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おまけ
男子は嬉しいバレンタイン♪
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2月14日…………。オレのこころは朝から浮かれ通しであった。
起きて早々!着替えてかなえ様(と旦那様)のいる台所にスキップしそうなノリで早歩き。
『旦那様!かなえ様!おはようございます‼』
てか……(ド滝汗)しまった……!旦那様とかなえ様が先に起きてたらイカンではないか!(絶叫!)
旦那様は黙々と朝メシを食べる手を進め続ける。
かなえ様は遅れてやってきた(※寝坊ともいう)オレにチラリと視線を送ると…
『栗栖、遅刻ね』
冷ややかにそう言い放った。
お嬢様までもが!オレよりも先に起きて大好きなワカメご飯をもぐもぐしている。オレをジロっと見てきたかと思うと…
『くりす、おそい』
お嬢様にまで!そう言われたOTL
昨夜……ちょおっと良い夢見たから……そのついででウッカリ寝過ごしちゃった♡(てへぺろ☆)
『行ってらっしゃいませ!旦那様。かなえ様』
2人を姿が小さくなるまで見送った後……屋敷に戻って”さて、風呂掃除でもするかな…?”などと考えていたオレ。そこに天使が現れた。(そしてちょっと期待してたオレ)
『タカミネくん!コレ……♡←あくまでも栗栖にのみ見えるマークである』
オレはさりげなく!実に自然に見えるように彼女を振り向いた。
『なんだい?カグラさん♪(嗚呼……期待ごころまる見え)』
そこには少し照れ臭そうなカグラさんが何かを後ろ手に立っていた。
『あの……ね?』
カグラさんは言いづらそうに口を開いた。
あぁ!イケナイよ…オレには妻と子どもが……(栗栖の心境)
『コレ!昨日私とミツキちゃんで作ったの♡2人にどうかなぁって……私達からのバレンタインでぇす!』
と、綺麗にラッピングされたカップケーキを1つオレに差し出した。
ぇ?……2人からなのぉ…?ギリでも良いから……オレ、1人ずつから欲しかったな…OTL←コレも1つの「エコ」です(笑)
何かやりきれない感満載で…カグラさんにお礼を言って、カップケーキをオレしっかり受け取る。
とりあえず、オレの部屋に持って行こうとしていたところで……お嬢様と出会した。
お嬢様、オレの手の中にある「ブツ」を目ざとく見つけると!
『くりす!それ!よこちなちゃい!』
コレは…とぅちゃん栗栖の……ようやくの本日の戦利品だから……例え!我が娘の願いでも…(命令?)
てか……奪われた……OTL(とぅちゃん栗栖弱し!)
2人の女子からの丹精こもった(?)けぇきがぁ~~~!
愛娘に…奪われて無残に跡形も無く貪られてゆく……
オレはこころの涙を滝のように流しながら、風呂という風呂場を徹底的にガシガシ磨いてやった。
ー夜遅い時間ー
外で車のエンジン音が停止して人の話し声が聞こえてきた。
オレたちは急いで出迎えの準備にかかる。
(今日のおつまみ当番はシュウイチさん)
『旦那様、かなえ様。おかえりなさいませ!』
疲れ果てた旦那様とかなえ様のコートを脱がせてハンガーにかける。
着替えてきた2人に「何時もの物」を差し出すオレ。
『おぉ、ありがとう!やっぱり冬はこれだよな?』
そう言って、チビチビと1人宴会を始める。
そこにだ!
『ちょっと待って下さい!お父様!』
かなえ様の声が高らかと響く。
『ん?なんだ、かなえ?』
……既に……酒が回ってる感じかな?(滝汗)
かなえ様は旦那様に、スっと”何か“を取り出した。
『バレンタインの……チョコレートにございます!1年のお礼を込めて…私から』
チョコ……確かにチョコだ。けども!それは薔薇の花と言っても間違いではない。薔薇の花をかたどったチョコ……?(そんなん聞いたこともねぇ!)
