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第10章:災厄の兆し
第8話:神のいたずら
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レオナルト=ヴィッダーは素戔嗚に意識と身体をもっていかれていた最中に、リリベル=ユーリィとエクレア=シューの膣内にありったけのスペル魔を放出してないことを知っている。意識と身体を素戔嗚に乗っ取られていようが、通常状態と暴走状態の時の記憶は共有しているレオナルト=ヴィッダーである。
リリベル=ユーリィの尻穴はおちんこさんで穿っただけだし、エクレア=シューに至っては、指を卑肉の奥深くにつっこんだだけだ。これでふたりが妊娠するのなら、レオナルト=ヴィッダーはアイリス=クレープスと愛し合う宿で行われた精神と肉体の合体で、彼女が妊娠してくれていてもおかしくないのだ。
「え、えっと……。クルス? わたしとレオはまだそんな関係には至ってないから……」
「そ、そうです~~~。今から赤ちゃんが出来るとかどうとか、考えるのは時期尚早じゃないです~~~?」
リリベル=ユーリィとエクレア=シューはしどろもどろになりながら、クルス=サンティーモにその考え方は間違っているはずだと主張する。しかし、赤ちゃんは神様からの授かりモノだ。もしかしたら、近い将来、レオナルト=ヴィッダーが自分を抱いてくれた際に、一発必中の奇跡に巡り合うかもしれない。そういう事態に陥れば、クルス=サンティーモが心配していることも理解できるが、さすがに話が飛び過ぎている。
「チュッチュッチュ。クルス。『杞憂』って言葉の由来知っているでッチュウ? 確かに危機管理って意味ではクルスの言っていることは正しいのでッチュウ。だが、クルスが最も勘違いしているのは、金貨袋の中身が減ることばかりなのでッチュウ」
「え!? 金貨袋の中身が増えるんですゥ!? ぼくがもらったこの金貨袋は魔法の金貨袋だったのですゥ!?」
「あほか……でッチュウ。そんな魔法の金貨袋を本当に作ろうとした高位魔術師は確かに歴史上に存在したのでッチュウ。しかし、そういうことでは無いのでッチュウ。『使った分は働いて稼げ』。これが真理でッチュウ」
コッシロー=ネヅの当たり前すぎる言葉にクルス=サンティーモは思わず、おおォ!! と感嘆の声をあげてしまう。クルス=サンティーモとしたことが『働いて稼ぐ』という、ごくごく当たり前のことを忘れていたのだ。クルス=サンティーモは頭の中でめまぐるしく再計算を行う。そして、彼の出した答えは……
「オールドヨークに着いたら、ささやかがならもパーティーを開きましょう! やっぱり、干肉と芋スープ、そして冷たく硬くなったパンだけでは生きづらすぎて、息がつまってしまうのですゥ」
皆の説得? の甲斐もあり、金庫番であるクルス=サンティーモはパーティーの件を了承することとなる。これで良かったのかしら? と思わざるをえないリリベル=ユーリィとエクレア=シューであったが、この不味い食事から一時的にも逃げることが出来ることは良いことである。クルス=サンティーモにこれ以上のツッコみは入れることは無かった。
質素な食事を終えた後、幌付き荷馬車の荷台にはクルス=サンティーモ、リリベル=ユーリィ、エクレア=シューが戻る。彼女ら3人が身体を伸ばして眠るだけのスペースは荷台にあった。そして、あぶれたデーブ=オクボーンとレオナルト=ヴィッダーは荷馬車を風避けとしつつ、寝袋とさらに厚手の毛布のみで1月の真っただ中に野宿することになる。
皆が眠りについてから1時間が経った時であった。リリベル=ユーリィはもぞもぞと身体を動かし、同じ荷台で寝ているエクレア=シューとクルス=サンティーモを起こさないように細心の注意を払いつつ、荷台から降りる。その後、きょろきょろと周りを見渡し、手ごろな草むらへと身体を隠す。
その草むらの中でリリベル=ユーリィは鎧下のズボンをずり降ろし、しゃがみ込む。やはり1月の寒空の中、藁のベッドで厚手の毛布にくるまろうが、お腹が冷えてしょうがないリリベル=ユーリィであった。彼女がもよおすのもしょうがない。これがヒトの性とも言えよう。
「うう……。皆が寝ている時で良かった……。って、レオ!?」
「うあああ!?」
