虐げられた王女は隣国の王太子と出会ったので、真実の愛を見つけることにしました。

朝日みらい

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第24章: 共闘の旅路 

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私たちは少数の護衛と共に祖国へ向かっていた。

道中は平穏無事だったが、心の中では色んな思いが渦巻いていた。

レオニードと一緒にいると、なんだか安心する反面、いつも彼に守られているような気がして少し恥ずかしかった。

「何を考えている?」

レオニードが私に声をかけてきた。

彼の笑顔に、私は一瞬、顔が赤くなりそうになったけれど、すぐに冷静さを取り戻して答える。

「うーん、特に…いえ、ただ、君と一緒にいると、なんだか安心するなって。」

私は少し照れくさそうに言った。

「そうか。」

彼がにやりと笑う。

その笑顔に、私の胸がドキドキして、ますます顔が熱くなった。

でも、そんな私を見逃すわけがないレオニードは、軽く肩をすくめて続けた。

「じゃあ、君が無事でいる限り、俺も安心していられるってことだな。」

その言葉に、私は心の中でちょっとだけホッとした。

だって、彼と一緒ならどんな困難でも乗り越えられそうな気がするから。

ところが、しばらく進んだ後、突然、道の向こうから馬の足音が聞こえてきた。

最初はただの通りすがりだと思ったけれど、その馬の足音はだんだん大きくなり、何かを感じ取った護衛たちが即座に武器を構え始めた。

「山賊だ!」

レオニードが冷静に告げる。

その瞬間、私の心は急激に締め付けられた。

山賊に襲われるなんて想像していなかった。

しかも、少人数で旅をしている私たちにとって、これはかなり厳しい状況だ。

「どうするの?」

私はレオニードに尋ねた。

冷静を装おうとしたけれど、手のひらがじっとりと汗をかいているのを感じていた。

「心配しなくていい。」

レオニードは笑いながら私を見つめる。

その目が、どこか頼もしくて、私は少しだけ安心した。

「君と一緒にいるんだから、どんな敵も倒してみせる。」

その言葉に、思わず心が温かくなる。

彼は本気で私を守ろうとしてくれているんだ。

「ありがとう。」

私は心から感謝を込めて言った。

その時、山賊たちがついに私たちの前に現れた。

数はそれなりに多かったけれど、レオニードが一歩前に出て、冷静に命じた。

「俺とアリシアは後ろに下がって。護衛は前で守れ。」

その指示が的確で、私たちが危険にさらされないように配慮されているのがわかる。

私も素直に従い、後ろに下がった。

レオニードが前線に立つと、その姿はまさに戦士そのものだった。

彼の目つきが鋭く、手に持った剣が月光を反射してキラリと光る。

そして、戦闘が始まった。

レオニードの剣さばきは素晴らしく、まるで舞うように敵を切り倒していく。

その姿を見ていると、私はただただ見惚れてしまう。

レオニードが必死に戦う姿に心を打たれると同時に、私は自分も何かしなければと思った。

その時、護衛の一人が窮地に陥っていた。

私の目の前で、山賊が剣を振り下ろそうとした瞬間、私は一歩踏み出した。

「危ない!」と叫びながら、私はその山賊に向かって駆け寄ると、驚いたことにレオニードが一瞬で私の手を取って引き寄せた。

「アリシア、危ないから!」

「でも、誰かが助けないと!」

私はどうしてもその場から動けなかった。

だって、私も何かしなければ、と思ったから。

「君は後ろに下がって!」

レオニードの声が少し強くなったけれど、それでも私に向けられるその眼差しは、どこか優しさに溢れていた。

その瞬間、レオニードが再び山賊を一閃で倒し、周囲の空気が一変した。

戦いが終わった後、私たちは少し息をついた。

「どうしても、君が心配で仕方ないんだ。」

レオニードが私に向かって真剣な顔で言う。

「私だって、あなたのことが心配よ。」

私は少し恥ずかしそうに目をそらしながら答えた。

でも、心の中では、あの瞬間、レオニードと共に戦えたことがすごく嬉しかった。

「ありがとう。」

レオニードが私に微笑みかける。

その笑顔に、私は胸が熱くなるのを感じた。彼と一緒にいることで、私は少しずつ強くなれる気がした。

その後、私たちは再び旅路を進める。山賊の脅威が去ったことで、少しだけリラックスできたけれど、それでも心の中では、レオニードと一緒にいられることが何よりの安心だった。
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