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第7章:暴力に屈する正義
第1話:ライバル宣言
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レオナルト=ヴィッダー一行はエンダーラー・プライズ号に揺られて1週間後、ようやく目的地である『地上の楽園』の沿岸までたどりつく。ここから先は岩礁が多く、小型の船でも島内に近づくことは容易では無かった。レオナルト=ヴィッダーたちはエンダーラー・プライズ号の両舷に設置してある救命用の手漕ぎ型木製ボートに乗り込み、それを用いて『地上の楽園』を目指す。
この航海において、天候管理及びナビゲーター役を務めていたエクレア=シューが、ここでも本領を発揮することとなる。彼女は迷路のような岩礁地帯をさも大海原を進むが如くにボートを案内する。その導きの正しさに、いつも彼女に対して注文ばかりつけていたリリベル=ユーリィも口を閉じる他無かった。
「さて、危険な岩礁地帯も抜けたのです~~~。あとはどこにボートを停泊させるかです~~~」
「え、ええ……。わたしはべたに砂浜で良いと思うの。レオは足が悪いから、岩場だと大変そうだし」
リリベル=ユーリィが手漕ぎボートの推進力を務めていたため、島からは反対方向を向いていた。ナビゲーター役であるエクレア=シューがそこで良いかと別のボートに乗っているレオナルト=ヴィッダーに確認をする。エクレア=シューたちが乗っているボートには彼女を含め、リリベル=ユーリィとエンダーラー・プライズ号の船員がふたり。そして、レオナルト=ヴィッダーたちが乗り込んでいるボートには彼とクルス=サンティーモ、デーブ=オクボーンとその彼の頭の上に蝙蝠羽付きの白いネズミがちょこんと乗っかり、計3人と一匹が搭乗していた。
「エクレアさ~~~ん。それで問題ないですゥ。引き続き、誘導をお願いするのですゥ」
クルス=サンティーモがボートの舳先から右手を大きく振りながら、エクレア=シューに返答する。元気いっぱいに返事をしてくる彼にニッコリと微笑み返す。その後、すぐに前に振り向き直し、漕ぎ手であるリリベル=ユーリィにボートの行き先を指示する。
砂浜に到着したレオナルト=ヴィッダーたちは、まず近くに野営地を設営しはじめる。それはデーブ=オクボーンとエンダーラー・プライズ号の船員ふたりの役目であった。リリベル=ユーリィは彼らだけに任せておいて良いのだろうかと逡巡するが、ここまで漕ぎ手をやってきたのだから、ゆっくり休んでおけと言われる始末であった。
やることを失くしたリリベル=ユーリィはどうしたものかと、周りを見れば、波打ち際ではクルス=サンティーモとエクレア=シューがキャッキャと嬉しそうにはしゃぎまわっている。そのふたりを微笑ましそうに砂場に左足をまっすぐ伸ばしつつ、尻を付けているレオナルト=ヴィッダーであった。リリベル=ユーリィはそんな彼に近くにまで歩いていき、ちょこんと女性特有の座り方で隣を陣取る。
「クルスとエクレアは元気ね。わたしもわけてほしいくらい」
「ああ、そうだな。俺の身体がまともならば、あそこではしゃぎ回りたいくらいだ」
リリベル=ユーリィはレオナルト=ヴィッダーの顔を横目で見つつ、体調が良さそうなことに安堵する。エンダーラー・プライズ号での船旅の最中、レオナルト=ヴィッダーは船酔いしてしまい、ここ数日はずっと船室に籠りっぱなしであった。そんな体調不良の彼に黄金色のシャワーを散々に浴びせるという事件はあったが、レオナルト=ヴィッダーからそのことに関して言及されることはなかった。
「ねえ、レオ。秘宝をふたつ手に入れることが出来たら、あなたはアイリス様に求婚するの?」
「ん? 当たり前だろ。俺はそのために、身の危険も顧みずにこんなところまでやってきてるんだ。俺はアイリスと約束したんだ。幸せな家庭を作るって」
リリベル=ユーリィは固い決意を持ち続けるレオに不安感を覚えていた。レオは天使の嬉し涙を手に入れようとして、失敗に終わっている。そうだというのに左手に装着している素戔嗚から呪力を引き出しすぎて、身体を痛めつけすぎている。特に左足がひどい状態だ。前腕固定型杖が無ければ、立つことさえも出来ない。
