50 / 87
4人で生きる!
とぅちゃん栗栖、職を探す
しおりを挟む
『うーーーーーーーーーーーーーーーーむ』
オレは毎週発刊の就職雑誌を見ていた。
てか…オレ…一体どんな仕事がしたいんだ?
掃除夫……は、オレには合わないし……(掃除程嫌いなモノは無い)
電話でのセールス……客怒らせちまいそうだ…(滝汗)
製造業………おんなじことの繰り返しは1時間で飽きるの間違い無し!
…………………………オレに合う仕事って……何?
そこにちょうどかもめを抱っこしてやって来たかなえ。
オレはかなえに聞いてみる事にした。
『……な、なぁ…か…かなえ。オレに似合う仕事って……な、何かな……?』←何故か吃る栗栖。
すると、アッサリと!かなえは言い切った。
『栗栖に似合う仕事?そんなん、私の使用人に決まってるじゃない』
…して…その「報酬」は、貴女が支払ってくれるのでありますか?(謎)
オレはガックリと項垂れた。
……なんとか復帰してから、気を取り直してパラパラと雑誌を見直す。
土木建築系は絶対セメント袋すら持てなそうだし…
事務………あ、無理♡←バカの代表。
運送業……‼愛する家族に何日も会えないんだろ!??(絶対嫌!)
ん?んんんーーー!!?こ、コレなら…オレでも出来るかも⁉
オレは早速履歴書を書いて、その仕事先(予定)に電話をして……面接は明日というところにこぎ着けた‼
ー翌日ー
オレは成人式の時のスーツを着て、バッチリネクタイも締める。緊張MAXなオレだったが……可愛いかもめの笑顔を見て……しっかりいやされた♡
(緊張もほぐれたところで…そろそろ時間だ‼)
長い間忘れていた「使用人栗栖モード」に顔を切り替えて…(かなえへの『挨拶』は忘れる事無く)オレは出かけた。……徒歩で。
入り口の自動ドアをくぐる。
『いらっしゃいませ~!いらっしゃいませ~!ただいま惣菜コーナーでタイムサービスを行っておりまぁす!』
オレは近くにいた店員らしい男に声をかけた。
『あのー、す、すみません!』
するとニコニコと超!素敵な笑顔を振りまきながらその人は、
『ハイ!何でしょうか‼』
そうサワヤカに返してきた。
サワヤカくん…彼の名前はサワヤカくんに違いない!(栗栖、勝手な妄想)
オレはサワヤカくんにとりあえず自己紹介をして、
『オレは、今日コチラで面接をする栗栖と言います!…あの、担当の人は何処に……?』
要件を言うと、サワヤカくんは“あぁ‼”と呟いた。
それから彼は言う。
『店長から話は聞いています!貴方が栗栖さんですね?…では、店長のところに案内します‼』
オレはサワヤカくんに「店長」の居場所へと案内してもらった。
ドアを3回ノックしてサワヤカくんは店長(?)に、
『失礼します!面接の方を連れて来ました‼』
そう言うと、オレに“頑張ってくださいね!”と声をかけて持ち場に戻って行った。
中から、
『お入りください』
と言われ…また緊張が襲って来たオレは、
『し…失礼します‼』
と部屋のドアを開けた。
中には、人の良さそうな男がコレまたニコニコと笑みを浮かべて椅子に座っていた。
『キミが…栗栖くんだね?早速だけど…履歴書を見せて貰えるかな?』
オレはまるで、生徒に表彰状を渡す校長先生のように、両手で店長に履歴書を渡した。
オレから履歴書を受け取った店長は、
『確かキミは…夜の部のレジ係を希望だったね?では…少しだけ、簡単なテストをするから…そこに座ってくれるかな?』
て、テスト……‼(絶叫!)き…聞いてねぇ……‼(絶望)
『………じゃあ、結果は近日中に知らせるから』
なんとか「テスト」を終わらせたオレは、既に力尽きていた。
『ありがとうございました!よろしくお願いします‼』
それだけやっと店長に言うと、ヨロヨロと出口に向かった。
早く帰ろう……そして、愛する2人にいやしてもらおう…
結果はともかく、早く家に帰りたい一心であった。
(計算問題がテストなんて…聞いて無いっての‼)
『ただいま~(疲労感MAX)』
仕事(?)から帰るオレに、「いやしの光」降臨‼
『おかえり、栗栖』
と、その愛しい人の腕に抱かれて迎えに出て来てくれた…オレのエンジェル!(愛)
オレはかなえからかもめを受け取り、その柔らかなほっぺにスゥリスリ♡
『ふえ…びぇぇぇええんっ‼』
呆れたかなえがオレに一言。
『栗栖……、かもめ、そのヒゲが痛かったんじゃないの?』
かもめぇぇぇぇえええ‼とぅちゃんが悪かったよ~~~‼
(チョビっと生えてきてしもたらしい…OTL)
あのあと、スーパーのレジ係の仕事の件は…何の連絡も無いままに終わった……。
(ばぁさんが言うにはつまりオレは「落ちた」という事らしい)
オレは毎週発刊の就職雑誌を見ていた。
てか…オレ…一体どんな仕事がしたいんだ?
