15 / 40
社員旅行※
しおりを挟む
木々の葉も紅く色づく頃……僕達の職場でも社員を3班に分けての旅行が決定した。
同じ課の者は同じ班になるのはまぁ、鉄板的な事であるようで……まるで作者が謀ったかの如くに僕は日向先輩と同じ班。
……そしてもちろん!関谷と井ノ口さんも。
僕はもう、今でも井ノ口さんの事を想っている訳では無い。
……でも関谷と2人、仲睦まじく戯れながら歩いてる姿を見るのは……正直まだキツい。←それを世の中では「まだ引きずってる」と言うのでは……?(謎)
僕達は今、繁忙期である故に……1泊2日で「某京の都への旅行」がいっぱいいっぱいであった。←なら暇な時期に外せよ……?3班とも強引に今月終わらせるらしい。(冷や汗)
(社員旅行当日)
『……海が見えるわ…♡』
移動はバス。そして申し合わせたかの如くに僕の隣の席には何故か日向先輩が居る。(ちゃっかりと窓側をキープな日向)
『京の都、楽しみねぇ♡遥君♡』
その先輩からの期待満載な声に僕も答える。
『土産はやはり“九つ丸太”で決まりですよね?』
すると俄に先輩の表情が曇りだす。
『九つ丸太ねぇ……、私、九つ丸太は苦手なのよね?あの!癖のある味がどうも受け付けないのよ……っ‼』
と力説する先輩に、僕はカラ笑いする。
えぇ⁉僕の家族は大好きなのに………(もちろん僕も)
やはり!京の都と言えば‼超!有名なのは「金角寺」であろう。
僕は昔、1度だけ見たことがある。
あの荘厳な建造物……(思い出すだけで感動、甦る遥)
『私、金角寺初めて~♡』
との意外な先輩からの言葉!
おや?修学旅行とかで……行かなかったのですか?(謎、深まる)
それもキッチリと写真におさめて、某有名な商店街(?)を大勢で闊歩する。
他の人から見ると、我々は「何かの怪しい集団」にしか見えなかったであろう。
『私、買いに行きたいモノがあるから……遥君!付き合いなさい』
そこで、自由行動なのに何故か団体行動をしている我が職場の集団から外れた僕と日向先輩。
……そう言えば、金角寺を出た辺りから、関谷と井ノ口さんを見失ったな………?まぁ、良いか。
「この日の為に、しっかり下調べはしてあるのよ!」
先輩は早歩きで僕の腕をむんず!と掴み、その「先輩の行きたい場所」とやらに向かう。
『ココ!ココに来てみたかったの……♡(超!感激)』
そこは……女性の好きそうな…雑貨屋さん?
なんか男の僕にはイマイチ良く分からない。
店の名前は「おとなや」と言うらしい。
なんか色々と買い込んでたなぁ……先輩。
『コレコレ!オイル吸い取り紙!』
………一体、幾つ買い込むの?先輩……(滝汗)
暫く店内を徘徊して、両手いっぱいに買い込んだ先輩は、漸く満足したらしい。
『じゃあ……集合場所に行くわよ?遥君』
てか……僕も土産に絵葉書とか買いたいな……?まぁ……ホテルでも売ってるだろうけども。
僕達が集合場所に辿り着くと、既に皆さんお揃いで…どうやら僕達待ちだったようだ!(大絶叫‼)
それから我々は本日の宿に向かった。なんだか大きなホテルだ。晩メシは超!豪華な懐石料理だ♪
僕は関谷と2人部屋である。
僕と関谷が2人で部屋のソファーでまったりしてる時…そこに関谷が、話を持ち出してきた。
『なぁ、遥……イィだろ?』
ぇえ⁉ななな…何がですか⁉←顔を真っ赤にする遥。
(僕にソッチの気は一切!ございませんが?)
……と、1人で焦りまくる僕に更に分かりやすく説明を始めた関谷。
(始めからそうして下さい!)
『……お前、何か勘違いしてないか?(呆)いや、この部屋に俺!井ノ口さんと一緒に泊まりたいからさ!お前は代わりに井ノ口さんの部屋に泊まってくれよ?』
てか!異性と部屋に泊まるのですか⁉なんてフシダラな……
てか!僕も⁉(そして相手は誰⁉)
1人で悶々としている僕を見透かしたかの如くに、関谷はにやにや微笑いながら僕に告げた。
『井ノ口さんの部屋の相手は……まぁ楽しみにして行ってみろよ?』
その意味深な言葉は一体何なんだ……?
僕は半強制的に関谷に部屋を追い出され、荷物を持って井ノ口さんの部屋とやらに向かう。
(596号室……596号室……、あ!此処か?)
