座布団を二枚取って窓際に陣取った。
「ほら・・・海が見えるぜ・・・スズ・・・」
「ほんとだ・・・窓からも涼しい風が入って来て気持ちいいね」
「スズ、温泉久しぶりだって?」
「そうだね・・・間借りしてた子と一度行ったかな」
「スズが来たことだし・・・俺の事務所にもユニットバスでも設置するかな・・・」
「汚いスズと一緒にいたくないからな・・・」
「汚いってなによ・・・お風呂に入ったら隅々まで綺麗に洗ってるよ」
「ヨーちゃんから私とエッチしたいって言われても大丈夫なように・・・」
「何言ってんの、おまえ・・・ガキのくせに・・・」
「ガキじゃないもん」
「エッチって言うけどな・・・おまえ一度でも経験あるのか?」
「ないけど・・・」
「経験もないくせにエッチって・・・」
「そういうのを頭デッカチっていうんだよ」
「あたまでっかち?・・・って何?」
「余計な知識だけが先行して行動が伴ってないってことだよ」
「あ~・・・たしかに・・・」
「じゃ~早く経験しなくちゃ」
「えっ?」
「はやく、けいえけんしなくちゃ、って言ったの?」
「バカ、声が大きいよ・・・他の客に聞こえるだろうが・・・」
「もう帰るぞ・・・」
「ねえ、温泉に入って、せっかくキレいキレいにしてるんだからさ」
「私はいいよ、今夜処女捨てても・・・」
「おまえな~・・・ったくう・・・」
「何がいいのか知らんけど・・・そうだな10年待てとは言わん。
せめておまえが成人するまではお預けだな・・・」
「ちゃんと自己責任取れるようになったら、まあ考えないでもないかな」
俺はそれで少しは先延ばしにできると思った・・・けど考えが甘かった。
「そうなんだ・・・私、明日で18才になるんだけど、ヨーちゃん」
「うそ・・・まじで?」
「成人したらいいんだよね・・・」
「・・・・・・」
「なに無視しようとしてんのよ」
「帰るぞ」
「おい、ちゃんと聞け、陽介・・・逃げるな卑怯者」
つづく。
そこで俺はスズを誘って温泉へでも行こうと思った。
「スズ・・・温泉にひとっ風呂浴びにきかないか?」
「こういう時は焦りは禁物・・・」
「うん、イクイク・・・イっちゃう~」
「なに、エロい声出してんだよ・・・おかしいぞ、おまえ」
で、俺はオリーブの後ろにスズを乗せて温泉へGO。
「この先にさ・・・新しい温泉リゾートが出来てるんだ」
「そこへ行こうぜ・・・飯も食えるし、海が見える場所で休憩もできるからさ」
「楽しみだね・・・」
「あのさ、ヨーちゃん、私もバイクの免許取ろうかな」
「なんでよ、俺の後ろじゃ不満か?」
「そういうわけじゃなくて・・・別々に行動する時、便利かなって思って」
「自転車じゃちょっとね・・・ママチャリなんてカッコ悪いし」
「ま、そう思うなら好きにすればいいさ・・・暇になったら免許取りに行けよ」
で、俺とズズはリゾート温泉とやらに到着・・・。
なにわともあれ温泉、温泉。
とうぜん男湯と女湯に分かれるわな。
中に入ると、露天になってて中央にはデカめの湯船があった。
周りに電気風呂とか、なんか知らなけど小ぶりの湯船があった。
別にスパなんかもあるって話だった。
まあ、そんなにあっちこっち入ってもしょうがないから俺は中央のデカめの湯船に浸かった。
上を見上げると青い空が広がって、白い雲が流れていく・・・。
気持ちいいじゃないかよ。
体が温まるまで湯に浸かって今回の事件について考えをまとめてみた。
やっぱりママ友情報はあなどれないと思った。
池田 晶子と、なにより日頃から接触してたのはママ友だからな・・・。
そこはまだ掘り下げる価値はあるな・・・。
ここはクセになるな・・・火照った体に涼しい風がめちゃ心地よかった。
で、体も温もったし・・・のぼせる前にと思って俺は風呂からあがった。
風呂場から廊下に出るとスズが先に出ていて廊下のベンチに座って
俺を待っていた。
「スズ、海が見えるって大広間に行ってみるか?」
「イっちゃう~~~~ん」
「やめろって・・・」
大広間に続く廊下の途中にあった自販機で俺とズズは飲み物を買った。
大広間を除くと真新しい畳がいい匂いをはなっていた。
重ねてあった座布団を二枚取って窓際に陣取った。
「ほら・・・海が見えるぜ・・・スズ・・・」
「ほんとだ・・・窓からも涼しい風が入って来て気持ちいいね」
「スズ、温泉久しぶりだって?」
「そうだね・・・間借りしてた子と一度行ったかな」
「スズが来たことだし・・・俺の事務所にもユニットバスでも設置するかな・・・」
「汚いスズと一緒にいたくないからな・・・」
「汚いってなによ・・・お風呂に入ったら隅々まで綺麗に洗ってるよ」
「ヨーちゃんから私とエッチしたいって言われても大丈夫なように・・・」
「何言ってんの、おまえ・・・ガキのくせに・・・」
「ガキじゃないもん」
「エッチって言うけどな・・・おまえ一度でも経験あるのか?」
「ないけど・・・」
「経験もないくせにエッチって・・・」
「そういうのを頭デッカチっていうんだよ」
「あたまでっかち?・・・って何?」
「余計な知識だけが先行して行動が伴ってないってことだよ」
「あ~・・・たしかに・・・」
「じゃ~早く経験しなくちゃ」
「えっ?」
「はやく、けいえけんしなくちゃ、って言ったの?」
「バカ、声が大きいよ・・・他の客に聞こえるだろうが・・・」
「もう帰るぞ・・・」
「ねえ、温泉に入って、せっかくキレいキレいにしてるんだからさ」
「私はいいよ、今夜処女捨てても・・・」
「おまえな~・・・ったくう・・・」
「何がいいのか知らんけど・・・そうだな10年待てとは言わん。
せめておまえが成人するまではお預けだな・・・」
「ちゃんと自己責任取れるようになったら、まあ考えないでもないかな」
俺はそれで少しは先延ばしにできると思った・・・けど考えが甘かった。
「そうなんだ・・・私、明日で18才になるんだけど、ヨーちゃん」
「うそ・・・まじで?」
「成人したらいいんだよね・・・」
「・・・・・・」
「なに無視しようとしてんのよ」
「帰るぞ」
「おい、ちゃんと聞け、陽介・・・逃げるな卑怯者」
つづく。
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