甘く蕩ける程に愛して

みのる

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おまけ

………の『後日談』

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ーとある深夜ー
「ヴィィィィィィイイイイイン…………」

何処からともなく摩訶不思議な機械音が屋敷中に響き渡っていた。

ーその翌日ー
旦那様とかなえ様をいつものように送り出した後で、オレ達は4人で朝メシを食べる。

『オレ……昨日の夜中にトイレに行きたくなって、急いで用を足すためにトイレに向かったんだ。……そしたら……屋敷のどっかから「おかしな機械の音」が聞こえてくるんだ……(恐怖!)何だったんだろな…?アレ……』

バターとメータンシロップをたっぷり塗ったトーストをかじりながらオレは「深夜の出来事」を語る。
そしたらミツキさんが、(なんかカタコトで)

『ナ……ナンダッタンダロネ……アハハハハー…』

トーストに乗っけた目玉焼きを見事に!トーストから落っことしながら言ってた。


『おっ…お嬢様ぁ~~~っっっ!そ……ソコは入っちゃ、ダメぇーーーーー‼‼(驚愕)』

とてとてとゆっくり前進してるように見せかけて……実は誰よりもすばしっこいお嬢様は「本日のターゲット」を私の部屋にロックオンしたようだ。
無言で私の部屋のドアノブを背伸びして、いとも造作の無い事のようにドアを開けて……私の忠告などスルーで中に侵入なお嬢様。
そして……‼当然の如くに目をつけた、部屋の隅に転がっている……「例のアレ」……

『おっ…お嬢様‼そ…それは……‼(お嬢様がご使用になるには20年は早うございます!)』

当然!「例のアレ」を不思議そうに手にしたお嬢様は……ソレを振りかざして私の部屋を走り回る!

『そうだ!お嬢様‼コレと……交換しましょう?』

私が手にしてお嬢様に見せたのは……2粒のラムネ。ソレを目にしたお嬢様は瞳を輝かせた。(「食べ物」と認識したのだろうか?)

私目がけてフルで突進してくるお嬢様が、私のすぐ側に近寄ってきた瞬間!サッ‼とお嬢様のぷにぷにお手々から「例のアレ」を光速で奪った。
代わりにお嬢様の手にはラムネ2粒が握られていた。

嬉しそうにラムネをフィルムごとかじるお嬢様をそっちのけにして…私は急いで「例のアレ」を一目につかないところに隠すのにいっぱいいっぱいであった。


※ミツキ……(滝汗)初めからキッチリ一目のつかないところにしまっておけよ………
(まさかお屋敷では自らが贈ったプレゼントで「こんな事」が起こっているとは露とも思っていない智裕)
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