掃除夫……は、オレには合わないし……(掃除程嫌いなモノは無い)
電話でのセールス……客怒らせちまいそうだ…(滝汗)
製造業………おんなじことの繰り返しは1時間で飽きるの間違い無し!
…………………………オレに合う仕事って……何?
そこにちょうどかもめを抱っこしてやって来たかなえ。
オレはかなえに聞いてみる事にした。
『……な、なぁ…か…かなえ。オレに似合う仕事って……な、何かな……?』←何故か吃る栗栖。
すると、アッサリと!かなえは言い切った。
『栗栖に似合う仕事?そんなん、私の使用人に決まってるじゃない』
…して…その「報酬」は、貴女が支払ってくれるのでありますか?(謎)
オレはガックリと項垂れた。
……なんとか復帰してから、気を取り直してパラパラと雑誌を見直す。
土木建築系は絶対セメント袋すら持てなそうだし…
事務………あ、無理♡←バカの代表。
運送業……‼愛する家族に何日も会えないんだろ!??(絶対嫌!)
ん?んんんーーー!!?こ、コレなら…オレでも出来るかも⁉
オレは早速履歴書を書いて、その仕事先(予定)に電話をして……面接は明日というところにこぎ着けた‼
ー翌日ー
オレは成人式の時のスーツを着て、バッチリネクタイも締める。緊張MAXなオレだったが……可愛いかもめの笑顔を見て……しっかりいやされた♡
(緊張もほぐれたところで…そろそろ時間だ‼)
長い間忘れていた「使用人栗栖モード」に顔を切り替えて…(かなえへの『挨拶』は忘れる事無く)オレは出かけた。……徒歩で。
入り口の自動ドアをくぐる。
『いらっしゃいませ~!いらっしゃいませ~!ただいま惣菜コーナーでタイムサービスを行っておりまぁす!』
オレは近くにいた店員らしい男に声をかけた。
『あのー、す、すみません!』
するとニコニコと超!素敵な笑顔を振りまきながらその人は、
『ハイ!何でしょうか‼』
そうサワヤカに返してきた。
サワヤカくん…彼の名前はサワヤカくんに違いない!(栗栖、勝手な妄想)
オレはサワヤカくんにとりあえず自己紹介をして、
『オレは、今日コチラで面接をする栗栖と言います!…あの、担当の人は何処に……?』
要件を言うと、サワヤカくんは“あぁ‼”と呟いた。
それから彼は言う。
『店長から話は聞いています!貴方が栗栖さんですね?…では、店長のところに案内します‼』
オレはサワヤカくんに「店長」の居場所へと案内してもらった。
ドアを3回ノックしてサワヤカくんは店長(?)に、
『失礼します!面接の方を連れて来ました‼』
そう言うと、オレに“頑張ってくださいね!”と声をかけて持ち場に戻って行った。
中から、
『お入りください』
と言われ…また緊張が襲って来たオレは、
『し…失礼します‼』
と部屋のドアを開けた。
中には、人の良さそうな男がコレまたニコニコと笑みを浮かべて椅子に座っていた。
『キミが…栗栖くんだね?早速だけど…履歴書を見せて貰えるかな?』
オレはまるで、生徒に表彰状を渡す校長先生のように、両手で店長に履歴書を渡した。
オレから履歴書を受け取った店長は、
『確かキミは…夜の部のレジ係を希望だったね?では…少しだけ、簡単なテストをするから…そこに座ってくれるかな?』
て、テスト……‼(絶叫!)き…聞いてねぇ……‼(絶望)
『………じゃあ、結果は近日中に知らせるから』
なんとか「テスト」を終わらせたオレは、既に力尽きていた。
『ありがとうございました!よろしくお願いします‼』
それだけやっと店長に言うと、ヨロヨロと出口に向かった。
早く帰ろう……そして、愛する2人にいやしてもらおう…
結果はともかく、早く家に帰りたい一心であった。
(計算問題がテストなんて…聞いて無いっての‼)
『ただいま~(疲労感MAX)』
仕事(?)から帰るオレに、「いやしの光」降臨‼
『おかえり、栗栖』
と、その愛しい人の腕に抱かれて迎えに出て来てくれた…オレのエンジェル!(愛)
オレはかなえからかもめを受け取り、その柔らかなほっぺにスゥリスリ♡
『ふえ…びぇぇぇええんっ‼』
呆れたかなえがオレに一言。
『栗栖……、かもめ、そのヒゲが痛かったんじゃないの?』
かもめぇぇぇぇえええ‼とぅちゃんが悪かったよ~~~‼
(チョビっと生えてきてしもたらしい…OTL)
あのあと、スーパーのレジ係の仕事の件は…何の連絡も無いままに終わった……。
(ばぁさんが言うにはつまりオレは「落ちた」という事らしい)
0
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる