甘く蕩ける程に愛して

みのる

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おまけ

ミツキのドキドキホワイトデー

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ー3月15日ー
『智裕からはなぁんにも言って来ないけど…どぉして!今日になっても‼何も送って来ないのぉーーー!(大号泣)』

………·で、同じ使用人カグラに泣きついた使用人ミツキであった。


ー更に日にちは経ち、3月16日ー
ピンポーン♪ちわーーー!シロイヌタケルでぇす!

”も…もしかしたら……⁉“先端を切って、玄関に飛び出すミツキ。

運『賀州さん宛にお荷物でぇす!受け取りにサインをぉっ!』

ミツキは真っ先に依頼主を確かめてその場で思わず小踊りする。

最愛の人から漸く届いたプレゼントを胸に抱えて…カグラとのすれ違いザマに、

『ミツキ!これからお昼休憩♪入りまぁす♡』

高鳴る鼓動を鎮めながら……自部屋に篭もり、震える手で包装を丁寧に剥がす。
箱を開け……!その愛しい君からの贈り物の姿を目にした瞬間‼ミツキは思わず「それ」を手にして感嘆の声を上げる。

『懐かしい……このすべすべとした感触!…そして…この!挿入部分のイボイボ感‼そして!この…スイッチを入れると………って……なんでやねぇーーーんっっっ!!!(お屋敷で使えるかーーー‼)』

ぶぁしぃっっっ‼(フローリングに投げつけられる見るも無惨なプレゼント……)

……更に、密やかに添えられていた…如何にも「オマケ感」漂うラムネ2粒……(哀れなミツキ)


ーその頃、賀州家ではー

『幾ら何でも…そろそろ着いても良い頃だよな……?喜んで…くれるかな♪美月♡』

こころを込めて贈ったプレゼントが……まさか「そんな目」に遭っているとも知らずに……(合掌)
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