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新プロジェクトとニューチューバー
第46話 クリスマスツリーと心愛の怒り
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クリスマスツリーを見る為、俺と心愛はショッピングモールの中庭にやって来ていた。
時刻も18時を過ぎているので、外は来た時よりもだいぶ暗くなっている。
ツリーに飾られているイルミネーションがとてもキラキラと輝いていて、周りに集まって来ていたカップルや家族を照らしていた。
「見てください神谷さん!すごく綺麗ですよ!」
「おお、確かに綺麗だな」
「こんなに大きなクリスマスツリーってなかなか見られる機会も少ないので、しっかり目に焼き付けとかないとですね!」
「まあ、ここまでのはあんまり見ないよな。写真でも撮ってやろうか?」
「だったら二人で撮りましょうよ!」
心愛が近くにいた若いカップルに自分のスマホを渡し、写真を撮って欲しいとお願いした。
こう言うコミュ力の高さは俺にないところだ。
是非見習わせて頂こう。
「さあさあ神谷さん、私の方に近づいて来てください」
「こ……この辺か?」
「そうですね。ちょうど私たちの間にクリスマスツリーが入る感じにしたいので、もう少し私に近づけますか?」
「お……おう」
「はい、大丈夫です!」
おいおいまじか。
肩とかもう当たっているんだが……。
これってセクハラとか未成年なんとかになったりしませんよね?
スマホを渡されたカップルの彼女の方が、俺たちへ「撮りまーす」と合図を送る。
その合図を聞いた心愛が、可愛らしくポーズを取りニコッと笑う。
俺はあまり写真とかは慣れていないので、どうしたらいいか分からず無表情棒立ちのまま撮影に臨んだ。
「はい、撮れました~!ちょっと確認お願いします」
「はーい!ありがとうございました!」
「ありがとうございました」
撮影してくれた方の方へと心愛が駆け寄る。
撮られた写真を確認した心愛が、すぐさま俺の元へと帰ってきた。
「ちょっと神谷さん!何ですかあの写真は!」
「何って、何だ?」
「どうして何のポーズも表情もしていないのかって聞いているんです!私一人だけノリノリで、バカみたいじゃないですか!」
「そう言われても、俺は写真とか慣れてないしなぁ」
「慣れてなくてもピースと笑顔くらいは出来ますよね!次はちゃんとしてくださいよ!」
「まあ、努力はする」
心愛から強く指摘され、俺は今時ポーズというものをスマホで調べた。
そして心愛が後一枚だけ撮って欲しいと先ほどのカップルにお願いしている間に、ポーズを完璧に頭へ叩き込んだ。
「神谷さん、次が最後ですからね」
「分かってる。俺に任せておけ」
「その自信が逆に怖いですけど」
「俺が自信満々の時は、大抵物事が良い方向へ行く前兆なんだ」
「悪い方向の間違じゃないですか?」
「俺を舐めるなよ」
俺たちは先ほどと同じ距離感でクリスマスツリーの前に立ち、撮影者の掛け声と共にポーズと表情を作った。
撮影者がスマホを返しに俺たちの元へとやって来て、良い写真が撮れましたと言って帰っていく。
若干笑いを堪えてたように見えたのは、気のせいだよな?
「さて、あれだけ自信満々だった神谷さんがどんな風に写っているのか楽しみですねー」
「凄過ぎて腰抜かすかもな」
「自分でハードル上げすぎじゃないですか?」
「それだけ自信があるって事だ」
心愛があまり信用してませんと言わんばかりの表情で、スマホの写真フォルダを開く。
先程撮ってもらった写真をタップすると、画面に大きく映し出された。
「……何やってるんですかこれ」
「どうだ驚いたか?これが今時ポーズのルダハートというやつだ」
「……はぁ。神谷さんは自分の年齢を考えれないんですかね?」
「それってまさか……」
「はい。またやらかしてます」
「……すまん」
ちゃんと調べたはずなのだが、なかなか若い者に合わせると言うのは難しいものだな。
あまり慣れていない事をするのは、自分が傷つかない為にもやめておいた方が良さそうだ。
俺が一人反省会を開いている時、心愛はクリスマスツリーの撮影を必死に行なっていた。
どれだけツリーが好きなんだよ。
必死な顔の心愛を眺めていると、スマホを構えた二人組の男性ニューチューバーっぽい連中が俺に話しかけてくる。
「すいませーん!少しなんですけど、インタビューとかって受けていただく事可能だったりしますか?」
「えっと……、俺ですか?」
「はい!お兄さんを見た時に思ったんですよ。この人はいかにも一人でクリスマスを過ごしますってタイプだって」
「それとインタビューにどんな関係が?」
「今回の企画がクリぼっち男性のさみしいエピソードなので、お兄さんがぴったりかなって」
なんとも礼儀のなってない連中だ。
こんな言い方で本当にインタビューを受けてもらえると思っているのか?
