【R18】俺は悪くねえ! ~愛しのお姫様が女騎士に変化しているのを知らずに後ろの穴を穿ってしまいました~

ももちく

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第7章:暴力に屈する正義

第9話:外道から紳士へ

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 リリベル=ユーリィは無意識に両手で自分の尻肉を掴み、尻穴をあらん限りに広げていた。身体が癒しの神力ちからにより治癒されたことで、拡張されきっていた尻穴は元の美しいきめ細やかなシワが走る尻穴に戻っていた。しかし、その状態では体内に残るスペル魔を排除できない。それゆえにリリベル=ユーリィはレオに絶対に見られたくない恰好で、ぶびいいい! と尻穴からジェット噴射を断続的に続けることとなる。

「レオ、見ないでっ……。後生だから……」

 リリベル=ユーリィは尻穴から弧を描くようにレオに散々に注がれたスペル魔を放射していた。その様を見て、レオナルト=ヴィッダーは美しさすら感じていた。レオナルト=ヴィッダーはぐったりと地面で横たわっていながらも、右手を動かし、リリベル=ユーリィの尻に向かってパーーーン! と平手打ちをする。

「ぷぎぃぃぃ!!」

 リリベル=ユーリィがその一撃で不覚にもイッテしまう。尻穴を懸命に両手で広げていたが、その両手から力が抜け、地面に投げだす恰好となる。身体全体をビクンビクンと痙攣させつつ、リリベル=ユーリィはまたしてもよだれをダラダラと流しつつ、尻穴からはスペル魔をチョロチョロと漏れ出させる。レオナルト=ヴィッダーはそんな彼女を愛しく思い、自分も彼女の尻穴からスペル魔が飛び出るようにと助力を願い出る。

「やめてッ! これ以上は無理なのっ! ぷぎぃぃぃ!!」

 レオナルト=ヴィッダーは身体を動かし、リリベル=ユーリィの尻側に自分の顔が来るような体勢で乗っかる。そして、リズミカルに両手で太鼓を叩くが如くにリリベル=ユーリィの尻を叩きまくる。そのリズムに合わせて、リリベル=ユーリィの尻穴からはブピュ、ブピュユピュ! と盛大にスペル魔が噴射されることとなる。

 それを3分も続けることで、すっかりリリベル=ユーリィの尻穴の奥に溜まっていたスペル魔は全て追い出されることとなる。レオナルト=ヴィッダーはホッと安堵する。自分は素戔嗚スサノオに意識を持っていかれ、不覚にも自分の意志と関係なく、リリベル=ユーリィの尻穴を壊してしまった。未だに夜空を舞う緋色の大鳥に感謝の念を伝えたい気持ちでいっぱいになる。

 しかしながら、礼など不要とばかりに緋色の大鳥は優雅に大空を舞い上がり、ある方向へと消えていく。それと同時に『地上の楽園』の森に住まう鳥たちが一斉に夜空へと舞い上がる。まるで緋色の大鳥自体が太陽かのようであった。その太陽に向かい、色とりどりの鳥たちが後を追いかける。その鳥の中でも緋色の大鳥の子供ではなかろうか? と思ってしまうほどに美しい翼を持つ鳥たちが数羽居た。

「あれは……もしかして、失われた朱鷺なの……か?」

 レオナルト=ヴィッダーがその眼で追いかけている鳥は白を基調としているのに、羽に特徴的な朱の色が走っていた。レオナルト=ヴィッダーにはとある確信があった。あれこそが『失われた朱鷺』であると。だからこそ、レオナルト=ヴィッダーは緋色の大鳥の行き先をじっくりと観察していた。そして、緋色の大鳥は鳥の群れの先頭に立ち、活火山方面へと消えていく。

 レオナルト=ヴィッダーは自分たちが向かう先をどこに設定すべきなのかを確定する。そこにたどり着き、緋色の大鳥と交渉すれば、アイリスと結婚するために必要な『失われた朱鷺』を必ず手に入れられると考えた。

