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二次会会場での不意打ち
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『あ!!』
水分を過剰摂取しすぎた私が切羽詰まってたのが原因だろうな。
トイレが誰か使用中か否かすら確認を怠った。
「し、失礼しまし………」
そこではひとりの男性がまさに!これから使用しますけれど?と言わんがばかりに仁王立ちになっていたのだった。
焦りすぐさま去ろうとしていた私を中へ誘い入れる一本の赤黒い手。
店内は課長の十八番が流れ始め、盛り上がりをみせる。
「すっ………すみません、直ぐに出ていきますんで………」
その人物もだいぶこの飲み会で上役に飲まされたのであろう。
それでも私はそんなにお目見えする機会の無い「ソレ」から視界を逸らせる事が出来なかった。
ーグデグデになっているハズなのに、勢いを失わず雄々しく天を向く男の象徴ー
彼はそれに気づいたのか真っ赤な顔を歪ませて薄気味悪く微笑むと、掴む私の手を自分へと思い切り引き寄せた。
アルコールを多量に含む息を吐き出して小さく呟く。
「………お前も『コイツ』の威力を確かめたいんじゃろう?」
そして強引に己の逸物を私の手に握らせるのであった。
その時、外から大きな笑い声が聞こえてきた。
きっとお調子者のあの人が酒の席をヒートアップさせているのだろう。
乱暴にグレイのタイトスカートが捲り上げられて、ショーツを下ろされる。
「…………やめ…………ッ……!」
まだ、何色にも着色された事の無い私の秘部が冷たい外気に晒される。
彼は暫しの間それを鑑賞すると、おもむろに骨ばった指を秘部にあてがい、いやらしく動かし始める。
生まれて初めての行為。
私には「快感」とかまだ理解出来ず、ただされるがままだった。
彼は一度そこを攻める手を一時止めると、再度擦り始めた。
彼の指は生温かく湿り気を帯びていた。
「………よし………えぇやろ…」
その声を合図に私の身体に走る異物感。
『!!!』
更には快感とは程遠い痛み。
私は二次会会場のスナックの共同トイレで「初めて」を失った。
私にはお構いなしでその身体を小刻みに揺する彼。
絶えず頬にかかる酒の匂い。
ー彼の動きが激しさを増してきて、呼吸も乱れ始めた頃ー
『……ッ!!』
私の左太ももの内側辺りに、仄かな温もりを感じた。
「お前のオマ〇コ、イィ締まりだったよ」
何食わぬ顔をしてトイレを後にした彼。
私はそのまま力無くその場に座り込んだ。
『アレぇ!?センパイ!今までドコ行ってたんスか?そういえば(笑)』
『そういえば(笑)ってなんやねん』
何事もなかったかの如くにまた、誰かの歌声が響き始めた。
私は、実は今夜「初めて」を奪われた彼に想いを寄せていた。
水分を過剰摂取しすぎた私が切羽詰まってたのが原因だろうな。
トイレが誰か使用中か否かすら確認を怠った。
「し、失礼しまし………」
そこではひとりの男性がまさに!これから使用しますけれど?と言わんがばかりに仁王立ちになっていたのだった。
焦りすぐさま去ろうとしていた私を中へ誘い入れる一本の赤黒い手。
店内は課長の十八番が流れ始め、盛り上がりをみせる。
「すっ………すみません、直ぐに出ていきますんで………」
その人物もだいぶこの飲み会で上役に飲まされたのであろう。
それでも私はそんなにお目見えする機会の無い「ソレ」から視界を逸らせる事が出来なかった。
ーグデグデになっているハズなのに、勢いを失わず雄々しく天を向く男の象徴ー
彼はそれに気づいたのか真っ赤な顔を歪ませて薄気味悪く微笑むと、掴む私の手を自分へと思い切り引き寄せた。
アルコールを多量に含む息を吐き出して小さく呟く。
「………お前も『コイツ』の威力を確かめたいんじゃろう?」
そして強引に己の逸物を私の手に握らせるのであった。
その時、外から大きな笑い声が聞こえてきた。
きっとお調子者のあの人が酒の席をヒートアップさせているのだろう。
乱暴にグレイのタイトスカートが捲り上げられて、ショーツを下ろされる。
「…………やめ…………ッ……!」
まだ、何色にも着色された事の無い私の秘部が冷たい外気に晒される。
彼は暫しの間それを鑑賞すると、おもむろに骨ばった指を秘部にあてがい、いやらしく動かし始める。
生まれて初めての行為。
私には「快感」とかまだ理解出来ず、ただされるがままだった。
彼は一度そこを攻める手を一時止めると、再度擦り始めた。
彼の指は生温かく湿り気を帯びていた。
「………よし………えぇやろ…」
その声を合図に私の身体に走る異物感。
『!!!』
更には快感とは程遠い痛み。
私は二次会会場のスナックの共同トイレで「初めて」を失った。
私にはお構いなしでその身体を小刻みに揺する彼。
絶えず頬にかかる酒の匂い。
ー彼の動きが激しさを増してきて、呼吸も乱れ始めた頃ー
『……ッ!!』
私の左太ももの内側辺りに、仄かな温もりを感じた。
「お前のオマ〇コ、イィ締まりだったよ」
何食わぬ顔をしてトイレを後にした彼。
私はそのまま力無くその場に座り込んだ。
『アレぇ!?センパイ!今までドコ行ってたんスか?そういえば(笑)』
『そういえば(笑)ってなんやねん』
何事もなかったかの如くにまた、誰かの歌声が響き始めた。
私は、実は今夜「初めて」を奪われた彼に想いを寄せていた。
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