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第12章:陽が沈む地へ
第8話:歩く姿は|豚ニンゲン《オーク》
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「うゥ。なんか暗いですねェ。黒いんじゃなくて暗いっていうかァ……」
「店長さんとしては、左腕に食い込んでいるアレに合わせてのコーディネートなんでしょうけど~~~。さすがに陰鬱な空気を醸し出しすぎなのです~~~」
「黒鉄の甲冑って、意外とヒトを選ぶのね……。これは勉強になるわ」
「あ、あたいはどんなレオン様でも、大丈夫ニャン! だ、だから、レオン様。変に暗い雰囲気を出さないでくだ……さい」
レオナルト=ヴィッダーは漆黒を基調とした全身鎧を着込んでいた。いや、着せられたというのが妥当である。なんでもボーリダック武具屋の2代前の店長、要はカゲツ=ボーリダックのお爺ちゃんに当たる人物が鍛えた曰く付きの全身鎧であった。その漆黒の全身鎧のところどころに意匠が施されており、見る者に威圧感だけでなく、悲壮感までも与えてくる。
4人娘からの評価は散々であった。しかし、逆にデーブ=オクボーンは羨ましそうな顔をしている。
「おいらが代わりに着たいくらいだぜ……。おいら、もうちょっとダイエットしようかなあ?」
「いや、デーブさんはもうちょっととかいうレベルじゃないようなァ。いや、なんでもないんですゥ!」
デーブ=オクボーンは寝ころべば豚ニンゲン、立てば豚ニンゲン。歩く姿は豚ニンゲンそのものである。彼の身体を覆う脂肪と筋肉がそのまま頑丈な鎧と化している。それゆえに、出っ張った豚ニンゲンのような腹を防具で固める必要もなく、革製のトゲ付き肩パッド、膝パッド、ブーツ、腰回りを護る脚絆のみで基本的に大丈夫である。そして、腕には俗に言う腕貫を装着している。
腕貫は、籠手とは違い、丈夫な荒縄や皮布を腕先に巻き付けた物を差す。元々は剣と鞘を固定するために使われていた皮布であったのだが、ファッション性と機能美の観点から、いつからか腕先に巻き付けるようになったのだ。そして、カブキ者と呼ばれる派手好きの戦士は腕貫を色とりどりの皮布にしている場合がある。
デーブ=オクボーンもそのカブキ者の血をいくらか引いているのか、割と派手な色合いで腕貫を装着していたりする。それゆえに、この徒党において、今、一番に黒くて暗い色で全身を染め上げているのはレオナルト=ヴィッダーであった。
そして、レオナルト=ヴィッダーを取り囲む面々は、もう少し、黒色を和らげられないかと、全身鎧のパーツを剥がしていく。結局のところ、レオナルト=ヴィッダーは革製の部分鎧から、漆黒に染まった金属製の部分鎧を装着することで落ち着くのであった。
「がははっ! こんなに中抜きされたんじゃ、違う物をお勧めしたほうが良かったかもしれませんなあ?」
最初から部分鎧として売り出している物を当てがったほうが良かったのでは? と思えるほどに、全身鎧のパーツは剥がされていた。カゲツ=ボーリダックはやれやれと軽く嘆息するが、どっちにしろ、剥がしたパーツも含めての値段を請求するつもりなので、どっちに転んでも良かったのである。しかしながら、そこは商売人であるカゲツ=ボーリダックだ。それを匂わすだけに終わり、余ったパーツごと、レオナルト=ヴィッダーに売りつけることとなる。
この冒険者が本格的に活動を開始するにはまだ早い時期に、徒党のほぼ全員分の装備を買い揃えてくれるレオナルト=ヴィッダー一行は、カゲツ=ボーリダックにとって、美味しい客である。いらぬことを言わないように細心の注意を払いつつ、代金を払ってもらう腹積もりであった。
そして、レオナルト=ヴィッダー側としても、財布の中身を補充してくれているのはフィルフェン第1王子である。どうしても、財布の紐が緩むのはしょうがなかったと言えよう。カゲツ=ボーリダックは値引き交渉に快く応じてくれるものだから、普段は厳格に生活費を管理しているクルス=サンティーモも割りと簡単に代金を支払ってしまうこととなる。
カゲツ=ボーリダックは最大2割程度の値引きしかしていないのだが、クルス=サンティーモを始めとして、皆は大喜びであった。ちょっとだけ、カゲツ=ボーリダックは良心に呵責を覚えるが、それは一切顔色に出さず、またの御来店をお待ちしておりますぞと、レオナルト=ヴィッダーが街中に完全に消えていくまで、店頭で頭を下げ続けたのであった。
「やれやれ。代々からの呪物をはけてよかったよかった。爺様が鍛えたつうても、本当のところ修繕したってのが正しい表現らしいからなあ……。やっとこの店から追い出すことが出来たわい」
カゲツ=ボーリダックはふぅ……と安堵する他無かった。後は野となれ山となれと思いながら、店の中へと戻っていく……。
そんな事情をまったく知らないレオナルト=ヴィッダーたちは他の買い物を済ませた後、いつもの安宿へと戻り、一服つくことになる。デーブ=オクボーンはちょっと外で煙草を吸ってくると言い、離席してしまう。レオナルト=ヴィッダーは、デーブ=オクボーンにしては珍しいなと思ってしまう。
(デーブって、ここ最近、吸ってなかったから、すっかり止めちまったかと思っていたんだが……、何か、心境の変化でもあったのか?)