コンコンコン☆
3回部屋をノックする。
『はぁい!』
………おや?何処かで聞き覚えのある声だなぁ……
思い切ってドアを開け、
『失礼します……』
と部屋に侵入すると………‼
※関谷&井ノ口、消息を絶った後の情事(笑)
同じ課の者は同じ班になるのはまぁ、鉄板的な事であるようで……まるで作者が謀ったかの如くに僕は日向先輩と同じ班。
……そしてもちろん!関谷と井ノ口さんも。
僕はもう、今でも井ノ口さんの事を想っている訳では無い。
……でも関谷と2人、仲睦まじく戯れながら歩いてる姿を見るのは……正直まだキツい。←それを世の中では「まだ引きずってる」と言うのでは……?(謎)
僕達は今、繁忙期である故に……1泊2日で「某京の都への旅行」がいっぱいいっぱいであった。←なら暇な時期に外せよ……?3班とも強引に今月終わらせるらしい。(冷や汗)
(社員旅行当日)
『……海が見えるわ…♡』
移動はバス。そして申し合わせたかの如くに僕の隣の席には何故か日向先輩が居る。(ちゃっかりと窓側をキープな日向)
『京の都、楽しみねぇ♡遥君♡』
その先輩からの期待満載な声に僕も答える。
『土産はやはり“九つ丸太”で決まりですよね?』
すると俄に先輩の表情が曇りだす。
『九つ丸太ねぇ……、私、九つ丸太は苦手なのよね?あの!癖のある味がどうも受け付けないのよ……っ‼』
と力説する先輩に、僕はカラ笑いする。
えぇ⁉僕の家族は大好きなのに………(もちろん僕も)
やはり!京の都と言えば‼超!有名なのは「金角寺」であろう。
僕は昔、1度だけ見たことがある。
あの荘厳な建造物……(思い出すだけで感動、甦る遥)
『私、金角寺初めて~♡』
との意外な先輩からの言葉!
おや?修学旅行とかで……行かなかったのですか?(謎、深まる)
それもキッチリと写真におさめて、某有名な商店街(?)を大勢で闊歩する。
他の人から見ると、我々は「何かの怪しい集団」にしか見えなかったであろう。
『私、買いに行きたいモノがあるから……遥君!付き合いなさい』
そこで、自由行動なのに何故か団体行動をしている我が職場の集団から外れた僕と日向先輩。
……そう言えば、金角寺を出た辺りから、関谷と井ノ口さんを見失ったな………?まぁ、良いか。
「この日の為に、しっかり下調べはしてあるのよ!」
先輩は早歩きで僕の腕をむんず!と掴み、その「先輩の行きたい場所」とやらに向かう。
『ココ!ココに来てみたかったの……♡(超!感激)』
そこは……女性の好きそうな…雑貨屋さん?
なんか男の僕にはイマイチ良く分からない。
店の名前は「おとなや」と言うらしい。
なんか色々と買い込んでたなぁ……先輩。
『コレコレ!オイル吸い取り紙!』
………一体、幾つ買い込むの?先輩……(滝汗)
暫く店内を徘徊して、両手いっぱいに買い込んだ先輩は、漸く満足したらしい。
『じゃあ……集合場所に行くわよ?遥君』
てか……僕も土産に絵葉書とか買いたいな……?まぁ……ホテルでも売ってるだろうけども。
僕達が集合場所に辿り着くと、既に皆さんお揃いで…どうやら僕達待ちだったようだ!(大絶叫‼)
それから我々は本日の宿に向かった。なんだか大きなホテルだ。晩メシは超!豪華な懐石料理だ♪
僕は関谷と2人部屋である。
僕と関谷が2人で部屋のソファーでまったりしてる時…そこに関谷が、話を持ち出してきた。
『なぁ、遥……イィだろ?』
ぇえ⁉ななな…何がですか⁉←顔を真っ赤にする遥。
(僕にソッチの気は一切!ございませんが?)
……と、1人で焦りまくる僕に更に分かりやすく説明を始めた関谷。
(始めからそうして下さい!)
『……お前、何か勘違いしてないか?(呆)いや、この部屋に俺!井ノ口さんと一緒に泊まりたいからさ!お前は代わりに井ノ口さんの部屋に泊まってくれよ?』
てか!異性と部屋に泊まるのですか⁉なんてフシダラな……
てか!僕も⁉(そして相手は誰⁉)
1人で悶々としている僕を見透かしたかの如くに、関谷はにやにや微笑いながら僕に告げた。
『井ノ口さんの部屋の相手は……まぁ楽しみにして行ってみろよ?』
その意味深な言葉は一体何なんだ……?
僕は半強制的に関谷に部屋を追い出され、荷物を持って井ノ口さんの部屋とやらに向かう。
(596号室……596号室……、あ!此処か?)
コンコンコン☆
3回部屋をノックする。
『はぁい!』
………おや?何処かで聞き覚えのある声だなぁ……
思い切ってドアを開け、
『失礼します……』
と部屋に侵入すると………‼
※関谷&井ノ口、消息を絶った後の情事(笑)
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
