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どうでもいいんだよな
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「だよね?ビックリするよね?」
「あー……うん」
「なんだよ~反応薄いなー!さっきから!もっとこう……『えー!そうなの!?』みたいな反応ないのー?」
拗ねたような口調でクニハルが言う。その目からは「せっかく蜂谷君のために仕入れた情報なのに!」と言う心の声が聞こえてきた。
「無茶言うなよ……良い知らせが思ってたより大したこと無かったし……」
「ちょ、なんでそーゆーこと言う!?酷すぎない!?」
「悪い知らせに関しては、もう俺には関係無い話だし……」
「ま、まぁそうだけどさ!?それでも少しはショック受けるでしょ?蜂谷君は五年も一緒にいたわけだし!」
「確かに……衝撃的ではあるかな」
結婚かぁ、早いな。と思った。まだ現役の大学生のはずなのに。
俺が彼女と共に過ごした期間は五年間。別れたのは一年前。つまり、彼女が今の彼氏と付き合った期間は最長でも一年間のはず。(浮気をされてたのなら話は変わってくるけど……そんなこと考えたくもない)
結婚を決断するのに一年と言うのは、少し早過ぎないか?それにまだ大学生だぞ?仕事もしてないのに生活費はどうするんだ?よく親も許したな?……って、こんな事俺に言われたくも無いか。
「なんだよも~落ち込んだ蜂谷君の顔が見たかったのに~」
「悪趣味だな……絶対友達になりたく無いタイプのやつだ」
「とか言って~?そこまで僕の事嫌いじゃないでしょ?」
「気持ちわりーよ!なんだそれ!?寒気したわ!」
「え、大丈夫?風邪引いた?暖房付ける?」
「いらん!」
暖房て。そういう事じゃ無いんだよぁ……寒気がしたのも風邪じゃなくてお前のせいなんだよなぁ……なぜ伝わらないのだろう。天然ボケを通り越して大自然ボケだな。今にも緑豊かな森の姿が見えてきそうだ。
そこに住む動物達の姿を想像しながら、のそのそと俺は布団から起き上がった。
「あれ?どこ行くの?」
「大学。そろそろ行かないと遅刻するから」
「えぇ~!この前行ったばかりなのに!真面目だね~」
「別に、これが普通だと思うよ」
「そう?大学生にもなると、楽に取れる単位だけ取って後は適当!みたいな人ばっかりなのかと思ってた」
「そんなのばっかりだったら日本なんてとっくに滅びてるよ……」
「日本の未来を担う青年よ!行ってらっしゃい!」
「何その呼び方!?意味分からない上に少し偉そうなのがウザいんだけど!」
「何でそーゆー事言う!?励ましたのに!」
騒がしいクニハルの声をドアを閉めて遮断し、そそくさと俺は大学に向かった。
「あー……うん」
「なんだよ~反応薄いなー!さっきから!もっとこう……『えー!そうなの!?』みたいな反応ないのー?」
拗ねたような口調でクニハルが言う。その目からは「せっかく蜂谷君のために仕入れた情報なのに!」と言う心の声が聞こえてきた。
「無茶言うなよ……良い知らせが思ってたより大したこと無かったし……」
「ちょ、なんでそーゆーこと言う!?酷すぎない!?」
「悪い知らせに関しては、もう俺には関係無い話だし……」
「ま、まぁそうだけどさ!?それでも少しはショック受けるでしょ?蜂谷君は五年も一緒にいたわけだし!」
「確かに……衝撃的ではあるかな」
結婚かぁ、早いな。と思った。まだ現役の大学生のはずなのに。
俺が彼女と共に過ごした期間は五年間。別れたのは一年前。つまり、彼女が今の彼氏と付き合った期間は最長でも一年間のはず。(浮気をされてたのなら話は変わってくるけど……そんなこと考えたくもない)
結婚を決断するのに一年と言うのは、少し早過ぎないか?それにまだ大学生だぞ?仕事もしてないのに生活費はどうするんだ?よく親も許したな?……って、こんな事俺に言われたくも無いか。
「なんだよも~落ち込んだ蜂谷君の顔が見たかったのに~」
「悪趣味だな……絶対友達になりたく無いタイプのやつだ」
「とか言って~?そこまで僕の事嫌いじゃないでしょ?」
「気持ちわりーよ!なんだそれ!?寒気したわ!」
「え、大丈夫?風邪引いた?暖房付ける?」
「いらん!」
暖房て。そういう事じゃ無いんだよぁ……寒気がしたのも風邪じゃなくてお前のせいなんだよなぁ……なぜ伝わらないのだろう。天然ボケを通り越して大自然ボケだな。今にも緑豊かな森の姿が見えてきそうだ。
そこに住む動物達の姿を想像しながら、のそのそと俺は布団から起き上がった。
「あれ?どこ行くの?」
「大学。そろそろ行かないと遅刻するから」
「えぇ~!この前行ったばかりなのに!真面目だね~」
「別に、これが普通だと思うよ」
「そう?大学生にもなると、楽に取れる単位だけ取って後は適当!みたいな人ばっかりなのかと思ってた」
「そんなのばっかりだったら日本なんてとっくに滅びてるよ……」
「日本の未来を担う青年よ!行ってらっしゃい!」
「何その呼び方!?意味分からない上に少し偉そうなのがウザいんだけど!」
「何でそーゆー事言う!?励ましたのに!」
騒がしいクニハルの声をドアを閉めて遮断し、そそくさと俺は大学に向かった。
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