かなえ様は後シュウイチさんにも……そしてなんと!オレにもそのチョコをくれた。
てか……夫の(ハズな)オレにもみんなと同じチョコなのか?(些か納得のいかないとぅちゃん栗栖)
夫であるオレには……さぁ、他とは…なんかちょっと違ったその…「特別感」があるモノをくれるモンじゃあねぇの?(疑問満載とぅちゃん栗栖)
起きて早々!着替えてかなえ様(と旦那様)のいる台所にスキップしそうなノリで早歩き。
『旦那様!かなえ様!おはようございます‼』
てか……(ド滝汗)しまった……!旦那様とかなえ様が先に起きてたらイカンではないか!(絶叫!)
旦那様は黙々と朝メシを食べる手を進め続ける。
かなえ様は遅れてやってきた(※寝坊ともいう)オレにチラリと視線を送ると…
『栗栖、遅刻ね』
冷ややかにそう言い放った。
お嬢様までもが!オレよりも先に起きて大好きなワカメご飯をもぐもぐしている。オレをジロっと見てきたかと思うと…
『くりす、おそい』
お嬢様にまで!そう言われたOTL
昨夜……ちょおっと良い夢見たから……そのついででウッカリ寝過ごしちゃった♡(てへぺろ☆)
『行ってらっしゃいませ!旦那様。かなえ様』
2人を姿が小さくなるまで見送った後……屋敷に戻って”さて、風呂掃除でもするかな…?”などと考えていたオレ。そこに天使が現れた。(そしてちょっと期待してたオレ)
『タカミネくん!コレ……♡←あくまでも栗栖にのみ見えるマークである』
オレはさりげなく!実に自然に見えるように彼女を振り向いた。
『なんだい?カグラさん♪(嗚呼……期待ごころまる見え)』
そこには少し照れ臭そうなカグラさんが何かを後ろ手に立っていた。
『あの……ね?』
カグラさんは言いづらそうに口を開いた。
あぁ!イケナイよ…オレには妻と子どもが……(栗栖の心境)
『コレ!昨日私とミツキちゃんで作ったの♡2人にどうかなぁって……私達からのバレンタインでぇす!』
と、綺麗にラッピングされたカップケーキを1つオレに差し出した。
ぇ?……2人からなのぉ…?ギリでも良いから……オレ、1人ずつから欲しかったな…OTL←コレも1つの「エコ」です(笑)
何かやりきれない感満載で…カグラさんにお礼を言って、カップケーキをオレしっかり受け取る。
とりあえず、オレの部屋に持って行こうとしていたところで……お嬢様と出会した。
お嬢様、オレの手の中にある「ブツ」を目ざとく見つけると!
『くりす!それ!よこちなちゃい!』
コレは…とぅちゃん栗栖の……ようやくの本日の戦利品だから……例え!我が娘の願いでも…(命令?)
てか……奪われた……OTL(とぅちゃん栗栖弱し!)
2人の女子からの丹精こもった(?)けぇきがぁ~~~!
愛娘に…奪われて無残に跡形も無く貪られてゆく……
オレはこころの涙を滝のように流しながら、風呂という風呂場を徹底的にガシガシ磨いてやった。
ー夜遅い時間ー
外で車のエンジン音が停止して人の話し声が聞こえてきた。
オレたちは急いで出迎えの準備にかかる。
(今日のおつまみ当番はシュウイチさん)
『旦那様、かなえ様。おかえりなさいませ!』
疲れ果てた旦那様とかなえ様のコートを脱がせてハンガーにかける。
着替えてきた2人に「何時もの物」を差し出すオレ。
『おぉ、ありがとう!やっぱり冬はこれだよな?』
そう言って、チビチビと1人宴会を始める。
そこにだ!
『ちょっと待って下さい!お父様!』
かなえ様の声が高らかと響く。
『ん?なんだ、かなえ?』
……既に……酒が回ってる感じかな?(滝汗)
かなえ様は旦那様に、スっと”何か“を取り出した。
『バレンタインの……チョコレートにございます!1年のお礼を込めて…私から』
チョコ……確かにチョコだ。けども!それは薔薇の花と言っても間違いではない。薔薇の花をかたどったチョコ……?(そんなん聞いたこともねぇ!)
かなえ様は後シュウイチさんにも……そしてなんと!オレにもそのチョコをくれた。
てか……夫の(ハズな)オレにもみんなと同じチョコなのか?(些か納得のいかないとぅちゃん栗栖)
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