地球に落ちた(元)神様〜移住先で自由気ままな人生はじめました〜

涼月あん

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12☆ お馬鹿コンビその2

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カタカタカタカタ⋯パチンッ!
(よし!エンターキーをポチッとしたら⋯⋯この分は完了だな。ふぅ~)

仕事バカは今日も疲れを知らず仕事をこなす。

へルメストは仕事命!ーーー

ヘルメストはアレスと正反対だ。
頭脳派で、運動は全然ダメ。

ひょろひょろと痩せている体。
母親似の黒髪に紫色の瞳。(父親が同じ異母兄弟)

目の下は常にクマがあり、顔色も青白い。表情もあまり顔に出さないように心がけている。しかし⋯それがミステリアスな雰囲気を醸し出していた。血が通っていない【精巧な人形】のような無機質な美貌の持ち主。

『もっと食べないとダメよ』
『これあげるから。足りなかったら言ってね』
『ちゃんと眠れてるの?仕事も大切だけど体を大事にしないと⋯』

美男子に加えて不健康な見た目が、庇護欲ひごよくを掻き立てる。どうやら【私が守ってあげたい🖤】オーラが噴出してるらしい?世話好きな女性(特におばさま)には、絶大な人気。

相思相愛?と言うべきか⋯ヘルメストは年上好みだ。人間でいえば⋯四十才以上は【どストライク】。反面、子供や若い女性は苦手だ。

しかも、面食い。美女でなければ、興味なし。美女でも若い見た目では興味がわかない。
どうやら、成熟した大人の女性の色気が堪らないようだ。かなり⋯かな~り⋯ストライクゾーンが狭い。
なんと言っても周りは神たち⋯美男美女だらけ。ヘルメストのお眼鏡に叶う美女は、人間界に中々いないのが現状だ

そんなヘルメストは、仕事が大好き。寝る以外は、仕事、仕事、ちょっと休憩して、また仕事、仕事、仕事。

今は、ヘラーダとアフロディーティアの店の開設や経営、計画書づくりに忙しい。
加えて、家計、市場調査、デイトレーダー(株取引)など、とにかく多岐多様。

「仕事バカは、仕事をする事しか能がない⋯」

「グサッ」

「アルテ、本当の事を言ってはいけないよ。仕事以外はポンコツ。仕事しか・と・り・え・がなくても⋯ね」

「グサッ⋯ガハッ⋯」

「がはは!アポロ酷いぞそれは!俺は筋肉バカと言われてるからな。バカのお揃いだな!ガハハ」

「う⋯それは⋯」

「ヘル兄様がギリリッシア家を支えてます。私達では⋯経営は難しいですもの⋯ヘル兄様がいないと⋯我が家は成り立たないでしょ⋯」

「「「あ~⋯確かに⋯」」」
「アナ~やっぱり優しい妹だ⋯グスッ⋯」

家族には気を許しているので、ポーカーフェイスは保てないヘルメスト。いつも辛辣にいじられる。ヘルメストは家族全員の【いじられキャラ】でもある。

ーーー

ある日、ギリリッシア家の美魔女二人が、ヘルメストの目の前に顔を突きつけ詰め寄った。⋯あとちょっと顔を前に突き出せば⋯キスができるくらいの距離に!

「ヘル、レストランカフェの計画はどうなっているのかしら?」

「ヘル~わたくしの方は?」

「おっ⋯おおよその計画案は出来てます⋯こちらです。これから細かく確認しながら決めたいと⋯」

ヘルメストはキスができるくらいに詰め寄った二人に動揺した。が⋯顔に出さずに計画案を渡し、目を通してもらう。

「外観はなかなかいいんじゃない?ちょっと小さな城っぽい所が、ガーデンパーティーするのにピッタリだわ」

「まあ~ステキ🖤わたくしの方もレストランとお揃いにしてるのね!うふふ」

(この時のヘルメストの脳内は『わぁ~⋯美女の微笑み⋯ヤバいぞ⋯鼻の下伸びそうだ!唇に目を向けるな!顔に出してはダメ!顔に出してはダメ!!ヘルメスト耐えろ!男だろう!』と大騒ぎ)

「は~い~ぃ!レストランの方はただいま申請中です。もうしばらくお待ちください~!
サロンの方は申請完了してますが、内装を決めてませんので⋯ヘパさんとこれから話し合います。あと⋯アディさんはアロマセラピストの資格はもってますが、エステシャンか施術系のセラピストの資格を取ってもらいますから⋯。資格がなくても、サロンは開けますが、よりたくさんの施術料金を払ってもらうために必要なので⋯」

「施術ッて~♪こんな事や♪あ~んな事?それとも⋯そんな事?」

「ぶふ~~あぁーーッ🖤」

「アディ⋯ヘルで遊ばないでちょうだい⋯」

アフロディーティアが自身の胸を持ち上げたり、お尻を触ったり、セクシーポーズを決めたりとヘルメストをからかった。ヘルメストは、悶え倒れ、ヘラーダは呆れながらアフロディーティアをたしなめた。

このあと⋯煩悩を消し去るべく⋯ますます仕事に没頭したヘルメストだった。

ーーー

とにかく仕事は楽しい。神だった頃は寝ることなく働けた。今だって、寝る間も惜しんで、仕事をしている。

(誰も強制していない⋯自己率先型社畜である⋯。仕事をしていないと禁断症状に!これは⋯病気だな!【仕事中毒依存症】という病名の!)

今世はという便利なものがある。保存は手書き不要だし、作業がはかどる。

』の仕事バカ。

♪楽しいなったら♪楽しいな~♪(徹夜続きで気分高揚上昇中♪)

今日もサクサクと仕事をこなす。

「ヘル兄様。お仕事お疲れ様。頭のマッサージしましょうか?」

アナは、優しくて可愛い妹だ!

「アナ⋯⋯父様も肩マッサージして欲しい」
「僕は膝枕して?」

「はい!順番に⋯ね!」

なぜか便乗するゼウスナーとアポロンドがいた。

ーーーーーーーーーー
こいつもアテナーシャに見て欲しくて、わざとリビングで仕事をしているのでは⋯⋯⋯。

誰かに応援されるとヤル気出るもんね!今日一日頑張りましょう!オーーー! 
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