この日の夜、この時間帯、夜空に浮かぶ月は半月状態であり、さらに厚い冬の雲にほとんど隠れていた。辺りは月灯りがあまりなく、リリベル=ユーリィはこれ幸いだと思っていた。しかし。神様のいたずらなのか、リリベル=ユーリィが用をたそうとしていた時に、分厚い雲が移動し、半月の月明かりが辺りに刺し込んでくる。そして、うっすらと自分の眼の前に現れたのが、これまた鎧下のズボンをずり降ろし、立ちションの真っ最中であるレオナルト=ヴィッダーだったのだ。
レオナルト=ヴィッダーも自分のすぐそばでリリベル=ユーリィが何かしらの行為のためにしゃがみ込んでいたことに驚いてしまう。レオナルト=ヴィッダーのおちんこさんの先っぽからは黄金色のシャワーが散々に飛び出していたというのに、急にひっこんでしまう。しかし、そういうことをすれば、余計に尿意が高まり、レオナルト=ヴィッダーは苦痛にもだえ苦しむ。
「す、すまん! リリベル、出そうだ! 抑えが利かないっっっ!!」
「え!? えええ!?」
リリベル=ユーリィは用をたそうとした時にレオナルト=ヴィッダーがすぐ近くに居たことに気づいただけでも混乱の極地へと陥っていた。リリベル=ユーリィは決して悪くない。間の悪いタイミングで月明かりが差し込むように仕向けた神様がよっぽど悪いのだ。
そして、混乱はさらに混沌を生み出す……。
「レオっ!? わたしが抑えればいいわけ!?」
リリベル=ユーリィは中途半端に腰を浮かせ、さらにはレオナルト=ヴィッダーのおちんこさんをギュッと両手で抑え込む。右手で竿を力任せに握り込み、左手でおちんこさんの先端に蓋をするかのように抑え込む。そんなことをされれば、レオナルト=ヴィッダーは下腹部に猛烈な痛みを感じるのは当たり前であった。その痛みがレオナルト=ヴィッダーの尿意を崩壊させることとなる。
リリベル=ユーリィは両手だけでなく、身体全体をレオナルト=ヴィッダーの黄金水で汚される。いくら左手を蓋代わりにしていても、黄金色の噴水の真上に木の板を置いたかのような感じでレオナルト=ヴィッダーの黄金水が四方八方へと飛び散るという最悪な結果が生み出された。
しかし、この状況はまだマシだった……。
レオナルト=ヴィッダーの左腕に食い込んでいる素戔嗚が吼えたのだ。まるで夜空に浮かぶ月に向かって、狼がのけぞりながらアオオオオン! と哭いてみせたのだ。そして、狼が吼えたと同時にレオナルト=ヴィッダーのおちんこさんはいつものようにゴツゴツの棍棒へとトランスフォーメーションしていく。急速に硬く太く長くなっていくソレはブルンブルンバチーン! と自分を抑え込んでいたリリベル=ユーリィの両手を弾き飛ばすのであった……。
リリベル=ユーリィの尻穴はおちんこさんで穿っただけだし、エクレア=シューに至っては、指を卑肉の奥深くにつっこんだだけだ。これでふたりが妊娠するのなら、レオナルト=ヴィッダーはアイリス=クレープスと愛し合う宿で行われた精神と肉体の合体で、彼女が妊娠してくれていてもおかしくないのだ。
「え、えっと……。クルス? わたしとレオはまだそんな関係には至ってないから……」
「そ、そうです~~~。今から赤ちゃんが出来るとかどうとか、考えるのは時期尚早じゃないです~~~?」
リリベル=ユーリィとエクレア=シューはしどろもどろになりながら、クルス=サンティーモにその考え方は間違っているはずだと主張する。しかし、赤ちゃんは神様からの授かりモノだ。もしかしたら、近い将来、レオナルト=ヴィッダーが自分を抱いてくれた際に、一発必中の奇跡に巡り合うかもしれない。そういう事態に陥れば、クルス=サンティーモが心配していることも理解できるが、さすがに話が飛び過ぎている。
「チュッチュッチュ。クルス。『杞憂』って言葉の由来知っているでッチュウ? 確かに危機管理って意味ではクルスの言っていることは正しいのでッチュウ。だが、クルスが最も勘違いしているのは、金貨袋の中身が減ることばかりなのでッチュウ」
「え!? 金貨袋の中身が増えるんですゥ!? ぼくがもらったこの金貨袋は魔法の金貨袋だったのですゥ!?」
「あほか……でッチュウ。そんな魔法の金貨袋を本当に作ろうとした高位魔術師は確かに歴史上に存在したのでッチュウ。しかし、そういうことでは無いのでッチュウ。『使った分は働いて稼げ』。これが真理でッチュウ」
コッシロー=ネヅの当たり前すぎる言葉にクルス=サンティーモは思わず、おおォ!! と感嘆の声をあげてしまう。クルス=サンティーモとしたことが『働いて稼ぐ』という、ごくごく当たり前のことを忘れていたのだ。クルス=サンティーモは頭の中でめまぐるしく再計算を行う。そして、彼の出した答えは……
