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第18章:紅玉眼の蒼き竜
第5話:雌豚だと罵られた女
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「クルス! リリベルを下がらせろ! 無茶するんじゃねぇっ!」
「嫌っ! クルス、もっとわたしをぶん回しなさいよっ! こんなチクチクとした攻撃じゃ、嫌がらせにもならないじゃないのっ!」
「無理言わないでほしいのですゥ! エクレアさんたちが離脱したから、紅玉眼の蒼き竜が纏う冷気への抵抗力も落ちているのですゥ!」
レオナルト=ヴィッダーはクルス=サンティーモにリリベル=ユーリィをもっと紅玉眼の蒼き竜の身から離せと命じるが、それを拒否するのがリリベル=ユーリィであった。彼女はクルス=サンティーモの子宝袋と竿を左手で交互に掴み、クルス=サンティーモを操ろうとする。ちなみに子宝袋をギュッと掴めば、紅玉眼の蒼き竜へ急接近。竿を握れば急旋回である。
『撤退』の2文字はリリベル=ユーリィの脳内には存在しない。彼女の身を包む紅い全身鎧は纏わりつく冷気により、あちこちが白く変色していまっている。もちろん、彼女に革ひもによってたすき掛けで背中に括りつけられているクルス=サンティーモのオカッパ蒼髪も冷気でパリパリになっていた。
クルス=サンティーモは鼻水が鼻の穴から垂れ流れ続けたが、リリベル=ユーリィの左手から送られてくる信号を子宝袋と竿で受け取り、彼女が紅玉眼の蒼き竜から致命の一撃を喰らわされないように大空を自由に舞い続ける。しかし、リリベル=ユーリィにとっては不満であった。もっと紙一重で避けてほしかった。そうでなければ、紅玉眼の蒼き竜に手痛い一撃を与えられないからだ。
「クルス! 違うっ! もっとギリギリでお願いっ!」
「無茶ですゥ! 身体の感覚がおかしくなってきているのですゥ! そんな精密な動きを求めらえても困るのですゥ!」
リリベル=ユーリィはクルス=サンティーモの動きに切歯扼腕となるが、クルス=サンティーモも出来る限りのことをしている。紅玉眼の蒼き竜は常に冷気をその身体の周りに纏わりつかせており、クルス=サンティーモの身体能力をじわじわと浸食し続けている。ついにクルス=サンティーモは蒼髪オカッパだけでなく、背中に生える天使の羽根すらも氷が支配を忍び寄せてきていた。このままでは、リリベル=ユーリィを宙に浮かばせることすら難しくなってくる。
リリベル=ユーリィはクルス=サンティーモの吐く息が段々と冷たくなってきたことに、ギリッ! と強めに歯がみしてしまう。リリベル=ユーリィもわかっているのだ。クルス=サンティーモに無茶をさせていることくらい。だからこそ、紅玉眼の蒼き竜に手痛い一撃を早い内に決めなければならない。こちらが一方的に身動きしづらい状況に陥る前に、紅玉眼の蒼き竜にもダメージを蓄積させねばならなかったのだ。
しかし、クルス=サンティーモとリリベル=ユーリィはお互いに優先順位が違っていたことが災いした。クルス=サンティーモはリリベル=ユーリィが手痛いダメージを追わないように注意した。リリベル=ユーリィは身を削ってでも、紅玉眼の蒼き竜にダメージを蓄積させることをモットウとした。この違いがリリベル=ユーリィたちをじり貧に追いこんでいたのだ。
(クルスはわかってない! でも、クルスがわたしの身を案じていることはわかってる! それがどうしようもなくやるせないっ!)
