染色

舞台は昭和時代
権勢を誇っていた藤宮家の跡取りとして育てられてきた棗は愛に飢えていた。

ほとんど家におらず無関心な父親、何を成そうと役立たずと自分を貶すばかりの母親。

そんな日常を送っていたある日、父が家に招いた榊原蒼樹という大学生の青年に今まで他人に感じたことのない安堵感と好感を感じ積極的に言葉を交わすようになる。それまで溜め込んできたことも全部打ち明け、受け止め慰めてくれる彼にどうしようもなく惹かれてしまう。

だが、彼にはこの家に何やら目的があるようで…
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