そんな状態にレオナルト=ヴィッダーが陥ったのも、そもそも彼とアイリス=クレープスとの約束が原因である。父親に認められないのであれば、赤ちゃんを作ってしまい、既成事実化しようとしたのだ。それがどれほどに愚かな行為であったかは、レオナルト=ヴィッダーがバルト帝国とウィーゼ王国ととの戦において最前線へ送られたことで実証されている。
リリベル=ユーリィは自然と体が強張ってしまう。レオナルト=ヴィッダーを求めれば求めるほどに彼はその身を犠牲にしていく。一言、レオナルト=ヴィッダーにもう諦めてほしいと言えれば、どれほど楽であろうか? いや、楽なはずがない。自分はレオを失いたくない。彼が傷つくのをこれから先、間近で見ることになろうとも、自分が彼の盾となり、剣となることを選んだのだ。
「なあ、リリベル。お前の故郷ではお前を待っていてくれるひとがいるのか?」
「え? どういう意味?」
「いや……。恋人はいるのかなって。俺の戦いに付き合ってくれるのはありがたいが、リリベルに恋人がいるのなら、俺はそいつに申し訳が立たない」
レオナルト=ヴィッダーはリリベル=ユーリィと眼を合わさずにそう言う。視線はクルス=サンティーモとエクレア=シューに向けたままである。リリベル=ユーリィは卑怯だと思った。自分の身を案じてくれているのに、アイリス=クレープスへ想いをはせているので、リリベル=ユーリィには優しさを振りまけない。レオナルト=ヴィッダーの態度からはそれがありありと感じられた。
だから、リリベル=ユーリィはレオにいじわるをした。
「わたしは、あなたと出会ったその時から、あなただけの騎士になろうと誓いました。だから、わたしにはまだ恋人がいません」
「そうか……。でも、俺には恋人がいる。アイリス=クレープスという女性だ。俺の心はアイリスに奪われたままだ」
「では、わたしはそのアイリス=クレープス様に成り代われるように努めます。今、あなたの隣を占めているのはリリベル=ユーリィなのですから」
レオナルト=ヴィッダーは苦笑しながら、リリベル=ユーリィの方に顔を向ける。そして彼はまるで駄々っ子のようなリリベル=ユーリィの頭をぽんぽんと右手で軽く叩く。
「俺はまだまだ死ぬ気は無いが、この旅の最中に命を落としたら……。アイリスを死ぬまで追いかけていた馬鹿がいたことを伝えてほしい」
「いえ、レオは死なないわ。わたしが護り抜きますので。アイリス様に見せつけましょう。わたしたちの結婚式を。さぞかし、アイリス様は悔しがるはずです。この泥棒猫がっ! って」
この航海において、天候管理及びナビゲーター役を務めていたエクレア=シューが、ここでも本領を発揮することとなる。彼女は迷路のような岩礁地帯をさも大海原を進むが如くにボートを案内する。その導きの正しさに、いつも彼女に対して注文ばかりつけていたリリベル=ユーリィも口を閉じる他無かった。
「さて、危険な岩礁地帯も抜けたのです~~~。あとはどこにボートを停泊させるかです~~~」
「え、ええ……。わたしはべたに砂浜で良いと思うの。レオは足が悪いから、岩場だと大変そうだし」
リリベル=ユーリィが手漕ぎボートの推進力を務めていたため、島からは反対方向を向いていた。ナビゲーター役であるエクレア=シューがそこで良いかと別のボートに乗っているレオナルト=ヴィッダーに確認をする。エクレア=シューたちが乗っているボートには彼女を含め、リリベル=ユーリィとエンダーラー・プライズ号の船員がふたり。そして、レオナルト=ヴィッダーたちが乗り込んでいるボートには彼とクルス=サンティーモ、デーブ=オクボーンとその彼の頭の上に蝙蝠羽付きの白いネズミがちょこんと乗っかり、計3人と一匹が搭乗していた。
「エクレアさ~~~ん。それで問題ないですゥ。引き続き、誘導をお願いするのですゥ」
クルス=サンティーモがボートの舳先から右手を大きく振りながら、エクレア=シューに返答する。元気いっぱいに返事をしてくる彼にニッコリと微笑み返す。その後、すぐに前に振り向き直し、漕ぎ手であるリリベル=ユーリィにボートの行き先を指示する。
砂浜に到着したレオナルト=ヴィッダーたちは、まず近くに野営地を設営しはじめる。それはデーブ=オクボーンとエンダーラー・プライズ号の船員ふたりの役目であった。リリベル=ユーリィは彼らだけに任せておいて良いのだろうかと逡巡するが、ここまで漕ぎ手をやってきたのだから、ゆっくり休んでおけと言われる始末であった。
