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第2章:失って得るモノ
第2話:憐憫の情
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「アイリス、アイリス!」
レオナルト=ヴィッダーはクルス=サンティーモにアイリス=クレープスの面影を映していた。レオナルト=ヴィッダーはクルス=サンティーモのキレイな顔にこれまた見事に顔射をかましたのだが、それでは飽き足らず、クルス=サンティーモの身体を抱え上げて、ベッドの上に放り投げる。レオナルト=ヴィッダーは自分のスペル魔まみれのクルス=サンティーモの唇に自分の唇を重ねる。
そして、クルス=サンティーモの口内で自分の舌を散々に暴れさせる。クルス=サンティーモは呼吸を満足にすることが出来ず、自分に体重を預けてくるレオナルト=ヴィッダーの胸を自分の両手で押し返そうとする。だが、それがいけなかった。レオナルト=ヴィッダーはその抵抗に懐かしさと哀愁を覚え、余計にクルス=サンティーモを求めてしまったのだ。
「アイリス。俺を受け入れてくれっ!」
レオナルト=ヴィッダーはアイリス=クレープス相手には出来なかったことをし始める。本当なら、アイリス=クレープスに大股を広げさせた時に、アイリス=クレープスの性器がレオナルト=ヴィッダーからは丸見えであった。銀色の下の毛が露わになり、その銀色のジャングルには彼女の秘肉が埋もれていた。そこを自分の舌でかき分け、アイリス=クレープスの秘肉の味を丹念に味わいたかった。だが、性交が初めてであるアイリス=クレープスにそんなことが出来るはずがない。
だが、今のレオナルト=ヴィッダーは違った。左腕から異様に溢れる呪力で、クルス=サンティーモをがんじがらめにし、彼の身体の自由を奪う。そして、その呪力を持ってして、クルス=サンティーモ自ら、大股を開かせる。そして、その状態からクルス=サンティーモは自分の意思とは無関係に背中をベッドに預けたまま、その背中が丸まっていく。
クルス=サンティーモは今、ポークビッツだけでなく、尻の穴までレオナルト=ヴィッダーに丸見えになる体勢となっていた。レオナルト=ヴィッダーは明らかに正気を失っているように見えるクルス=サンティーモであった。そのレオナルト=ヴィッダーは両手でクルス=サンティーモのふくらはぎを抑え、彼の顔はクルス=サンティーモの子宝袋と尻の穴の間に埋もれきっていた。そして、何かを探し求めるように舌でクルス=サンティーモのその部分を舐めまくる。
「ああ、美味しいよ、アイリス。アイリスの味がする……」
クルス=サンティーモのその部分から何かがあふれ出すわけがなかった。そこには女性特有の割れ目があるわけでもない。だが、レオナルト=ヴィッダーは美味しい美味しいと言いながら、犬が皿に入れられたミルクを舐めるかのようにペロペロと舐め続けたのだ。レオナルト=ヴィッダーは右の人差し指で丹念にクルス=サンティーモの尻穴をほじる。そして、ほじった人差し指を尻の穴から抜き出し、これまたクルス=サンティーモの口の中にその人差し指をねじ込む。
「ほら、アイリスも美味しいだろ? 自分の蜜の味の感想を聞かせてくれ……」
クルス=サンティーモは恐怖に脳みそをやられ、何一つ答えられなかった。そんな彼に勘違いを抱いたレオナルト=ヴィッダーは非常に悲しげな表情をその顔に浮かべる。その捨てられた子犬のような顔がクルス=サンティーモの心から恐怖心を払拭させることになる。
(ああ、そうなんですね。レオン様はとっても悲しいことに会われたんですね……)
クルス=サンティーモもなんだか悲しい気分になっていた。レオン様がクルスとは呼ばずに『アイリス』と言う名前を連呼していた。それはもしかすると、もう二度と会えぬ恋人の名前なのかもしれない。そう考えれば考えるほど、クルス=サンティーモの胸がギュッと締め付けられる気分になってしまう。
「レオン様……。今だけはぼくのことをアイリスだと思って、好きなようにしてください」
クルス=サンティーモがそう言うと同時に、今の今まで、自分の意思では指先すら動かせなかったというのに、自分の身体に自由が戻ってくる。自分の身体に纏わりついていた赤黒いオーラはどこかに霧散していってしまっていた。しかし、それに気をやるよりも、クルス=サンティーモは優しく、ただ優しくレオナルト=ヴィッダーの右頬に左手を添える。そして、まるでそこに天使が現出したかのように、にっこりとクルス=サンティーモは微笑んでみせる。
