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第9章:この手で掴むモノ
第4話:手練れ
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「ほう……。ヨン=ジューロとやらは存外にやりおるのじゃ。これはロックもいよいよ負けてしまうかもしれぬのう……」
「どういうことなのですわっ! タマモはロックのことを信じていないのです!?」
リリー=フルールが右隣りに立つヨーコ=タマモに喰いかかる。それもそうだろう。愛しのロック=イートが負けてしまうと言われて憤慨せずにおれるわけがない。しかしながら、ヨーコ=タマモは落ち着くのじゃとリリー=フルールを諫める。ヨーコ=タマモがロック=イートが負けるかもしれないと言ったのは、あくまでもこのままの流れでは、ロック=イートが追い込まれていくとの推測からである。
「わたくしは格闘に関しては素人なので、流れとかはよくわかりませんけど?」
リリー=フルールにはヨーコ=タマモの言うところの『流れ』というものがピンとこないのであった。こういう勝負において、実力が上である者が勝ちを掴むと思っているからだ。だが、ヨーコ=タマモはそうとは限らない場合もあると断言する。
「『流れ』というものは本当に厄介なしろものなのじゃ。リリー嬢にもわかりやすくいうと、勢いをくじかれて、その者が持っている実力を十分には発揮できなくなるという感じかのう?」
「ますますわかりませんわ。それを含めての実力と言うのではありませんこと? その『流れ』というモノを掴み取ることも」
リリー=フルールは自分で答えを言ってしまっていることに気づかずじまいであった。そのため、ヨーコ=タマモはククッとつい軽く笑ってしまうのであった。そして、左手でポンポンと軽く彼女の金色に染まる頭を叩き、ほれ、ロックの応援をしてやるのじゃと促すのであった。リリー=フルールはなんだかはぐらかせれた気分になってしまったが、彼女の言葉にいちいち反応するよりも、ロック=イートを注視することのほうが大切だとばかりに試合場の方へと視線を向け直す。
現在、ロック=イートは変幻自在と言ってもよい鎖鎌の軌道に難儀を強いられているようであった。ヨン=ジューロは右手で分銅付きの鎖を連続で飛ばしてきており、ロック=イートはそれを回避しつつ掴み取ろうとしている。だが、そのロック=イートの企みはまったくもって成功せず、何度も宙を虚しく左手で掻いてしまう。
そして、ヨン=ジューロは分銅攻撃に絡ませるように左手に持つ鎌の方も弧を描くようにぶん投げてくる。直線攻撃の分銅だけでなく、首を刈り取るかのように鎌を回してくるために、ロック=イートとしては防戦一方になってしまっていたのだ。ロック=イートは身体の右側から回り込むように向かってくる鎌を身を低くして避ける。そして、身を低くしたロック=イートに対して、すかさずヨン=ジューロは真っ直ぐに分銅部分を投げつけてくるのだ。
だが、そのコンビネーションを理解しているロック=イートであったが、ヨン=ジューロは嫌らしいことに必要以上に分銅を投げ込んでこない。ロック=イートの身を穿つかどうかのギリギリのところまで分銅を直線的に投げてくるのだが、ちょうどロック=イートの身に当たる距離のところで分銅を止める。そして、分銅部分に繋がる鎖から力を抜くことで、分銅はそこから下へと落ちてしまう。そのためにロック=イートの左手が宙を虚しく掻く結果を産み出すこととなっているのだ。
「へいへいへい。ロックくん、びびってるんやでー!」
なかなか距離を詰めれないロック=イートに対して、挑発を繰り返すヨン=ジューロである。彼の巧みな鎖鎌捌きがそうさせているからこそ、ロック=イートはヨン=ジューロに近づけていないのに、さも、ロック=イートが躊躇していると言いたげであった。ロック=イートはいちいち頭にくる言い方だと思わずにはいられなかった。
(あんたがそう言うのであれば、お望み通りやってやるぜっ!)
