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35話
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余っているという土地へ移動させたコンバイン。
運転席には楓が乗って、非常時にはブレーキを踏んでもらうことになっている。
「よおし……」
新しく組み直したプログラムに間違いが無いかを確認する。
それは昨日の夜のうちにネット上で公開されていた効率の良い収穫方法を参考に組んだもので、おそらくはそれっぽい動きをしてくれるはずだ。
そう思いながらスタートボタンをタップすると、コンバインは警告音を鳴らし、十秒後に動き始めた。
『夏月さん! すごいです!』
インカムで大興奮な楓の声に笑ってしまう。
きっとあの尻尾が振り回されているのだろうなと思いながら、プログラムに沿った動きを続けるコンバインの様子を見る。
昨日の事件で端末が壊れてしまったのではないかと不安だったが、どうやらそんなことは無いようで、端の方まで移動したそれはゆっくりと旋回して、こちらへと戻って来る。
あれほど高価なものを壊してしまうようなことになったら無給で働く覚悟だったけれど、まだそこまでしなくて大丈夫だったらしい。
プログラム通りに動き回って、スタート地点へ戻って来て停車したコンバインはタスクの完了をアナウンスしてエンジンが切られた。
降りて来た楓の尻尾は案の定元気良く揺れ動いていて、興奮した面持ちのまま隣へやって来る。
「本当に私何もしなくて良いんですね、ちょっとビックリです」
「あやかしが人間の技術にびっくりしてどうするのさ」
「美農様はともかく、私たちたぬきは姿を変えるくらいしか出来ませんからそんなものです」
「姿を変えられるだけでも十分凄いけどね。って言うか、美農って妖術みたいなのが使えるの?」
さらっと意味深な事を言った彼女に尋ねると、彼女はなんてことないように頷く。
「使えますよー。私たちよりも上手にたくさんの生物や無機物に化けたり、空間をちょこっと弄って畑を実際よりも広くしたりしてます」
「美農が味方で本当に良かったって思ったよ」
空間を操れるなんてチートである。人間風情がタメ口聞いて良い相手では無さそうだ。
と、小さな足音が聞こえて振り返れば、いつの間にやら美農の姿があった。
「童がどうしたとな?」
「美農は可愛いねって話」
「嘘を吐くでない」
そう笑った彼女は麦茶のペットボトルを私たちに差し出す。
わざわざ持って来てくれた彼女に礼を言いながら、可愛らしい狐耳をナデナデしようと手を伸ばして、ついさっきまで考えていたことを思い出した。
「美農ってさ、ナデナデされるの好き? 嫌い?」
「撫でたいなら撫でても良いのじゃ。ほれほれ」
「すっごいふわふわ」
頭をぐいぐい押し付けられ、ふわふわな耳が手に触れる。
堪らずに撫で回して遊んでいると、土地のすぐ横の道路に見覚えのあるセダンが止まり、猫耳のちびっこと風見が降りてこちらへやって来る。
「今日も面白そうなことしてんな。何やってだ?」
「コンバインの自動操縦です! ドローンみたいに、あれも勝手に動いて収穫してくれるようになるんですよ」
「ほう……知らぬ間に時代は進んだものだなぁ」
尻尾をくねくねさせながら感慨深そうに呟く猫又。
その後ろでは風見も興味津々な様子で、コンバインを振り返って乗ってみたそうな顔をする。
「乗ってみる?」
「良いの?」
「大型特殊の免許持ってるなら大丈夫だよ」
「持ってる」
尻尾がぴんと立ち上がり、私からヘルメットを受け取った彼女はドキドキを隠せない様子で席へ乗り込む。
インカムを手渡して想定外のことが起きた時のためのマニュアルを教え、さっきもやったのと同じプログラミングをスタートさせる。
カウントダウン後にゆっくりと動き出し、それを見た猫又は「ほへー」と息を吐きながら。
「風見が操ってるわけじゃないのか?」
「うん、全部自動だよ。猫又ちゃんも後で乗ってみる?」
「そうしてみるか。暇だしな」
「どこか行く予定だったんじゃないの?」
あぜ道に止められたまま放置されているセダンを指差すと、彼女はコクリと頷いて見せる。
「もう用は済んだからな」
「用ってなに?」
「内緒だ」
不敵に微笑んで見せた彼女のせいで知りたい欲求が湧き上がる。
一先ずナデナデして情報を聞き出せないものかと交渉を試みていると、コンバインが戻って来た。
「……とても面白かった」
相変わらずの無表情であるが、ほわほわと満足気な雰囲気を醸し出す。
と、猫又は私の腕の中からするりと抜け出し、コンバインの運転席に座った。
「足届いてないけど大丈夫?」
「我を誰だと思ってる」
その言葉と共に彼女の体は煙に包まれ、僅か数秒の内にボーイッシュな美女が現れた。
私はインカムとヘルメットを渡して、風見にしたのと同じ説明をする。
「ブレーキを踏めば良いのね、分かった」
口調が変わった猫又をどこで見たのだろうと考えつつ、早速プログラムを開始する。
自動で動き出すとインカム越しに彼女の歓声が聞こえ始め、ご機嫌そうに鼻歌も歌い始めている。
「どう、楽しい?」
問いかけた途端に鼻歌が途切れた。
『……全部聞いてたの?』
「うん、がっつり」
『うぐっ』
こちらを向いたコンバインの運転席で頭を抱える猫又の姿があり、見た目や口調は変わってもやはり中身は変わらないらしいことが伺える。
すると美農は体を軽く伸ばして。
「あれが戻って来たら昼飯にするのじゃ。お主も来るが良い」
