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できない男
7 ※
しおりを挟むまさかほんのひと舐めされただけでイッてしまうだなんて俺も、多分他の皆もルイくんも思って無かったし、何よりヒナちゃん本人が一番驚いとって。
ぷるん、ぷるん、と震えるヒナちゃんの性器からぴゅるぴゅると飛び出してきた白濁液を顔面にモロに浴びてしまったルイくんに、泣きそうになりながら謝るヒナちゃんをよそに、スイッチが入ってしまったらしいルイくんは顔にかかったヒナちゃんの白濁液を指で適当に拭ってからローションを手に取りヒナちゃんの後ろの窄まりに塗りたくると、ヒナちゃんの耳元で、
「かわいい。もっと気持ち良くなって」
と囁きゆっくりと中指を挿入していった。
「……ッう、ふぅ、ン……んやぁぁ……」
俺達が部屋に来る前にたっぷりと慣らされたらしいその穴は、ヒクヒクと収縮しながらあっさりとルイくんの中指を飲み込み、ヒナちゃんの口から控えめで可愛らしい、だけど少しだけ苦しそうな声が漏れた。
やっぱり初めてで後ろだけで快感を得ることは難しいのか、苦しそうではあるけど痛がってはないみたいだ。
毛穴一つ見えんすべすべとしたほっぺたをピンクに染め、汗でしっとりと全身を濡らし、眉を寄せて涙を零すその顔があまりにやらしくて、ルイくんも興奮しきった様子で「可愛すぎ……」と呟くと、またヒナちゃんの可愛い性器に舌を這わせながら指を二本に増やし、ヒナちゃんの身体を二度目の絶頂へと追い詰めていった。
内側に巻き込んだ唇でぷっくりと張り出したエラの部分をこりこりと引っ掛けるようにしながら、じゅぷじゅぷと淫猥な音を立てて先端に舌を絡め、ナカに埋め込んだ二本の指はヒナちゃんを傷付けんようゆっくりと出し入れされて。
一度達したとは言えまだまだ経験の浅いヒナちゃんが、そんなふうにされて我慢出来るはずがない。
あんあんと可愛い声で鳴き続けていたヒナちゃんは、すぐにまた限界を訴えた。
「るいく、るいくんっ、ぁ、だめぇ、まって、またでる、でちゃ……あぁ……ッ!」
キツくシーツを掴み、折れてしまうのではというぐらい思いっきり腰を反らせ、今度はルイくんの口の中に欲を放ったヒナちゃんの身体が、ぼふんと音を立ててベッドに沈み込む。
きっちり二回ヒナちゃんをイかせることが出来たルイくんは満足そうに口の中に溜まったヒナちゃんの白濁液を飲み込むと、ぐったりと横たわるヒナちゃんの顔にキスの雨を降らせた。
自分が吐き出したものを飲まれたなんて、ヒナちゃんにとってはパニックになりかねんだろうに、幸い彼は達した衝撃でその事実に気付いとらんみたいだ。
ヒナちゃんの隣に横になり、小さな頭の下に腕を潜り込ませて腕枕をしたルイくんが、なかなか呼吸の整わんヒナちゃんの背中をさすったり髪を撫でたり、
「上手にイけたね」
などと優しく声を掛けたりしながら休ませること数分。
ようやく落ち着いたらしいヒナちゃんが、おれもすると言ってもぞもぞと隣に横になっとるルイくんのバスローブの下の方だけを遠慮がちに開き、股間に顔を寄せようとした。
それに対してルイくんは少し慌てたように、
「ヒナはそんなことしなくていいんだよ」
と言ってギンギンに勃ち上がった自身をヒナちゃんの口元から遠ざけようと身体を起こしたけど、
「……課題、だし……おれも、練習しなきゃだめだから……」
とヒナちゃんが言うのを聞いてしまっては折れるしかなく、困ったように苦笑いしながら再びベッドに横たわった。
ただ、攻守交替したものの、やっぱりヒナちゃんは初めてだからレイさんのアドバイスを受けてもなかなか上手く奉仕することが出来んようで。
ルイくんの、細身だけど長いソレのしっかりと傘を張った先端部分をちろちろと子猫がミルクを舐めるような舐め方で攻めとったけど、当然そんな可愛らしい刺激でルイくんが果てるはずもなく、結局ルイくんは最後、マサと同じようにヒナちゃんの手ごと自分で扱いて熱を吐き出した。
「うまくできなくてごめんなさい……」
と、しょんぼりと落ち込むヒナちゃんは今にも泣き出しそうで、膝の上できゅっと拳を握り、今度は緊張からではなく叱られとる最中の子供のようにぷるぷると震えとる。
そんなヒナちゃんに、
「初めてなんだから仕方ないよ。それにちゃんと気持ち良かったし、何よりヒナが最高にエッチで可愛くて興奮した」
とルイくんが優しく微笑みながら返すと、ヒナちゃんはさっきまでの自分の痴態を思い出したのか頭から湯気が立つんじゃないかというぐらい真っ赤になり俯いてしまった。
その後もずっと身体の震えが止まらんヒナちゃんは自力で歩いてシャワールームへ向かうのは難しそうで、ルイくんが横抱きにして部屋を出て行く。
ルイくんは身長は高いものの細身でスラッとしとって、筋肉はそんなについとらんように見えたけど意外と力があるみたいだ。
王子様みたいにカッコイイ顔して優しくて、その上ちゃんと男らしいところまであるだなんてずるすぎる……と、僅かな嫉妬心を抱きながら、俺は部屋を出て行く二人を見送った。
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