ロック=イートはそう思うと同時に身体を動かす。まず、握り込んだ右の義手で身体の右側から回り込んでくるように飛んでくる鎌を打ち払う。そして、次に来るであろう分銅を身体が当たるかどうかのギリギリのところで回避しつつ距離を詰めようとした。
しかし、ロック=イートが鎌を右手で払ったは良いが、ヨン=ジューロは分銅を真っ直ぐには投げつけてこなかったのである。先ほどまではヨン=ジューロはロック=イートの腹めがけて分銅を真っ直ぐに投げてきていたというのに、左のスネ辺りを狙って分銅を投げてきたのだ。
ロック=イートは思わず、視線を下に向けるしかなかった。迫りくるスネ狙いの攻撃をそのまま受ける他無かったのだ。だが、そこからさらに分銅は軌道を変える。左スネまであと50センチメートルのところでいきなり分銅が斜め上へと跳ね上がっていく。ロック=イートは眼を白黒させてしまう。なんと、左のスネ狙いだとばかり思っていたソレはロック=イートの顎先をかち上げるようにヒットしてしまったのだ。
ロック=イートは眼から火花が飛び出しそうになってしまう。不意を突かれただけでなく、その分銅は十分な破壊力を持っており、ロック=イートを前後不覚にさせてしまう。ロック=イートは頭を揺らされたことで、視界がブラックアウトしてしまいそうになる。顎の骨は砕けなかったが、それでもダメージは相当に頭へと伝わっている。ロック=イートはブンブンと左右に頭を振り、頭からダメージを抜こうとする。
しかし、ヨン=ジューロはそこで追撃の手を止めるほど甘くはなかった。今度は分銅を真っ直ぐにロック=イートの額めがけて投げてきたのである。ロック=イートはやや暗くなった視界でヨン=ジューロが動きを見せたことを視認する。そして、分銅が自分の顔面に向かって投げられたことも察知する。
ロック=イートはクッ! と唸りながら、身体を右側に倒しこむ。だが、ヨン=ジューロはその動きすらも読んでおり、真っ直ぐ飛んでくるかと思われた分銅部分はロック=イートの左側のこめかみをかすめていったと思った瞬間に、右斜め下側へとよじれていき、ロック=イートの首に巻き付いてしまうのであった。
「ははっ! これほど、わいの思い通りに動いてくれる御人もなかなかにいないんやで? 半狼半人の一本釣りやー!!」
ヨン=ジューロはロック=イートの首に巻き付いた鎖をグイっと引っ張って見せる。それにより、ロック=イートの身体は大きく前へと倒れ込んでしまうことになる。そして、倒れ込んでいくロック=イートに対して、ヨン=ジューロは、あっはぁん! という掛け声と共に左手に持つ鎌部分を上から下へと振り回しながら、ロック=イートへ投げるのであった……。
「どういうことなのですわっ! タマモはロックのことを信じていないのです!?」
リリー=フルールが右隣りに立つヨーコ=タマモに喰いかかる。それもそうだろう。愛しのロック=イートが負けてしまうと言われて憤慨せずにおれるわけがない。しかしながら、ヨーコ=タマモは落ち着くのじゃとリリー=フルールを諫める。ヨーコ=タマモがロック=イートが負けるかもしれないと言ったのは、あくまでもこのままの流れでは、ロック=イートが追い込まれていくとの推測からである。
「わたくしは格闘に関しては素人なので、流れとかはよくわかりませんけど?」
リリー=フルールにはヨーコ=タマモの言うところの『流れ』というものがピンとこないのであった。こういう勝負において、実力が上である者が勝ちを掴むと思っているからだ。だが、ヨーコ=タマモはそうとは限らない場合もあると断言する。
「『流れ』というものは本当に厄介なしろものなのじゃ。リリー嬢にもわかりやすくいうと、勢いをくじかれて、その者が持っている実力を十分には発揮できなくなるという感じかのう?」
「ますますわかりませんわ。それを含めての実力と言うのではありませんこと? その『流れ』というモノを掴み取ることも」
リリー=フルールは自分で答えを言ってしまっていることに気づかずじまいであった。そのため、ヨーコ=タマモはククッとつい軽く笑ってしまうのであった。そして、左手でポンポンと軽く彼女の金色に染まる頭を叩き、ほれ、ロックの応援をしてやるのじゃと促すのであった。リリー=フルールはなんだかはぐらかせれた気分になってしまったが、彼女の言葉にいちいち反応するよりも、ロック=イートを注視することのほうが大切だとばかりに試合場の方へと視線を向け直す。
