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15.シュヴァルツ
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主が放った命令に、シュヴァルツは引っ掛かりを覚えた。
レオ様は「王女殿下に謹慎を命じる。良いと言うまで部屋から出るな、一歩もだ。衛兵の数を増やせ、誰も入れるな」と仰ったが、最後の「入れるな」が不適当だった。「王女を出すな」ならわかる。ボルドンの出入りを制限するのもわかる。だけど違う。誰が入ってくるというのだろう。
王女が犯人だった場合、共犯がいると想定しているのだろうか? でも誰を?
やり取りの中でそれを匂わせた発言はない。なかったよなぁ。
シュヴァルツの主は幼い頃から得体の知れない所があって、時折老成した振る舞いや諦観や呪術師めいた予言を繰り返した。だから自分などには計り知れない考えがあるのだろう。たった今、目の前の稚い子どもを苛烈な目で見据えているのも理解不能だったが。
「名は」
「………」
子どもは恐れてカタリーナのスカートの影に隠れてしまう。
「レオポルド様、そのように怖いお顔をなさってはサーシャが委縮してしまいますよ。もっと優しく!」
面倒そうな空気を感じ、シュヴァルツは口を開いた。
「陛下、子どもは轢かれたショックで言葉も出ず、その間に便宜上『サーシャ』と母親代わりのイルマリーが名付けております。仮の戸籍にはサーシャ・トッシュと。イルマリーの姓です」
「最初から孤児なのか? この国の?」
「何もわかりません。相応な年頃の子を探す親が地方におりましたので数組引き合わせましたが、我が子ではないとのことでした」
主は壇上から目を眇め、次に離れた場所に立つリンゴに問う。
「本当に呪術師になるのか」
「う~ん……たぶん。他にそういう子を見たことが無いからわからないけど、最近城の中で私以外の力を感じる時があった。会ってみたらこの子だとわかったの。だけどすごくムラがあって、微かな時がほとんど。それはきっとこの子がまだ小さくて覚醒していないからだと思うわ。私も大きくなるまで自分の力に気づかなかった」
「ここから放っておけばお前のようになるのか」
「たぶんね。訓練とかしたわけじゃないし。友達も同じようなもんだし」
子どもは頼りない表情をして、カタリーナのスカートに埋もれていた。細い手が子どもの肩を撫でると、泣きそうな顔でカタリーナを見上げる。
「大丈夫よ、サーシャ。陛下は怖いことはなさらないわ」
「カタリーナ様、ぼく、わるい?」
「いいえ、悪くない。皆がなくした物を見つけてくれたのだもの」
「ぼく、こわい」
「いらっしゃい、怖くないわ」
抱き上げられたサーシャはカタリーナの首筋に顔を埋めた。
まるで慈愛に満ちた光景に側近は眉をひそめる。
カタリーナは恐らく子の力を利用してジゼル様の窃盗の罪を捏造したのだと思われた。身分と寵愛とわずかに混ざる絶妙な真実が上手く編み上げられていた。喉元まで「陛下、ジゼル様は犯人ではございません」と出かかるが、シュヴァルツに差し出せる証拠はない。
カタリーナの侍女がサーシャから杖を取る。
子は杖をついていて、まだ自立した歩行が難しいのだ。
「お前ら呪術師はその妙な力で足でも腕でも治してしまうのかと思ったが、そうでもないのか?」
「大抵は治るわよ。病気の方が早いけど、怪我や特に骨を折っている場合だと時間はかかるわね。対価があれば即座に治せるけど、普通はないし」
対価とはなんだ? レオポルド以外の皆が不思議そうな顔をしたのにリンゴが気が付き補足する。
「呪いを使う時にはその分のエネルギーをどこかから持って来なくちゃならないの。折れた場合は薬草が効かないでしょう。だから、くっ付けるのに見合うだけの何かを差し出してくれれば治せるってこと」
「それは、例えばどんな?」
「早い話、隣で誰かが同じだけの骨折をしてくれたら治せるわ。折るエネルギーを逆向きにして繋ぐから」
シュヴァルツは絶句した。
「そんなことが出来るのですね! サーシャ、すごいわぁ」
「へへへ」
リンゴは親子のような二人を眺めて続ける。
「サーシャの場合は子どもだし、特に治し方もわからない段階でしょうね。私は治癒に特化しているけど、この子が同じかわからないわ。だけどなんか」
「なんだ」
うーん、と首を傾げて子を見るリンゴに皇帝が問いかけたが、結局何もないと首を振って終わってしまう。
「後で塔へ行く。シュヴァルツ、こちらへ」
呼ばれた玉座の側で、シュヴァルツは耳を疑った。
「あの子どもを監視しろ」
「子どもをですか」