リリベル=ユーリィは限界を感じていた。にっちもさっちもいかなくなってしまった現状、レオへの援護力が落ちてしまうが、一旦、下がろうかと思ってしまう。しかし、彼女は頭を左右に振り、レオの盾であり、剣であることを強く願う。
「奇稲田姫! わたしに呪力を寄こして! これくらいの冷気に負ける女じゃないでしょ! あなたは情熱的な女でしょ! 素戔嗚を愛しているんでしょ!?」
リリベル=ユーリィは冷気で麻痺しつつあった右腕にあらん限りの力を込める。薔薇乙女の細剣の柄をギュッと握りしめ、右の腕先に装着している奇稲田姫にもっと心を燃やせと命じる。
その時であった。リリベル=ユーリィの右の腕先が細かに振動し始める。しかし、次の瞬間にはリリベル=ユーリィの右の腕先の骨全体にヒビが入るほどの超振動を起こす。リリベル=ユーリィは右の腕先から激痛が起き、刹那の間、リリベル=ユーリィの意識は真っ暗となる。
その真っ暗となったリリベル=ユーリィの脳内に、純白のウェディングドレスを着込んでいる女性の姿が浮かび上がる。彼女は北ラメリア大陸から遥か遠い東の地に住む女性が結婚式で着ると言われる『白無垢』姿であった。彼女はその白無垢姿で、リリベル=ユーリィの眼の前に立ち、ゆっくりとまぶたを開く。彼女の瞳はレオナルト=ヴィッダーと同じく、黒金剛石に輝いていた。
「リリベル=ユーリィ。貴女は私の呪力をもっと欲しいと願うのですね」
リリベル=ユーリィは自分に語り掛けてくる白無垢姿の女性が『奇稲田姫』だとすぐに察する。それゆえにコクリと頷き、彼女に次のように返答する。
「わたしはレオの盾であり、剣であり続けたい。貴女から呪力を引き出すことで、わたしがわたしで無くなるかもしれないのは、レオが素戔嗚の呪力に蝕まれていることでわかっているつもり」
「そう……ですね。彼はこの世の全てを憎み、暴力で全てを解決しようとしているの。そんな男に寄りそう女は狂うしかないのよ? それでも良いの? 貴女は」
奇稲田姫はどこか憂いを帯びた表情へと変わっていた。彼女の黒金剛石の双眸にも陰りがみられ、リリベル=ユーリィにはそうなってほしくないいと言いたげであった。だが、リリベル=ユーリィは奇稲田姫の両手を取り、青碧玉の双眸に紅い炎を宿らせて言う。
「わたしはどんな罪でもレオとなら背負える。だから、奇稲田姫。わたしに呪力を寄こしなさい!」
奇稲田姫は驚くしかなかった。それほどまでの情念に燃える女性が自分の宿主であることにびっくり仰天となってしまう。そして、何かを悟り、彼女は優しい光の眼で、リリベル=ユーリィに微笑む。
「わかったわ。でも、もう後戻りは出来なくなる。貴女は私と同じく、どうしようもない淫婦に堕ちるの……。さあ、共に畜生地獄へと堕ちましょう。かつて素戔嗚に雌豚だと罵られた私と同化しましょう?」
「嫌っ! クルス、もっとわたしをぶん回しなさいよっ! こんなチクチクとした攻撃じゃ、嫌がらせにもならないじゃないのっ!」
「無理言わないでほしいのですゥ! エクレアさんたちが離脱したから、紅玉眼の蒼き竜が纏う冷気への抵抗力も落ちているのですゥ!」
レオナルト=ヴィッダーはクルス=サンティーモにリリベル=ユーリィをもっと紅玉眼の蒼き竜の身から離せと命じるが、それを拒否するのがリリベル=ユーリィであった。彼女はクルス=サンティーモの子宝袋と竿を左手で交互に掴み、クルス=サンティーモを操ろうとする。ちなみに子宝袋をギュッと掴めば、紅玉眼の蒼き竜へ急接近。竿を握れば急旋回である。
『撤退』の2文字はリリベル=ユーリィの脳内には存在しない。彼女の身を包む紅い全身鎧は纏わりつく冷気により、あちこちが白く変色していまっている。もちろん、彼女に革ひもによってたすき掛けで背中に括りつけられているクルス=サンティーモのオカッパ蒼髪も冷気でパリパリになっていた。
クルス=サンティーモは鼻水が鼻の穴から垂れ流れ続けたが、リリベル=ユーリィの左手から送られてくる信号を子宝袋と竿で受け取り、彼女が紅玉眼の蒼き竜から致命の一撃を喰らわされないように大空を自由に舞い続ける。しかし、リリベル=ユーリィにとっては不満であった。もっと紙一重で避けてほしかった。そうでなければ、紅玉眼の蒼き竜に手痛い一撃を与えられないからだ。
「クルス! 違うっ! もっとギリギリでお願いっ!」
「無茶ですゥ! 身体の感覚がおかしくなってきているのですゥ! そんな精密な動きを求めらえても困るのですゥ!」
リリベル=ユーリィはクルス=サンティーモの動きに切歯扼腕となるが、クルス=サンティーモも出来る限りのことをしている。紅玉眼の蒼き竜は常に冷気をその身体の周りに纏わりつかせており、クルス=サンティーモの身体能力をじわじわと浸食し続けている。ついにクルス=サンティーモは蒼髪オカッパだけでなく、背中に生える天使の羽根すらも氷が支配を忍び寄せてきていた。このままでは、リリベル=ユーリィを宙に浮かばせることすら難しくなってくる。
リリベル=ユーリィはクルス=サンティーモの吐く息が段々と冷たくなってきたことに、ギリッ! と強めに歯がみしてしまう。リリベル=ユーリィもわかっているのだ。クルス=サンティーモに無茶をさせていることくらい。だからこそ、紅玉眼の蒼き竜に手痛い一撃を早い内に決めなければならない。こちらが一方的に身動きしづらい状況に陥る前に、紅玉眼の蒼き竜にもダメージを蓄積させねばならなかったのだ。
しかし、クルス=サンティーモとリリベル=ユーリィはお互いに優先順位が違っていたことが災いした。クルス=サンティーモはリリベル=ユーリィが手痛いダメージを追わないように注意した。リリベル=ユーリィは身を削ってでも、紅玉眼の蒼き竜にダメージを蓄積させることをモットウとした。この違いがリリベル=ユーリィたちをじり貧に追いこんでいたのだ。
(クルスはわかってない! でも、クルスがわたしの身を案じていることはわかってる! それがどうしようもなくやるせないっ!)