「悟お待たせ~。ツリー撮るのすっごく大変だったんだよ~」
「……え?心愛?」
「ねえ悟、この人達だ~れ?」
何なんだ一体。
さっきまでの心愛と全然キャラが違うし、なぜ俺の事を下の名前で呼んでるんだ?
「えっと……こちらはお兄さんの妹さんですかね?」
「妹じゃないですけど」
「あ、そうなんですね。ではどう言うご関係なんでしょうか?」
「私は悟の彼女です。それってあなた達に関係ありますか?て言うか、あなた達こそ悟の何なんですか?」
「……彼女?歳が全然違うように見えるんですが……」
「そもそも恋に年齢って関係ないですよね。その人の事を好きになったって言う気持ちが全てですし。そんな事も分からないから、全くもってつまらない企画しか出来ないんだと思いますよ。ニューチューバーだからって自分達が私達より偉いとかイケてるとかって変な勘違いしないでもらえますか?あなた達よりも悟るの方が何億倍もかっこいいですし、今年のクリスマスは悟と楽しく過ごすのでさっさと別の場所に消えて欲しいんですけど」
「す……すいませんでした」
理由はわからないが、これまで一度も見た事がないくらいにキレてる心愛がそこにいた。
口調やトーン、表情までもがかなり恐ろしすぎた。
その威圧感にニューチューバーの二人組も怯えてしまい、俺と心愛へ謝罪をした後すぐにいなくなってしまった。
「……なんか、ありがとな」
「いえ。私は何にも知らないああ言う人達に、神谷さんを悪く言われるのが嫌なんです。だからちょっとムキになっちゃいました……てへ」
「ちょっとじゃなく、かなりムキになってたぞ。てへやめろ」
「悟のいじわる~~」
「悟って言うな」
こうして心愛への償いデート?は終了した。
……女性は怒らすと怖い。
時刻も18時を過ぎているので、外は来た時よりもだいぶ暗くなっている。
ツリーに飾られているイルミネーションがとてもキラキラと輝いていて、周りに集まって来ていたカップルや家族を照らしていた。
「見てください神谷さん!すごく綺麗ですよ!」
「おお、確かに綺麗だな」
「こんなに大きなクリスマスツリーってなかなか見られる機会も少ないので、しっかり目に焼き付けとかないとですね!」
「まあ、ここまでのはあんまり見ないよな。写真でも撮ってやろうか?」
「だったら二人で撮りましょうよ!」
心愛が近くにいた若いカップルに自分のスマホを渡し、写真を撮って欲しいとお願いした。
こう言うコミュ力の高さは俺にないところだ。
是非見習わせて頂こう。
「さあさあ神谷さん、私の方に近づいて来てください」
「こ……この辺か?」
「そうですね。ちょうど私たちの間にクリスマスツリーが入る感じにしたいので、もう少し私に近づけますか?」
「お……おう」
「はい、大丈夫です!」
おいおいまじか。
肩とかもう当たっているんだが……。
これってセクハラとか未成年なんとかになったりしませんよね?