 そして、道筋がある程度決まったことで、レオナルト=ヴィッダーはリリベル=ユーリィに辱めを与える時間を得られたと思ったのだ。

「リリベル。俺は先ほど素戔嗚スサノオに意識を持っていかれかけたけど、リリベルを俺の好きなようにしていいのは今でも変わらないよな?」

「うえ? レオ、何を言っている……ぶぎぃっ!!」

 リリベル=ユーリィの尻穴にレオナルト=ヴィッダーの舌がドリルのように突っ込まれる。指ともお肉棒と違う温かい感触が尻穴に侵入してきたことで、リリベル=ユーリィはまたしても雌豚に変わるためのスイッチを押されることとなる。レオナルト=ヴィッダーの舌がリリベル=ユーリィの尻穴にセットされることで、レオナルト=ヴィッダーの眼と鼻先にはリリベル=ユーリィの卑肉が眼の前にあった。

 レオナルト=ヴィッダーは自分の心を制御するために、今のこの時点では興味をあまり持っていないリリベル=ユーリィの卑肉を自分の眼に焼き付ける。こうすることで、興奮しすぎないようにレオナルト=ヴィッダーは自分の心を律したのだ。

 リリベル=ユーリィは今度こそ、頭の中が根本からおかしくなりそうであった。レオの荒い鼻息が自分の卑肉を散々にこそばせるというのに、レオは前の穴をまったくいじろうとしなかった。リリベル=ユーリィはいっそ、卑肉を散々にもてあそばれて、さらにはお肉棒をつっこまれて、その奥にスペル魔をぶち込まれて妊娠してしまいたいと思っていたのだ。

 しかし、レオは決してそうしてくれない。お前の前の穴になぞ、興味を一切もっていないとでも言いたげに、鼻息であしらってくる。そして、尻穴に舌ドリルを突っ込むことで、レオが間違いなく興奮しているのは、彼の鼻息の荒さと熱さでわかる。リリベル=ユーリィは堪忍して……としか思いようがなかった。

 だが、ただひとつ。レオは正気をすっかり取り戻してくれていることは、リリベル=ユーリィもわかっていた。彼が舌で丹念に、そして丁寧に尻穴を舐めて、穿ってくれることに優しさを感じたからだ。自分はレオに大事にされているという実感だけが、今のリリベル=ユーリィにとっての唯一の救いであった。

「ほら。これで残っていた尻穴の違和感も消えただろ? あそこまで尻穴の奥までスペル魔をぶっこまれたんじゃ、次の日には違和感でしょうがないからな」

「あ、ありがとう??」

 結局のところ、正気に戻ったレオがやったことは、自分がしたことに対する後始末と贖罪であったことに気づくリリベル=ユーリィであった。リリベル=ユーリィに対して、苦痛を味わせたくないという気持ちを汲み取ることが出来る行為だったのだ、レオの舌による尻穴への愛撫は。さらにレオナルト=ヴィッダーはリリベル=ユーリィに無理やり脱がされた上着を右手で拾い上げ、最後の仕上げとばかりにリリベル=ユーリィの尻穴とその周りをキレイに拭き取る。

 リリベル=ユーリィの尻は緋色の大鳥が置き土産として残していった緋色の羽根による癒し効果と、レオナルト=ヴィッダーの優しい愛撫により、元のプリっとした可愛いお尻へと戻っていた。しかし、リリベル=ユーリィとしては納得がいかなかった。

「正気に戻ったからこそ、わたしを好きにしてほしかったのです。レオは意地悪なのです」

「そんなこと言うなって。いくら尻穴でも、俺はアイリスに対する裏切りだって思ってるんだからさ」

「そんなこと言っておいて、クルスには散々、乱暴なことしてるんでしょ?」

 リリベル=ユーリィのこの返しに、ウグッ! と言葉を詰まらせるしかなかったレオナルト=ヴィッダーであった。
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