やることを失くしたリリベル=ユーリィはどうしたものかと、周りを見れば、波打ち際ではクルス=サンティーモとエクレア=シューがキャッキャと嬉しそうにはしゃぎまわっている。そのふたりを微笑ましそうに砂場に左足をまっすぐ伸ばしつつ、尻を付けているレオナルト=ヴィッダーであった。リリベル=ユーリィはそんな彼に近くにまで歩いていき、ちょこんと女性特有の座り方で隣を陣取る。
「クルスとエクレアは元気ね。わたしもわけてほしいくらい」
「ああ、そうだな。俺の身体がまともならば、あそこではしゃぎ回りたいくらいだ」
リリベル=ユーリィはレオナルト=ヴィッダーの顔を横目で見つつ、体調が良さそうなことに安堵する。エンダーラー・プライズ号での船旅の最中、レオナルト=ヴィッダーは船酔いしてしまい、ここ数日はずっと船室に籠りっぱなしであった。そんな体調不良の彼に黄金色のシャワーを散々に浴びせるという事件はあったが、レオナルト=ヴィッダーからそのことに関して言及されることはなかった。
「ねえ、レオ。秘宝をふたつ手に入れることが出来たら、あなたはアイリス様に求婚するの?」
「ん? 当たり前だろ。俺はそのために、身の危険も顧みずにこんなところまでやってきてるんだ。俺はアイリスと約束したんだ。幸せな家庭を作るって」
リリベル=ユーリィは固い決意を持ち続けるレオに不安感を覚えていた。レオは天使の嬉し涙を手に入れようとして、失敗に終わっている。そうだというのに左手に装着している素戔嗚から呪力を引き出しすぎて、身体を痛めつけすぎている。特に左足がひどい状態だ。前腕固定型杖が無ければ、立つことさえも出来ない。
そんな状態にレオナルト=ヴィッダーが陥ったのも、そもそも彼とアイリス=クレープスとの約束が原因である。父親に認められないのであれば、赤ちゃんを作ってしまい、既成事実化しようとしたのだ。それがどれほどに愚かな行為であったかは、レオナルト=ヴィッダーがバルト帝国とウィーゼ王国ととの戦において最前線へ送られたことで実証されている。
リリベル=ユーリィは自然と体が強張ってしまう。レオナルト=ヴィッダーを求めれば求めるほどに彼はその身を犠牲にしていく。一言、レオナルト=ヴィッダーにもう諦めてほしいと言えれば、どれほど楽であろうか? いや、楽なはずがない。自分はレオを失いたくない。彼が傷つくのをこれから先、間近で見ることになろうとも、自分が彼の盾となり、剣となることを選んだのだ。
「なあ、リリベル。お前の故郷ではお前を待っていてくれるひとがいるのか?」
「え? どういう意味?」
「いや……。恋人はいるのかなって。俺の戦いに付き合ってくれるのはありがたいが、リリベルに恋人がいるのなら、俺はそいつに申し訳が立たない」
レオナルト=ヴィッダーはリリベル=ユーリィと眼を合わさずにそう言う。視線はクルス=サンティーモとエクレア=シューに向けたままである。リリベル=ユーリィは卑怯だと思った。自分の身を案じてくれているのに、アイリス=クレープスへ想いをはせているので、リリベル=ユーリィには優しさを振りまけない。レオナルト=ヴィッダーの態度からはそれがありありと感じられた。
だから、リリベル=ユーリィはレオにいじわるをした。
「わたしは、あなたと出会ったその時から、あなただけの騎士になろうと誓いました。だから、わたしにはまだ恋人がいません」
「そうか……。でも、俺には恋人がいる。アイリス=クレープスという女性だ。俺の心はアイリスに奪われたままだ」
「では、わたしはそのアイリス=クレープス様に成り代われるように努めます。今、あなたの隣を占めているのはリリベル=ユーリィなのですから」
レオナルト=ヴィッダーは苦笑しながら、リリベル=ユーリィの方に顔を向ける。そして彼はまるで駄々っ子のようなリリベル=ユーリィの頭をぽんぽんと右手で軽く叩く。
「俺はまだまだ死ぬ気は無いが、この旅の最中に命を落としたら……。アイリスを死ぬまで追いかけていた馬鹿がいたことを伝えてほしい」
「いえ、レオは死なないわ。わたしが護り抜きますので。アイリス様に見せつけましょう。わたしたちの結婚式を。さぞかし、アイリス様は悔しがるはずです。この泥棒猫がっ! って」
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