「アイリス……。ありがとう」
レオナルト=ヴィッダーは感謝の念をアイリス=クレープスに告げ、彼女の尻の穴に自分の聖剣の先端をセットする。そして、メリメリという肉と肉が押し合いながら徐々に受け入れていく音を奏でながら、聖剣全体を尻肉の中に埋める。聖剣がクルス=サンティーモの中に埋まりきるや否や、レオナルト=ヴィッダーは数十秒も持たずに果てる。
自然とレオナルト=ヴィッダーの聖剣がずるりとクルス=サンティーモの尻の穴から抜け落ち、それと同時にクルス=サンティーモの尻の穴からは大量のスペル魔が流れ出す。レオナルト=ヴィッダーはハアハア……と荒い呼吸を繰り返し、クルス=サンティーモと仲良くベッドの上で川の字で横たわることとなる。
「ごめん、アイリス。頭を撫でてほしかったんだよな? よしよし」
レオナルト=ヴィッダーは焦点が定まらぬままにクルス=サンティーモを抱き寄せて、彼の蒼髪オカッパの頭頂部を右手で優しく撫でる。レオナルト=ヴィッダーはアイリス=クレープスには出来なかったことをクルス=サンティーモ相手に達成したのだ。彼の眼はうつろであったが、頬は緩み、満足気な表情であった。クルス=サンティーモはそんな彼の表情を見て、大粒の涙が自然に零れ落ちてしまう。
お客様がクルス=サンティーモ以外の誰かをクルス=サンティーモ自身に投影することは、たまに起きる。それはお客様が叶えたくても叶わなかった夢がそうさせるのだと、桃源郷の主に説明を受けている。だが、レオナルト=ヴィッダーのように自我が崩壊してしまっているのでは? という危惧を抱かせるレベルなのは、クルス=サンティーモには初めての経験であった。こんなに胸が苦しくて、出来るなら、レオナルト=ヴィッダーの想い人であるアイリスという女性になってしまいたいとさえ思ってしまうクルス=サンティーモであった。
このまま、レオン様にされるがままにされようとクルス=サンティーモはそう思ってしまう。だが、この幸せの時間を奪うかのように、コテージのドアの隙間から冷気が忍び寄ってくる。クルス=サンティーモはこの冷気が身体に触れると同時に、ゾクリッ! と背中に冷や汗が噴き出ることになる。クルス=サンティーモはオッドアイの両目を見開き、レオン様の顔を凝視する。だが、レオン様は優し気な表情のままにクルス=サンティーモの蒼髪を優しく撫でる。
「今度こそ、俺がアイリスを護ってみせるからな?」
レオナルト=ヴィッダーはクルス=サンティーモにアイリス=クレープスの面影を映していた。レオナルト=ヴィッダーはクルス=サンティーモのキレイな顔にこれまた見事に顔射をかましたのだが、それでは飽き足らず、クルス=サンティーモの身体を抱え上げて、ベッドの上に放り投げる。レオナルト=ヴィッダーは自分のスペル魔まみれのクルス=サンティーモの唇に自分の唇を重ねる。
そして、クルス=サンティーモの口内で自分の舌を散々に暴れさせる。クルス=サンティーモは呼吸を満足にすることが出来ず、自分に体重を預けてくるレオナルト=ヴィッダーの胸を自分の両手で押し返そうとする。だが、それがいけなかった。レオナルト=ヴィッダーはその抵抗に懐かしさと哀愁を覚え、余計にクルス=サンティーモを求めてしまったのだ。
「アイリス。俺を受け入れてくれっ!」
レオナルト=ヴィッダーはアイリス=クレープス相手には出来なかったことをし始める。本当なら、アイリス=クレープスに大股を広げさせた時に、アイリス=クレープスの性器がレオナルト=ヴィッダーからは丸見えであった。銀色の下の毛が露わになり、その銀色のジャングルには彼女の秘肉が埋もれていた。そこを自分の舌でかき分け、アイリス=クレープスの秘肉の味を丹念に味わいたかった。だが、性交が初めてであるアイリス=クレープスにそんなことが出来るはずがない。
だが、今のレオナルト=ヴィッダーは違った。左腕から異様に溢れる呪力で、クルス=サンティーモをがんじがらめにし、彼の身体の自由を奪う。そして、その呪力を持ってして、クルス=サンティーモ自ら、大股を開かせる。そして、その状態からクルス=サンティーモは自分の意思とは無関係に背中をベッドに預けたまま、その背中が丸まっていく。
クルス=サンティーモは今、ポークビッツだけでなく、尻の穴までレオナルト=ヴィッダーに丸見えになる体勢となっていた。レオナルト=ヴィッダーは明らかに正気を失っているように見えるクルス=サンティーモであった。そのレオナルト=ヴィッダーは両手でクルス=サンティーモのふくらはぎを抑え、彼の顔はクルス=サンティーモの子宝袋と尻の穴の間に埋もれきっていた。そして、何かを探し求めるように舌でクルス=サンティーモのその部分を舐めまくる。