デーブ=オクボーンは元々、愛煙家であったが、2年間の兵役が終わってからは、すっかり吸わなくなっていた。いや、逆にあの激闘に次ぐ激闘を戦い抜くには、心のどこかで安らぎを求めるしかない。それゆえに、デーブ=オクボーンは戦の日々が続けば続くほど、ヘビースモーカーへと変わっていった。そして、ウィーゼ王国とバルト帝国との戦が終わり、オールドヨークに戻ってきてから、ヒトが変わったかのように煙草を止めてしまったのである。
「ああ、ダメだ。やっぱり久々に吸うと気持ちが良いどころか、吐き気しかしなかったわ。どうしても、あの頃を思い出しちまって、美味いって思えなかったぜ」
「ああ……。そうか。そうだよな」
レオナルト=ヴィッダーは煙草を吸い終わって戻ってきたデーブ=オクボーンにそうか……としか言えなかった。デーブ=オクボーンは何かを懐かしむために煙草を吸いに行き、そして、嫌な思い出を煙と一緒に吐き出しに行こうとしたが、結局、それは失敗に終わってしまったのだろうと思ってしまう。
「デーブ。心配するな。今度は誰も死にはしない。俺がそうさせないから」
「へへっ。期待してるぜ、レオン。もう大所帯はこりごりだと思っていたが、お嬢ちゃんたちと一緒に過ごしていると、今度こそはと思っちまう。レオン。俺も精いっぱい努力させてもらうからな……」
「店長さんとしては、左腕に食い込んでいるアレに合わせてのコーディネートなんでしょうけど~~~。さすがに陰鬱な空気を醸し出しすぎなのです~~~」
「黒鉄の甲冑って、意外とヒトを選ぶのね……。これは勉強になるわ」
「あ、あたいはどんなレオン様でも、大丈夫ニャン! だ、だから、レオン様。変に暗い雰囲気を出さないでくだ……さい」
レオナルト=ヴィッダーは漆黒を基調とした全身鎧を着込んでいた。いや、着せられたというのが妥当である。なんでもボーリダック武具屋の2代前の店長、要はカゲツ=ボーリダックのお爺ちゃんに当たる人物が鍛えた曰く付きの全身鎧であった。その漆黒の全身鎧のところどころに意匠が施されており、見る者に威圧感だけでなく、悲壮感までも与えてくる。
4人娘からの評価は散々であった。しかし、逆にデーブ=オクボーンは羨ましそうな顔をしている。
「おいらが代わりに着たいくらいだぜ……。おいら、もうちょっとダイエットしようかなあ?」
「いや、デーブさんはもうちょっととかいうレベルじゃないようなァ。いや、なんでもないんですゥ!」
デーブ=オクボーンは寝ころべば豚ニンゲン、立てば豚ニンゲン。歩く姿は豚ニンゲンそのものである。彼の身体を覆う脂肪と筋肉がそのまま頑丈な鎧と化している。それゆえに、出っ張った豚ニンゲンのような腹を防具で固める必要もなく、革製のトゲ付き肩パッド、膝パッド、ブーツ、腰回りを護る脚絆のみで基本的に大丈夫である。そして、腕には俗に言う腕貫を装着している。
腕貫は、籠手とは違い、丈夫な荒縄や皮布を腕先に巻き付けた物を差す。元々は剣と鞘を固定するために使われていた皮布であったのだが、ファッション性と機能美の観点から、いつからか腕先に巻き付けるようになったのだ。そして、カブキ者と呼ばれる派手好きの戦士は腕貫を色とりどりの皮布にしている場合がある。
デーブ=オクボーンもそのカブキ者の血をいくらか引いているのか、割と派手な色合いで腕貫を装着していたりする。それゆえに、この徒党において、今、一番に黒くて暗い色で全身を染め上げているのはレオナルト=ヴィッダーであった。
そして、レオナルト=ヴィッダーを取り囲む面々は、もう少し、黒色を和らげられないかと、全身鎧のパーツを剥がしていく。結局のところ、レオナルト=ヴィッダーは革製の部分鎧から、漆黒に染まった金属製の部分鎧を装着することで落ち着くのであった。
「がははっ! こんなに中抜きされたんじゃ、違う物をお勧めしたほうが良かったかもしれませんなあ?」