「そうだ。二度も言わせるな。それと王女は謹慎そのものを罰とする。城で王女の姿をもし見かけるものがあったら通報するようにしろ」
「そんな! 王女は犯人ではありませんよ、それではあまりにも」
「黙れ! 期限は態度を見て決めることとする」
****
廊下を歩いていると、夕餉を運ぶミントと出くわした。
「シュヴァルツ様」
元騎士の女はスッと横目で示して端へ寄る。
「ジゼル様のお加減はどうだ」
できるだけ穏やかに尋ねると、案の定、嫌そうな顔で「はぁ?」と口を動かす。こいつはいつまで経っても装うという芸当が出来ない脳筋女である。
「お加減も何もないだろ。元から具合は良い。一体いつまで謹慎させる!? おかしいじゃないか、なんでジゼル様が謹慎でカタリーナが自由なんだ」
「声が大きい。城内でも城下でも反ジゼル派の声が大きくなりすぎてるんだ。側仕えのお前が騒ぐなよ」
この度の窃盗事件について、城内勤務者への『王女発見における通報義務』の掲示もあって翌日には城下まで知れ渡っていた。カタリーナ側のリークもあっただろうが、さすがに王女が寵姫を妬んだと噂好きにはたまらないネタである。
「騒ぎもするだろうが。最初から意味不明だった。死んでも護れと言われたのにこの様だ。別の女を囲うわ、会いにも来ないし挙句濡れ衣を鵜呑みにして謹慎!?
陛下自身がジゼル様を追い詰めている。自死でもしてくれたらどうしてくれる!? それは私の責任になるのか」
シュヴァルツが目を丸くする。そんな話は初耳だった。
「……死んでも護れって? 陛下が言ったのか?」
「そうだよ。しかも五年も前だ。側仕えとして護衛につけると言われてから死ぬほど稽古を付けられた。レオ様から直接だぞ!? 死ぬわ! あのボルドンでも倒せるくらいにってな。誰にも言うなと言われたが、もう意味不明過ぎて付いていけん」
「おお、だからお前そんなにムキムキに」
「触るな、腰を~~!! とにかく、解せんことが多すぎる。お前だってわかってるんだろうが。犯人はカタリーナだ。あんな安い芝居にかかる奴はいない」
「まぁなぁ……だけど誰よりレオ様がわかってるだろう。もしかして本当に盲目になるほど寵姫に入れあげているのかもしれないが」
「指一本触れない女に入れあげるほど純粋な男か、アレが?」
呆れたようなミントの言葉にはシュヴァルツも笑うしかない。
確かにレオポルドはそんな気質の男ではなかった。欲しければ奪う。星読みなどなくとも眉ひとつ動かさず虐殺する人間だ。子が生まれるべき年月や次代への交代など代々続く星読みの結果でさえ鬱陶しそうな顔をする。
第一、そんな男がいくら美姫だと言えあのようにお粗末な頭の女を選ぶだろうか。
寵姫、寵姫と言われているが、茶を飲んで夜会で隣にいることを許可し、城に居室を与えているだけなのだ。二人でいるとカタリーナばかりが話して主人が僅かに返答しているのが常で、触れもせず笑いもしない。甘い空気など一切ない。シュヴァルツやミント、マウディなどの気の置けない臣下相手でも笑うのに。
あれは寵姫などではない。
始めはわからなかったが、どうしてか扱いが悪くなるほどに主が気にしているのはもう一人の御方ではないのか……という考えが頭を占めるようになってきていた。
そう思って観察していれば、わざと知りもせず、わざと会話をせず、わざと距離を置いているような気がしてならない。ジゼル様に関してだけ、道理が通っていなかった。
保護するでもなく、閉じ込めるでもなく、寵姫の側にいる子どもを監視させる。これだっておかしい。監視せねばならない子どもの側に寵姫がいるのは構わないのか?
本当は閉じ込めているのではなく、何かから王女を護っているのではないのか?
「とにかくミントはこのままお側を離れるな。恐らく何かはある……ボルドンかお前がちゃんとビッタビタに側にいろよ。こちらはカタリーナ様に働きかけよう。そもそも彼女がこの城に住んでいること自体が歪んでいるのだから」
舐め切った胡乱な目でミントが「わかったよ」と請け負った。
「言われなくても私かあいつがいる。昨日は肉を買いに外に出ていたが、どうせボルドンもやることがないからな」
「肉?」
「ああ。ジゼル様が私とあいつに最高級のとろける肉を御馳走してくださったんだ。噛まなくたってお口でなくなる! いいだろお」
「ふぅん……」
レオ様は「王女殿下に謹慎を命じる。良いと言うまで部屋から出るな、一歩もだ。衛兵の数を増やせ、誰も入れるな」と仰ったが、最後の「入れるな」が不適当だった。「王女を出すな」ならわかる。ボルドンの出入りを制限するのもわかる。だけど違う。誰が入ってくるというのだろう。
王女が犯人だった場合、共犯がいると想定しているのだろうか? でも誰を?