現在、ロック=イートは変幻自在と言ってもよい鎖鎌の軌道に難儀を強いられているようであった。ヨン=ジューロは右手で分銅付きの鎖を連続で飛ばしてきており、ロック=イートはそれを回避しつつ掴み取ろうとしている。だが、そのロック=イートの企みはまったくもって成功せず、何度も宙を虚しく左手で掻いてしまう。
そして、ヨン=ジューロは分銅攻撃に絡ませるように左手に持つ鎌の方も弧を描くようにぶん投げてくる。直線攻撃の分銅だけでなく、首を刈り取るかのように鎌を回してくるために、ロック=イートとしては防戦一方になってしまっていたのだ。ロック=イートは身体の右側から回り込むように向かってくる鎌を身を低くして避ける。そして、身を低くしたロック=イートに対して、すかさずヨン=ジューロは真っ直ぐに分銅部分を投げつけてくるのだ。
だが、そのコンビネーションを理解しているロック=イートであったが、ヨン=ジューロは嫌らしいことに必要以上に分銅を投げ込んでこない。ロック=イートの身を穿つかどうかのギリギリのところまで分銅を直線的に投げてくるのだが、ちょうどロック=イートの身に当たる距離のところで分銅を止める。そして、分銅部分に繋がる鎖から力を抜くことで、分銅はそこから下へと落ちてしまう。そのためにロック=イートの左手が宙を虚しく掻く結果を産み出すこととなっているのだ。
「へいへいへい。ロックくん、びびってるんやでー!」
なかなか距離を詰めれないロック=イートに対して、挑発を繰り返すヨン=ジューロである。彼の巧みな鎖鎌捌きがそうさせているからこそ、ロック=イートはヨン=ジューロに近づけていないのに、さも、ロック=イートが躊躇していると言いたげであった。ロック=イートはいちいち頭にくる言い方だと思わずにはいられなかった。
(あんたがそう言うのであれば、お望み通りやってやるぜっ!)
ロック=イートはそう思うと同時に身体を動かす。まず、握り込んだ右の義手で身体の右側から回り込んでくるように飛んでくる鎌を打ち払う。そして、次に来るであろう分銅を身体が当たるかどうかのギリギリのところで回避しつつ距離を詰めようとした。
しかし、ロック=イートが鎌を右手で払ったは良いが、ヨン=ジューロは分銅を真っ直ぐには投げつけてこなかったのである。先ほどまではヨン=ジューロはロック=イートの腹めがけて分銅を真っ直ぐに投げてきていたというのに、左のスネ辺りを狙って分銅を投げてきたのだ。
ロック=イートは思わず、視線を下に向けるしかなかった。迫りくるスネ狙いの攻撃をそのまま受ける他無かったのだ。だが、そこからさらに分銅は軌道を変える。左スネまであと50センチメートルのところでいきなり分銅が斜め上へと跳ね上がっていく。ロック=イートは眼を白黒させてしまう。なんと、左のスネ狙いだとばかり思っていたソレはロック=イートの顎先をかち上げるようにヒットしてしまったのだ。
ロック=イートは眼から火花が飛び出しそうになってしまう。不意を突かれただけでなく、その分銅は十分な破壊力を持っており、ロック=イートを前後不覚にさせてしまう。ロック=イートは頭を揺らされたことで、視界がブラックアウトしてしまいそうになる。顎の骨は砕けなかったが、それでもダメージは相当に頭へと伝わっている。ロック=イートはブンブンと左右に頭を振り、頭からダメージを抜こうとする。
しかし、ヨン=ジューロはそこで追撃の手を止めるほど甘くはなかった。今度は分銅を真っ直ぐにロック=イートの額めがけて投げてきたのである。ロック=イートはやや暗くなった視界でヨン=ジューロが動きを見せたことを視認する。そして、分銅が自分の顔面に向かって投げられたことも察知する。
ロック=イートはクッ! と唸りながら、身体を右側に倒しこむ。だが、ヨン=ジューロはその動きすらも読んでおり、真っ直ぐ飛んでくるかと思われた分銅部分はロック=イートの左側のこめかみをかすめていったと思った瞬間に、右斜め下側へとよじれていき、ロック=イートの首に巻き付いてしまうのであった。
「ははっ! これほど、わいの思い通りに動いてくれる御人もなかなかにいないんやで? 半狼半人の一本釣りやー!!」
ヨン=ジューロはロック=イートの首に巻き付いた鎖をグイっと引っ張って見せる。それにより、ロック=イートの身体は大きく前へと倒れ込んでしまうことになる。そして、倒れ込んでいくロック=イートに対して、ヨン=ジューロは、あっはぁん! という掛け声と共に左手に持つ鎌部分を上から下へと振り回しながら、ロック=イートへ投げるのであった……。
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