「ありがとうございます」
ぺこりと一礼した風見のお腹が可愛らしい音を鳴らし、恥ずかしそうに頬を赤らめてそっぽを向いた。
運転席には楓が乗って、非常時にはブレーキを踏んでもらうことになっている。
「よおし……」
新しく組み直したプログラムに間違いが無いかを確認する。
それは昨日の夜のうちにネット上で公開されていた効率の良い収穫方法を参考に組んだもので、おそらくはそれっぽい動きをしてくれるはずだ。
そう思いながらスタートボタンをタップすると、コンバインは警告音を鳴らし、十秒後に動き始めた。
『夏月さん! すごいです!』
インカムで大興奮な楓の声に笑ってしまう。
きっとあの尻尾が振り回されているのだろうなと思いながら、プログラムに沿った動きを続けるコンバインの様子を見る。
昨日の事件で端末が壊れてしまったのではないかと不安だったが、どうやらそんなことは無いようで、端の方まで移動したそれはゆっくりと旋回して、こちらへと戻って来る。
あれほど高価なものを壊してしまうようなことになったら無給で働く覚悟だったけれど、まだそこまでしなくて大丈夫だったらしい。
プログラム通りに動き回って、スタート地点へ戻って来て停車したコンバインはタスクの完了をアナウンスしてエンジンが切られた。
降りて来た楓の尻尾は案の定元気良く揺れ動いていて、興奮した面持ちのまま隣へやって来る。
「本当に私何もしなくて良いんですね、ちょっとビックリです」
「あやかしが人間の技術にびっくりしてどうするのさ」
「美農様はともかく、私たちたぬきは姿を変えるくらいしか出来ませんからそんなものです」
「姿を変えられるだけでも十分凄いけどね。って言うか、美農って妖術みたいなのが使えるの?」
さらっと意味深な事を言った彼女に尋ねると、彼女はなんてことないように頷く。
「使えますよー。私たちよりも上手にたくさんの生物や無機物に化けたり、空間をちょこっと弄って畑を実際よりも広くしたりしてます」
「美農が味方で本当に良かったって思ったよ」
空間を操れるなんてチートである。人間風情がタメ口聞いて良い相手では無さそうだ。
と、小さな足音が聞こえて振り返れば、いつの間にやら美農の姿があった。
「童がどうしたとな?」
「美農は可愛いねって話」
「嘘を吐くでない」
そう笑った彼女は麦茶のペットボトルを私たちに差し出す。
わざわざ持って来てくれた彼女に礼を言いながら、可愛らしい狐耳をナデナデしようと手を伸ばして、ついさっきまで考えていたことを思い出した。
「美農ってさ、ナデナデされるの好き? 嫌い?」
「撫でたいなら撫でても良いのじゃ。ほれほれ」
「すっごいふわふわ」
頭をぐいぐい押し付けられ、ふわふわな耳が手に触れる。
堪らずに撫で回して遊んでいると、土地のすぐ横の道路に見覚えのあるセダンが止まり、猫耳のちびっこと風見が降りてこちらへやって来る。
「今日も面白そうなことしてんな。何やってだ?」
「コンバインの自動操縦です! ドローンみたいに、あれも勝手に動いて収穫してくれるようになるんですよ」
「ほう……知らぬ間に時代は進んだものだなぁ」
尻尾をくねくねさせながら感慨深そうに呟く猫又。
その後ろでは風見も興味津々な様子で、コンバインを振り返って乗ってみたそうな顔をする。
「乗ってみる?」
「良いの?」
「大型特殊の免許持ってるなら大丈夫だよ」
「持ってる」
尻尾がぴんと立ち上がり、私からヘルメットを受け取った彼女はドキドキを隠せない様子で席へ乗り込む。
インカムを手渡して想定外のことが起きた時のためのマニュアルを教え、さっきもやったのと同じプログラミングをスタートさせる。
カウントダウン後にゆっくりと動き出し、それを見た猫又は「ほへー」と息を吐きながら。
「風見が操ってるわけじゃないのか?」
「うん、全部自動だよ。猫又ちゃんも後で乗ってみる?」
「そうしてみるか。暇だしな」
「どこか行く予定だったんじゃないの?」
あぜ道に止められたまま放置されているセダンを指差すと、彼女はコクリと頷いて見せる。
「もう用は済んだからな」
「用ってなに?」
「内緒だ」
不敵に微笑んで見せた彼女のせいで知りたい欲求が湧き上がる。
一先ずナデナデして情報を聞き出せないものかと交渉を試みていると、コンバインが戻って来た。
「……とても面白かった」
相変わらずの無表情であるが、ほわほわと満足気な雰囲気を醸し出す。
と、猫又は私の腕の中からするりと抜け出し、コンバインの運転席に座った。
「足届いてないけど大丈夫?」
「我を誰だと思ってる」
その言葉と共に彼女の体は煙に包まれ、僅か数秒の内にボーイッシュな美女が現れた。
私はインカムとヘルメットを渡して、風見にしたのと同じ説明をする。
「ブレーキを踏めば良いのね、分かった」
口調が変わった猫又をどこで見たのだろうと考えつつ、早速プログラムを開始する。
自動で動き出すとインカム越しに彼女の歓声が聞こえ始め、ご機嫌そうに鼻歌も歌い始めている。
「どう、楽しい?」
問いかけた途端に鼻歌が途切れた。
『……全部聞いてたの?』
「うん、がっつり」
『うぐっ』
こちらを向いたコンバインの運転席で頭を抱える猫又の姿があり、見た目や口調は変わってもやはり中身は変わらないらしいことが伺える。
すると美農は体を軽く伸ばして。
「あれが戻って来たら昼飯にするのじゃ。お主も来るが良い」
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