やり取りの中でそれを匂わせた発言はない。なかったよなぁ。
シュヴァルツの主は幼い頃から得体の知れない所があって、時折老成した振る舞いや諦観や呪術師めいた予言を繰り返した。だから自分などには計り知れない考えがあるのだろう。たった今、目の前の稚い子どもを苛烈な目で見据えているのも理解不能だったが。
「名は」
「………」
子どもは恐れてカタリーナのスカートの影に隠れてしまう。
「レオポルド様、そのように怖いお顔をなさってはサーシャが委縮してしまいますよ。もっと優しく!」
面倒そうな空気を感じ、シュヴァルツは口を開いた。
「陛下、子どもは轢かれたショックで言葉も出ず、その間に便宜上『サーシャ』と母親代わりのイルマリーが名付けております。仮の戸籍にはサーシャ・トッシュと。イルマリーの姓です」
「最初から孤児なのか? この国の?」
「何もわかりません。相応な年頃の子を探す親が地方におりましたので数組引き合わせましたが、我が子ではないとのことでした」
主は壇上から目を眇め、次に離れた場所に立つリンゴに問う。
「本当に呪術師になるのか」
「う~ん……たぶん。他にそういう子を見たことが無いからわからないけど、最近城の中で私以外の力を感じる時があった。会ってみたらこの子だとわかったの。だけどすごくムラがあって、微かな時がほとんど。それはきっとこの子がまだ小さくて覚醒していないからだと思うわ。私も大きくなるまで自分の力に気づかなかった」
「ここから放っておけばお前のようになるのか」
「たぶんね。訓練とかしたわけじゃないし。友達も同じようなもんだし」
子どもは頼りない表情をして、カタリーナのスカートに埋もれていた。細い手が子どもの肩を撫でると、泣きそうな顔でカタリーナを見上げる。
「大丈夫よ、サーシャ。陛下は怖いことはなさらないわ」
「カタリーナ様、ぼく、わるい?」
「いいえ、悪くない。皆がなくした物を見つけてくれたのだもの」
「ぼく、こわい」
「いらっしゃい、怖くないわ」
抱き上げられたサーシャはカタリーナの首筋に顔を埋めた。
まるで慈愛に満ちた光景に側近は眉をひそめる。
カタリーナは恐らく子の力を利用してジゼル様の窃盗の罪を捏造したのだと思われた。身分と寵愛とわずかに混ざる絶妙な真実が上手く編み上げられていた。喉元まで「陛下、ジゼル様は犯人ではございません」と出かかるが、シュヴァルツに差し出せる証拠はない。
カタリーナの侍女がサーシャから杖を取る。
子は杖をついていて、まだ自立した歩行が難しいのだ。
「お前ら呪術師はその妙な力で足でも腕でも治してしまうのかと思ったが、そうでもないのか?」
「大抵は治るわよ。病気の方が早いけど、怪我や特に骨を折っている場合だと時間はかかるわね。対価があれば即座に治せるけど、普通はないし」
対価とはなんだ? レオポルド以外の皆が不思議そうな顔をしたのにリンゴが気が付き補足する。
「呪いを使う時にはその分のエネルギーをどこかから持って来なくちゃならないの。折れた場合は薬草が効かないでしょう。だから、くっ付けるのに見合うだけの何かを差し出してくれれば治せるってこと」
「それは、例えばどんな?」
「早い話、隣で誰かが同じだけの骨折をしてくれたら治せるわ。折るエネルギーを逆向きにして繋ぐから」
シュヴァルツは絶句した。
「そんなことが出来るのですね! サーシャ、すごいわぁ」
「へへへ」
リンゴは親子のような二人を眺めて続ける。
「サーシャの場合は子どもだし、特に治し方もわからない段階でしょうね。私は治癒に特化しているけど、この子が同じかわからないわ。だけどなんか」
「なんだ」
うーん、と首を傾げて子を見るリンゴに皇帝が問いかけたが、結局何もないと首を振って終わってしまう。
「後で塔へ行く。シュヴァルツ、こちらへ」
呼ばれた玉座の側で、シュヴァルツは耳を疑った。
「あの子どもを監視しろ」
「子どもをですか」
「そうだ。二度も言わせるな。それと王女は謹慎そのものを罰とする。城で王女の姿をもし見かけるものがあったら通報するようにしろ」
「そんな! 王女は犯人ではありませんよ、それではあまりにも」
「黙れ! 期限は態度を見て決めることとする」
****
廊下を歩いていると、夕餉を運ぶミントと出くわした。
「シュヴァルツ様」
元騎士の女はスッと横目で示して端へ寄る。
「ジゼル様のお加減はどうだ」
できるだけ穏やかに尋ねると、案の定、嫌そうな顔で「はぁ?」と口を動かす。こいつはいつまで経っても装うという芸当が出来ない脳筋女である。
「お加減も何もないだろ。元から具合は良い。一体いつまで謹慎させる!? おかしいじゃないか、なんでジゼル様が謹慎でカタリーナが自由なんだ」
「声が大きい。城内でも城下でも反ジゼル派の声が大きくなりすぎてるんだ。側仕えのお前が騒ぐなよ」
この度の窃盗事件について、城内勤務者への『王女発見における通報義務』の掲示もあって翌日には城下まで知れ渡っていた。カタリーナ側のリークもあっただろうが、さすがに王女が寵姫を妬んだと噂好きにはたまらないネタである。
「騒ぎもするだろうが。最初から意味不明だった。死んでも護れと言われたのにこの様だ。別の女を囲うわ、会いにも来ないし挙句濡れ衣を鵜呑みにして謹慎!?