「オールドヨークに着いたら、ささやかがならもパーティーを開きましょう! やっぱり、干肉と芋スープ、そして冷たく硬くなったパンだけでは生きづらすぎて、息がつまってしまうのですゥ」
皆の説得? の甲斐もあり、金庫番であるクルス=サンティーモはパーティーの件を了承することとなる。これで良かったのかしら? と思わざるをえないリリベル=ユーリィとエクレア=シューであったが、この不味い食事から一時的にも逃げることが出来ることは良いことである。クルス=サンティーモにこれ以上のツッコみは入れることは無かった。
質素な食事を終えた後、幌付き荷馬車の荷台にはクルス=サンティーモ、リリベル=ユーリィ、エクレア=シューが戻る。彼女ら3人が身体を伸ばして眠るだけのスペースは荷台にあった。そして、あぶれたデーブ=オクボーンとレオナルト=ヴィッダーは荷馬車を風避けとしつつ、寝袋とさらに厚手の毛布のみで1月の真っただ中に野宿することになる。
皆が眠りについてから1時間が経った時であった。リリベル=ユーリィはもぞもぞと身体を動かし、同じ荷台で寝ているエクレア=シューとクルス=サンティーモを起こさないように細心の注意を払いつつ、荷台から降りる。その後、きょろきょろと周りを見渡し、手ごろな草むらへと身体を隠す。
その草むらの中でリリベル=ユーリィは鎧下のズボンをずり降ろし、しゃがみ込む。やはり1月の寒空の中、藁のベッドで厚手の毛布にくるまろうが、お腹が冷えてしょうがないリリベル=ユーリィであった。彼女がもよおすのもしょうがない。これがヒトの性とも言えよう。
「うう……。皆が寝ている時で良かった……。って、レオ!?」
「うあああ!?」
この日の夜、この時間帯、夜空に浮かぶ月は半月状態であり、さらに厚い冬の雲にほとんど隠れていた。辺りは月灯りがあまりなく、リリベル=ユーリィはこれ幸いだと思っていた。しかし。神様のいたずらなのか、リリベル=ユーリィが用をたそうとしていた時に、分厚い雲が移動し、半月の月明かりが辺りに刺し込んでくる。そして、うっすらと自分の眼の前に現れたのが、これまた鎧下のズボンをずり降ろし、立ちションの真っ最中であるレオナルト=ヴィッダーだったのだ。
レオナルト=ヴィッダーも自分のすぐそばでリリベル=ユーリィが何かしらの行為のためにしゃがみ込んでいたことに驚いてしまう。レオナルト=ヴィッダーのおちんこさんの先っぽからは黄金色のシャワーが散々に飛び出していたというのに、急にひっこんでしまう。しかし、そういうことをすれば、余計に尿意が高まり、レオナルト=ヴィッダーは苦痛にもだえ苦しむ。
「す、すまん! リリベル、出そうだ! 抑えが利かないっっっ!!」
「え!? えええ!?」
リリベル=ユーリィは用をたそうとした時にレオナルト=ヴィッダーがすぐ近くに居たことに気づいただけでも混乱の極地へと陥っていた。リリベル=ユーリィは決して悪くない。間の悪いタイミングで月明かりが差し込むように仕向けた神様がよっぽど悪いのだ。
そして、混乱はさらに混沌を生み出す……。
「レオっ!? わたしが抑えればいいわけ!?」
リリベル=ユーリィは中途半端に腰を浮かせ、さらにはレオナルト=ヴィッダーのおちんこさんをギュッと両手で抑え込む。右手で竿を力任せに握り込み、左手でおちんこさんの先端に蓋をするかのように抑え込む。そんなことをされれば、レオナルト=ヴィッダーは下腹部に猛烈な痛みを感じるのは当たり前であった。その痛みがレオナルト=ヴィッダーの尿意を崩壊させることとなる。
リリベル=ユーリィは両手だけでなく、身体全体をレオナルト=ヴィッダーの黄金水で汚される。いくら左手を蓋代わりにしていても、黄金色の噴水の真上に木の板を置いたかのような感じでレオナルト=ヴィッダーの黄金水が四方八方へと飛び散るという最悪な結果が生み出された。
しかし、この状況はまだマシだった……。
レオナルト=ヴィッダーの左腕に食い込んでいる素戔嗚が吼えたのだ。まるで夜空に浮かぶ月に向かって、狼がのけぞりながらアオオオオン! と哭いてみせたのだ。そして、狼が吼えたと同時にレオナルト=ヴィッダーのおちんこさんはいつものようにゴツゴツの棍棒へとトランスフォーメーションしていく。急速に硬く太く長くなっていくソレはブルンブルンバチーン! と自分を抑え込んでいたリリベル=ユーリィの両手を弾き飛ばすのであった……。
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