スマホを渡されたカップルの彼女の方が、俺たちへ「撮りまーす」と合図を送る。
その合図を聞いた心愛が、可愛らしくポーズを取りニコッと笑う。
俺はあまり写真とかは慣れていないので、どうしたらいいか分からず無表情棒立ちのまま撮影に臨んだ。
「はい、撮れました~!ちょっと確認お願いします」
「はーい!ありがとうございました!」
「ありがとうございました」
撮影してくれた方の方へと心愛が駆け寄る。
撮られた写真を確認した心愛が、すぐさま俺の元へと帰ってきた。
「ちょっと神谷さん!何ですかあの写真は!」
「何って、何だ?」
「どうして何のポーズも表情もしていないのかって聞いているんです!私一人だけノリノリで、バカみたいじゃないですか!」
「そう言われても、俺は写真とか慣れてないしなぁ」
「慣れてなくてもピースと笑顔くらいは出来ますよね!次はちゃんとしてくださいよ!」
「まあ、努力はする」
心愛から強く指摘され、俺は今時ポーズというものをスマホで調べた。
そして心愛が後一枚だけ撮って欲しいと先ほどのカップルにお願いしている間に、ポーズを完璧に頭へ叩き込んだ。
「神谷さん、次が最後ですからね」
「分かってる。俺に任せておけ」
「その自信が逆に怖いですけど」
「俺が自信満々の時は、大抵物事が良い方向へ行く前兆なんだ」
「悪い方向の間違じゃないですか?」
「俺を舐めるなよ」
俺たちは先ほどと同じ距離感でクリスマスツリーの前に立ち、撮影者の掛け声と共にポーズと表情を作った。
撮影者がスマホを返しに俺たちの元へとやって来て、良い写真が撮れましたと言って帰っていく。
若干笑いを堪えてたように見えたのは、気のせいだよな?
「さて、あれだけ自信満々だった神谷さんがどんな風に写っているのか楽しみですねー」
「凄過ぎて腰抜かすかもな」
「自分でハードル上げすぎじゃないですか?」
「それだけ自信があるって事だ」
心愛があまり信用してませんと言わんばかりの表情で、スマホの写真フォルダを開く。
先程撮ってもらった写真をタップすると、画面に大きく映し出された。
「……何やってるんですかこれ」
「どうだ驚いたか?これが今時ポーズのルダハートというやつだ」
「……はぁ。神谷さんは自分の年齢を考えれないんですかね?」
「それってまさか……」
「はい。またやらかしてます」
「……すまん」
ちゃんと調べたはずなのだが、なかなか若い者に合わせると言うのは難しいものだな。
あまり慣れていない事をするのは、自分が傷つかない為にもやめておいた方が良さそうだ。
俺が一人反省会を開いている時、心愛はクリスマスツリーの撮影を必死に行なっていた。
どれだけツリーが好きなんだよ。
必死な顔の心愛を眺めていると、スマホを構えた二人組の男性ニューチューバーっぽい連中が俺に話しかけてくる。
「すいませーん!少しなんですけど、インタビューとかって受けていただく事可能だったりしますか?」
「えっと……、俺ですか?」
「はい!お兄さんを見た時に思ったんですよ。この人はいかにも一人でクリスマスを過ごしますってタイプだって」
「それとインタビューにどんな関係が?」
「今回の企画がクリぼっち男性のさみしいエピソードなので、お兄さんがぴったりかなって」
なんとも礼儀のなってない連中だ。
こんな言い方で本当にインタビューを受けてもらえると思っているのか?
「悟お待たせ~。ツリー撮るのすっごく大変だったんだよ~」
「……え?心愛?」
「ねえ悟、この人達だ~れ?」
何なんだ一体。
さっきまでの心愛と全然キャラが違うし、なぜ俺の事を下の名前で呼んでるんだ?
「えっと……こちらはお兄さんの妹さんですかね?」
「妹じゃないですけど」
「あ、そうなんですね。ではどう言うご関係なんでしょうか?」
「私は悟の彼女です。それってあなた達に関係ありますか?て言うか、あなた達こそ悟の何なんですか?」
「……彼女?歳が全然違うように見えるんですが……」
「そもそも恋に年齢って関係ないですよね。その人の事を好きになったって言う気持ちが全てですし。そんな事も分からないから、全くもってつまらない企画しか出来ないんだと思いますよ。ニューチューバーだからって自分達が私達より偉いとかイケてるとかって変な勘違いしないでもらえますか?あなた達よりも悟るの方が何億倍もかっこいいですし、今年のクリスマスは悟と楽しく過ごすのでさっさと別の場所に消えて欲しいんですけど」
「す……すいませんでした」
理由はわからないが、これまで一度も見た事がないくらいにキレてる心愛がそこにいた。
口調やトーン、表情までもがかなり恐ろしすぎた。
その威圧感にニューチューバーの二人組も怯えてしまい、俺と心愛へ謝罪をした後すぐにいなくなってしまった。
「……なんか、ありがとな」
「いえ。私は何にも知らないああ言う人達に、神谷さんを悪く言われるのが嫌なんです。だからちょっとムキになっちゃいました……てへ」
「ちょっとじゃなく、かなりムキになってたぞ。てへやめろ」
「悟のいじわる~~」
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