陛下自身がジゼル様を追い詰めている。自死でもしてくれたらどうしてくれる!? それは私の責任になるのか」
シュヴァルツが目を丸くする。そんな話は初耳だった。
「……死んでも護れって? 陛下が言ったのか?」
「そうだよ。しかも五年も前だ。側仕えとして護衛につけると言われてから死ぬほど稽古を付けられた。レオ様から直接だぞ!? 死ぬわ! あのボルドンでも倒せるくらいにってな。誰にも言うなと言われたが、もう意味不明過ぎて付いていけん」
「おお、だからお前そんなにムキムキに」
「触るな、腰を~~!! とにかく、解せんことが多すぎる。お前だってわかってるんだろうが。犯人はカタリーナだ。あんな安い芝居にかかる奴はいない」
「まぁなぁ……だけど誰よりレオ様がわかってるだろう。もしかして本当に盲目になるほど寵姫に入れあげているのかもしれないが」
「指一本触れない女に入れあげるほど純粋な男か、アレが?」
呆れたようなミントの言葉にはシュヴァルツも笑うしかない。
確かにレオポルドはそんな気質の男ではなかった。欲しければ奪う。星読みなどなくとも眉ひとつ動かさず虐殺する人間だ。子が生まれるべき年月や次代への交代など代々続く星読みの結果でさえ鬱陶しそうな顔をする。
第一、そんな男がいくら美姫だと言えあのようにお粗末な頭の女を選ぶだろうか。
寵姫、寵姫と言われているが、茶を飲んで夜会で隣にいることを許可し、城に居室を与えているだけなのだ。二人でいるとカタリーナばかりが話して主人が僅かに返答しているのが常で、触れもせず笑いもしない。甘い空気など一切ない。シュヴァルツやミント、マウディなどの気の置けない臣下相手でも笑うのに。
あれは寵姫などではない。
始めはわからなかったが、どうしてか扱いが悪くなるほどに主が気にしているのはもう一人の御方ではないのか……という考えが頭を占めるようになってきていた。
そう思って観察していれば、わざと知りもせず、わざと会話をせず、わざと距離を置いているような気がしてならない。ジゼル様に関してだけ、道理が通っていなかった。
保護するでもなく、閉じ込めるでもなく、寵姫の側にいる子どもを監視させる。これだっておかしい。監視せねばならない子どもの側に寵姫がいるのは構わないのか?
本当は閉じ込めているのではなく、何かから王女を護っているのではないのか?
「とにかくミントはこのままお側を離れるな。恐らく何かはある……ボルドンかお前がちゃんとビッタビタに側にいろよ。こちらはカタリーナ様に働きかけよう。そもそも彼女がこの城に住んでいること自体が歪んでいるのだから」
舐め切った胡乱な目でミントが「わかったよ」と請け負った。
「言われなくても私かあいつがいる。昨日は肉を買いに外に出ていたが、どうせボルドンもやることがないからな」
「肉?」
「ああ。ジゼル様が私とあいつに最高級のとろける肉を御馳走してくださったんだ。噛まなくたってお口でなくなる! いいだろお」
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そんなに展開しないかもw 中編なので割とコンパクトです。
タイトルがね。全てですね!
感想もらったので、わ~書けちゃう!って今日もアップしております。終わらせるぞー。