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第20章:東への帰路
第6話:ルイ=マッケンドー
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関所を護る衛兵が、一通りの形式的な荷物チェックを終えると、荷台から降りる。その後、またしても形式的に『良い旅を』との言葉を添えて、レオナルト=ヴィッダー一行を関所から送り出すことになる。
「存外、時間を喰われたッスね。やっぱり紅玉眼の蒼き竜が襲来しただけはあって、形式上でもきっちり仕事をしなければならないッスからねえ~~~」
「おいら、ドキドキしぱなしだったぜ。レオンが衛兵に喧嘩を吹っ掛けやしないかって意味でなっ!」
「おい、デーブ。俺がまるで相手を選ばずに噛みつく狂犬かのように言うんじゃねえよっ! 喧嘩っぱやい俺でも相手くらいきっちり選ぶぞっ!?」
気が短いことを自覚しているだけでもまだマシだと言えよう、レオナルト=ヴィッダーは。身にかかる火の粉は全て払う気でいるレオナルト=ヴィッダーである。しかし、友好的な態度で接してくる相手にまで、喧嘩を売る気は無いとレオナルト=ヴィッダーは断言してみせる。
「まあ、引っ込み思案ゆえに、わかりにくい悪意を向けてくる相手に対しても下手で出るよりかはマシなんだけど……。レオは素直なのが売りだから、そういう手合いには気をつけたほうが良いかも」
「ああ、それってありますよね~~~。善意の押し売りなのか、それとも隠された悪意からなのか、判別しにくいヒトっていますよね~~~。あたしなんて、まだ可愛いレベルのヒトっていますもん~~~」
リリベル=ユーリィはどの口で言っているのかと思いかけたが、エクレア=シュー自身もその気があることを自覚しているんだということで、不問にする。とにかくレオは『自分が受けた感覚に対して、素直な感情で反応する』人物だ。そう意味を含めて、レオを『素直』な人物だと評したリリベル=ユーリィである。
レオは不審がられれば、強情な面を浮き彫りにするし、掛け値の無い愛情を向けられれば、おちんこさんをびっきびきに硬くして、尻穴を蹂躙しまくる。そんなレオを愛おしくてたまらないリリベル=ユーリィたちである。出来るならば、レオは底意地の悪い人物にはなってほしくないと願う4人娘である。
もちろん、ベッドの上で、レオが主導権を取る場合は、遠慮なくオラオラ系になってほしいと思ってしまう、わがままな4人娘である。責める時と受ける時の役割をきっちりこなしてほしいと思うのは、4人娘だけの話ではないだろう。責める時はきっちり責める。受ける時でも、きっちり受けてほしいのだ。4人娘たちは『へたれ系』をあんまり好まない、ただそれだけである。
幌付き馬車は北からやや北東へと進路を変えて行き、ようやく目的地である港町へとたどり着く。コッシロー=ネヅは寝台代わりのマリア=アコナイトの頭の上で、眠い眼をこすりながら、ふわああああと大あくびをかます。
「チュッチュッチュ。ようやく辿りついたのでッチュウ。荷馬車での旅は一旦終わり。次はゆったりと船に揺られながら、東への旅でッチュウ」
「コッシロー様の出番がまったく無くて、最近、寝てばかりですニャン。食っちゃ寝ばかりしてたら、太りますニャン」
「チュッチュッチュ。僕が食べた分はレオンの呪力へと補充されるから、いくら食べても、僕は太らないのでッチュウ。レオンが呪力をお前の尻穴を穿つ時にも使うから、僕はスマートな体型を維持できるのでッチュウ」