「ああ、美味しいよ、アイリス。アイリスの味がする……」
クルス=サンティーモのその部分から何かがあふれ出すわけがなかった。そこには女性特有の割れ目があるわけでもない。だが、レオナルト=ヴィッダーは美味しい美味しいと言いながら、犬が皿に入れられたミルクを舐めるかのようにペロペロと舐め続けたのだ。レオナルト=ヴィッダーは右の人差し指で丹念にクルス=サンティーモの尻穴をほじる。そして、ほじった人差し指を尻の穴から抜き出し、これまたクルス=サンティーモの口の中にその人差し指をねじ込む。
「ほら、アイリスも美味しいだろ? 自分の蜜の味の感想を聞かせてくれ……」
クルス=サンティーモは恐怖に脳みそをやられ、何一つ答えられなかった。そんな彼に勘違いを抱いたレオナルト=ヴィッダーは非常に悲しげな表情をその顔に浮かべる。その捨てられた子犬のような顔がクルス=サンティーモの心から恐怖心を払拭させることになる。
(ああ、そうなんですね。レオン様はとっても悲しいことに会われたんですね……)
クルス=サンティーモもなんだか悲しい気分になっていた。レオン様がクルスとは呼ばずに『アイリス』と言う名前を連呼していた。それはもしかすると、もう二度と会えぬ恋人の名前なのかもしれない。そう考えれば考えるほど、クルス=サンティーモの胸がギュッと締め付けられる気分になってしまう。
「レオン様……。今だけはぼくのことをアイリスだと思って、好きなようにしてください」
クルス=サンティーモがそう言うと同時に、今の今まで、自分の意思では指先すら動かせなかったというのに、自分の身体に自由が戻ってくる。自分の身体に纏わりついていた赤黒いオーラはどこかに霧散していってしまっていた。しかし、それに気をやるよりも、クルス=サンティーモは優しく、ただ優しくレオナルト=ヴィッダーの右頬に左手を添える。そして、まるでそこに天使が現出したかのように、にっこりとクルス=サンティーモは微笑んでみせる。
「アイリス……。ありがとう」
レオナルト=ヴィッダーは感謝の念をアイリス=クレープスに告げ、彼女の尻の穴に自分の聖剣の先端をセットする。そして、メリメリという肉と肉が押し合いながら徐々に受け入れていく音を奏でながら、聖剣全体を尻肉の中に埋める。聖剣がクルス=サンティーモの中に埋まりきるや否や、レオナルト=ヴィッダーは数十秒も持たずに果てる。
自然とレオナルト=ヴィッダーの聖剣がずるりとクルス=サンティーモの尻の穴から抜け落ち、それと同時にクルス=サンティーモの尻の穴からは大量のスペル魔が流れ出す。レオナルト=ヴィッダーはハアハア……と荒い呼吸を繰り返し、クルス=サンティーモと仲良くベッドの上で川の字で横たわることとなる。
「ごめん、アイリス。頭を撫でてほしかったんだよな? よしよし」
レオナルト=ヴィッダーは焦点が定まらぬままにクルス=サンティーモを抱き寄せて、彼の蒼髪オカッパの頭頂部を右手で優しく撫でる。レオナルト=ヴィッダーはアイリス=クレープスには出来なかったことをクルス=サンティーモ相手に達成したのだ。彼の眼はうつろであったが、頬は緩み、満足気な表情であった。クルス=サンティーモはそんな彼の表情を見て、大粒の涙が自然に零れ落ちてしまう。
お客様がクルス=サンティーモ以外の誰かをクルス=サンティーモ自身に投影することは、たまに起きる。それはお客様が叶えたくても叶わなかった夢がそうさせるのだと、桃源郷の主に説明を受けている。だが、レオナルト=ヴィッダーのように自我が崩壊してしまっているのでは? という危惧を抱かせるレベルなのは、クルス=サンティーモには初めての経験であった。こんなに胸が苦しくて、出来るなら、レオナルト=ヴィッダーの想い人であるアイリスという女性になってしまいたいとさえ思ってしまうクルス=サンティーモであった。
このまま、レオン様にされるがままにされようとクルス=サンティーモはそう思ってしまう。だが、この幸せの時間を奪うかのように、コテージのドアの隙間から冷気が忍び寄ってくる。クルス=サンティーモはこの冷気が身体に触れると同時に、ゾクリッ! と背中に冷や汗が噴き出ることになる。クルス=サンティーモはオッドアイの両目を見開き、レオン様の顔を凝視する。だが、レオン様は優し気な表情のままにクルス=サンティーモの蒼髪を優しく撫でる。
「今度こそ、俺がアイリスを護ってみせるからな?」
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