最初から部分鎧として売り出している物を当てがったほうが良かったのでは? と思えるほどに、全身鎧のパーツは剥がされていた。カゲツ=ボーリダックはやれやれと軽く嘆息するが、どっちにしろ、剥がしたパーツも含めての値段を請求するつもりなので、どっちに転んでも良かったのである。しかしながら、そこは商売人であるカゲツ=ボーリダックだ。それを匂わすだけに終わり、余ったパーツごと、レオナルト=ヴィッダーに売りつけることとなる。
この冒険者が本格的に活動を開始するにはまだ早い時期に、徒党のほぼ全員分の装備を買い揃えてくれるレオナルト=ヴィッダー一行は、カゲツ=ボーリダックにとって、美味しい客である。いらぬことを言わないように細心の注意を払いつつ、代金を払ってもらう腹積もりであった。
そして、レオナルト=ヴィッダー側としても、財布の中身を補充してくれているのはフィルフェン第1王子である。どうしても、財布の紐が緩むのはしょうがなかったと言えよう。カゲツ=ボーリダックは値引き交渉に快く応じてくれるものだから、普段は厳格に生活費を管理しているクルス=サンティーモも割りと簡単に代金を支払ってしまうこととなる。
カゲツ=ボーリダックは最大2割程度の値引きしかしていないのだが、クルス=サンティーモを始めとして、皆は大喜びであった。ちょっとだけ、カゲツ=ボーリダックは良心に呵責を覚えるが、それは一切顔色に出さず、またの御来店をお待ちしておりますぞと、レオナルト=ヴィッダーが街中に完全に消えていくまで、店頭で頭を下げ続けたのであった。
「やれやれ。代々からの呪物をはけてよかったよかった。爺様が鍛えたつうても、本当のところ修繕したってのが正しい表現らしいからなあ……。やっとこの店から追い出すことが出来たわい」
カゲツ=ボーリダックはふぅ……と安堵する他無かった。後は野となれ山となれと思いながら、店の中へと戻っていく……。
そんな事情をまったく知らないレオナルト=ヴィッダーたちは他の買い物を済ませた後、いつもの安宿へと戻り、一服つくことになる。デーブ=オクボーンはちょっと外で煙草を吸ってくると言い、離席してしまう。レオナルト=ヴィッダーは、デーブ=オクボーンにしては珍しいなと思ってしまう。
(デーブって、ここ最近、吸ってなかったから、すっかり止めちまったかと思っていたんだが……、何か、心境の変化でもあったのか?)
デーブ=オクボーンは元々、愛煙家であったが、2年間の兵役が終わってからは、すっかり吸わなくなっていた。いや、逆にあの激闘に次ぐ激闘を戦い抜くには、心のどこかで安らぎを求めるしかない。それゆえに、デーブ=オクボーンは戦の日々が続けば続くほど、ヘビースモーカーへと変わっていった。そして、ウィーゼ王国とバルト帝国との戦が終わり、オールドヨークに戻ってきてから、ヒトが変わったかのように煙草を止めてしまったのである。
「ああ、ダメだ。やっぱり久々に吸うと気持ちが良いどころか、吐き気しかしなかったわ。どうしても、あの頃を思い出しちまって、美味いって思えなかったぜ」
「ああ……。そうか。そうだよな」
レオナルト=ヴィッダーは煙草を吸い終わって戻ってきたデーブ=オクボーンにそうか……としか言えなかった。デーブ=オクボーンは何かを懐かしむために煙草を吸いに行き、そして、嫌な思い出を煙と一緒に吐き出しに行こうとしたが、結局、それは失敗に終わってしまったのだろうと思ってしまう。
「デーブ。心配するな。今度は誰も死にはしない。俺がそうさせないから」
「へへっ。期待してるぜ、レオン。もう大所帯はこりごりだと思っていたが、お嬢ちゃんたちと一緒に過ごしていると、今度こそはと思っちまう。レオン。俺も精いっぱい努力させてもらうからな……」
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