リリベル=ユーリィは限界を感じていた。にっちもさっちもいかなくなってしまった現状、レオへの援護力が落ちてしまうが、一旦、下がろうかと思ってしまう。しかし、彼女は頭を左右に振り、レオの盾であり、剣であることを強く願う。
「奇稲田姫! わたしに呪力を寄こして! これくらいの冷気に負ける女じゃないでしょ! あなたは情熱的な女でしょ! 素戔嗚を愛しているんでしょ!?」
リリベル=ユーリィは冷気で麻痺しつつあった右腕にあらん限りの力を込める。薔薇乙女の細剣の柄をギュッと握りしめ、右の腕先に装着している奇稲田姫にもっと心を燃やせと命じる。
その時であった。リリベル=ユーリィの右の腕先が細かに振動し始める。しかし、次の瞬間にはリリベル=ユーリィの右の腕先の骨全体にヒビが入るほどの超振動を起こす。リリベル=ユーリィは右の腕先から激痛が起き、刹那の間、リリベル=ユーリィの意識は真っ暗となる。
その真っ暗となったリリベル=ユーリィの脳内に、純白のウェディングドレスを着込んでいる女性の姿が浮かび上がる。彼女は北ラメリア大陸から遥か遠い東の地に住む女性が結婚式で着ると言われる『白無垢』姿であった。彼女はその白無垢姿で、リリベル=ユーリィの眼の前に立ち、ゆっくりとまぶたを開く。彼女の瞳はレオナルト=ヴィッダーと同じく、黒金剛石に輝いていた。
「リリベル=ユーリィ。貴女は私の呪力をもっと欲しいと願うのですね」
リリベル=ユーリィは自分に語り掛けてくる白無垢姿の女性が『奇稲田姫』だとすぐに察する。それゆえにコクリと頷き、彼女に次のように返答する。
「わたしはレオの盾であり、剣であり続けたい。貴女から呪力を引き出すことで、わたしがわたしで無くなるかもしれないのは、レオが素戔嗚の呪力に蝕まれていることでわかっているつもり」
「そう……ですね。彼はこの世の全てを憎み、暴力で全てを解決しようとしているの。そんな男に寄りそう女は狂うしかないのよ? それでも良いの? 貴女は」
奇稲田姫はどこか憂いを帯びた表情へと変わっていた。彼女の黒金剛石の双眸にも陰りがみられ、リリベル=ユーリィにはそうなってほしくないいと言いたげであった。だが、リリベル=ユーリィは奇稲田姫の両手を取り、青碧玉の双眸に紅い炎を宿らせて言う。
「わたしはどんな罪でもレオとなら背負える。だから、奇稲田姫。わたしに呪力を寄こしなさい!」
奇稲田姫は驚くしかなかった。それほどまでの情念に燃える女性が自分の宿主であることにびっくり仰天となってしまう。そして、何かを悟り、彼女は優しい光の眼で、リリベル=ユーリィに微笑む。
「わかったわ。でも、もう後戻りは出来なくなる。貴女は私と同じく、どうしようもない淫婦に堕ちるの……。さあ、共に畜生地獄へと堕ちましょう。かつて素戔嗚に雌豚だと罵られた私と同化しましょう?」
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