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番外編SS
真夏の夜の願い事.8
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畑の野菜は、自家消費するからなのか、どれも少しづつだけど種類は豊富だ。
大きく丸まった愛嬌のあるきゅうりや、丸々と太ったナス。赤く色づき食べごろのトマトに、艶々した緑色が見事なピーマン。それから、初めて実ったところを見たオクラに、こげ茶のひげを付けたトウモロコシまであった。
二人でそれらを、あれにしよう、これにしようと収穫する。楽しすぎて、いつのまにか籠はいっぱいだ。
「採りすぎたかな?」
「確かに。だが恵さんのことだ。また、持たせてくれるつもりでいるだろう」
籠のそばにしゃがみ、野菜を眺めながら話す。色とりどりの野菜は、見ているだけで食欲が湧いてきそうだ。
依澄さんも同じように野菜を見つめて、ポツリとつぶやく。
「家でも……なにか作れるだろうか」
きっと子どもの頃、色んなことに制約を受けていた依澄さんは、今その頃できなかったことをやり直しているのかも知れない。自分が楽しいと思える何かを。
「プランターならいけそうじゃない? 何作る? 楽しみだね」
声を弾ませて笑いかけると、依澄さんはホッとしたように表情を緩めた。
「あぁ、そうだな。恵さんに聞いてみよう」
そのあと収穫した野菜を家に持ち帰り、一緒にご飯を作り始める。
大きな台所は三人で動きまわっても余裕だ。恵さんの指示に従って野菜を洗ったり切ったり。覚束ない私の手付きを笑うことなく、いろいろ教えてくれた。
「あとはお素麵を湯がくだけだから、できたものを先に運んでくれる? すぐ持っていくわね」
お盆に乗せたたくさんの料理や食器を二人で持つと、さっきお茶をいただいた部屋に運ぶ。
座卓の上には、採れたて野菜を使った料理を中心に並んでいる。
ナスとオクラとピーマンは煮浸しに、きゅうりとトマトはシンプルに切っただけ。トウモロコシは軽くレンジでチン。それだけでも贅沢に思える。他には冷しゃぶに冷奴と、栄養バランスもバッチリだ。
しばらく待っていると、恵さんが茹で上がったお素麵を運んできてくれて、昼食が始まる。新鮮な野菜はどれも味が濃くて、とにかく美味しい。家の裏庭で作ったなんて、言われなければ分からない。
しばらくすると依澄さんが、野菜の作り方を教えて欲しいと切り出し、その話を聞く。さすが、小学校の先生だけあった、分かりやすい。うんうんと頷きながらそれを聞いた。
「じゃあ、後片付けは私がやるかた、二人ともゆっくりしてね。そうだわ、蔵に古いアルバムがあったのよ。見る?」
食べ終わった食器を重ねながら、恵さんは私たちに尋ねた。
大きく丸まった愛嬌のあるきゅうりや、丸々と太ったナス。赤く色づき食べごろのトマトに、艶々した緑色が見事なピーマン。それから、初めて実ったところを見たオクラに、こげ茶のひげを付けたトウモロコシまであった。
二人でそれらを、あれにしよう、これにしようと収穫する。楽しすぎて、いつのまにか籠はいっぱいだ。
「採りすぎたかな?」
「確かに。だが恵さんのことだ。また、持たせてくれるつもりでいるだろう」
籠のそばにしゃがみ、野菜を眺めながら話す。色とりどりの野菜は、見ているだけで食欲が湧いてきそうだ。
依澄さんも同じように野菜を見つめて、ポツリとつぶやく。
「家でも……なにか作れるだろうか」
きっと子どもの頃、色んなことに制約を受けていた依澄さんは、今その頃できなかったことをやり直しているのかも知れない。自分が楽しいと思える何かを。
「プランターならいけそうじゃない? 何作る? 楽しみだね」
声を弾ませて笑いかけると、依澄さんはホッとしたように表情を緩めた。
「あぁ、そうだな。恵さんに聞いてみよう」
そのあと収穫した野菜を家に持ち帰り、一緒にご飯を作り始める。
大きな台所は三人で動きまわっても余裕だ。恵さんの指示に従って野菜を洗ったり切ったり。覚束ない私の手付きを笑うことなく、いろいろ教えてくれた。
「あとはお素麵を湯がくだけだから、できたものを先に運んでくれる? すぐ持っていくわね」
お盆に乗せたたくさんの料理や食器を二人で持つと、さっきお茶をいただいた部屋に運ぶ。
座卓の上には、採れたて野菜を使った料理を中心に並んでいる。
ナスとオクラとピーマンは煮浸しに、きゅうりとトマトはシンプルに切っただけ。トウモロコシは軽くレンジでチン。それだけでも贅沢に思える。他には冷しゃぶに冷奴と、栄養バランスもバッチリだ。
しばらく待っていると、恵さんが茹で上がったお素麵を運んできてくれて、昼食が始まる。新鮮な野菜はどれも味が濃くて、とにかく美味しい。家の裏庭で作ったなんて、言われなければ分からない。
しばらくすると依澄さんが、野菜の作り方を教えて欲しいと切り出し、その話を聞く。さすが、小学校の先生だけあった、分かりやすい。うんうんと頷きながらそれを聞いた。
「じゃあ、後片付けは私がやるかた、二人ともゆっくりしてね。そうだわ、蔵に古いアルバムがあったのよ。見る?」
食べ終わった食器を重ねながら、恵さんは私たちに尋ねた。
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ステキな作品を作ってくださりございます!
これからも応援しています。
ほそやん様
作品をお読みくださり、ありがとうございます。
こちらこそ本当に嬉しいお言葉、感激しています。
これからも、気に入っていただけるような作品を書いていきたいと思っております。応援くださると嬉しいです。
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なんかめちゃくちゃ策士な感じがするぞ…🥰
しづきさん✨
お越しくださりありがとうございます🥰
デーティング、私も最近知りました😆
どう転がっていくか、楽しんでもらえたら嬉しいです👍