コッシロー=ネヅがそう言う割には、コッシロー=ネヅの腹は中年太りのおっさんのようにふくよかであった。マリア=アコナイトはどこがどうスマートな体型なのかとツッコミを入れたくてしょうがなかった。しかしながら、ネズミというのは、頭は小さいが胴回りが太いのが常であるゆえに、これはこれでスマートな体型なんだろうと思うことにするマリア=アコナイトである。
「コッシロー様に何か言えば、その3倍の言い訳をされるのが常ですニャン。あたいは要らぬツッコミを入れるのは無駄だと当の昔に悟っていますニャン」
「チュッチュッチュ。マリアは聡いでッチュウ。でも、憎まれ役ってのは徒党にひとりは必要なのでッチュウ。僕は憎まれ役を買ってでているまででッチュウ」
コッシロー=ネヅはまさにああ言えば、こう言うの典型でしゃべりを止めないでいた。マリア=アコナイトはハイハイと適当な返事をしつつ、コッシロー=ネヅを頭に乗せたまま、荷馬車の荷台から降りる。他の皆は荷台にある荷物を一度、乾いた地面に置き、荷台を空にする作業に移っていた。
エクレア=シューも地面に積まれた荷物の上に、コッシロー=ネヅを置くと、皆と同じ作業に入る。荷台の上にはエクレア=シューが乗り続け、そのエクレア=シューが先に荷台から外に出ているメンバーに次々と荷物を手渡していく。十数分もすると、荷台は空になり、ようやくレオナルト=ヴィッダーたちはひと心地着くことになる。
「おや? 荷物をそっちで降ろしてくれたんかい。こっちに声をかけてもらえりゃ、水夫たちにやらせてたってのに。救国の英雄様たちはどーんと構えてくれりゃいいものを」
「おッス、おッス。マッケンドー。こいつら、荷馬車の荷台に揺られてばかりじゃ、身体の肉が固まってしょうがないってことで、荷物を運び出したんッスよ」
「へえ。若いってのに、働き者だなあ? おっと、自己紹介がまだだったか。俺様の名前は『ルイ=マッケンドー』だ。ホワイトウルフ号の船長をやっている。女王様からは失礼のないように接しろとのお達しを受けているぜ」
見た目30代前半だというのに、オシャレな顎髭をその女たらし風の顔に生えさせてる男が、レオナルト=ヴィッダーに握手を求めてくる。レオナルト=ヴィッダーは右手を前腕固定型杖で塞がれているために、差し出された右手を握るのに時間がかかってしまう。
「おっとすまねえ。足が悪いんだったな。俺様としたことが不作法だったぜ。しかし、左手で握手を交わすのも不作法だ。イケメンの俺様としては、不作法は忌避したいところだなっ!」
レオナルト=ヴィッダーが前腕固定型杖の位置を左手へとずらして、なんとか右手を差し伸べると、ルイ=マッケンドーはレオナルト=ヴィッダーの右手をがっしりと自分の右手で握り返す。そして、自分の周りに控える水夫たちに、麗しいお嬢様たちばかり働かせてんじゃねえっ! と一喝し、乾いた地面に積まれている荷物をホワイトウルフ号に運ぶように命じる。
「海の漢ってのは、海の機嫌には注意を払うくせに、お客人には気が利かない奴ばっかりだ。おっと、今は五大湖の漢だけどなっ! これは言い間違えたぜっ!」
ハーハハッ! と腰に両手を当てつつ、豪快にルイ=マッケンドーは笑ってみせるが、レオナルト=ヴィッダーの周りを囲む4人娘たちは、この自称イケメンに対して、眉根をひそめる表情となってしまうのであった……。
「存外、時間を喰われたッスね。やっぱり紅玉眼の蒼き竜が襲来しただけはあって、形式上でもきっちり仕事をしなければならないッスからねえ~~~」
「おいら、ドキドキしぱなしだったぜ。レオンが衛兵に喧嘩を吹っ掛けやしないかって意味でなっ!」
「おい、デーブ。俺がまるで相手を選ばずに噛みつく狂犬かのように言うんじゃねえよっ! 喧嘩っぱやい俺でも相手くらいきっちり選ぶぞっ!?」
気が短いことを自覚しているだけでもまだマシだと言えよう、レオナルト=ヴィッダーは。身にかかる火の粉は全て払う気でいるレオナルト=ヴィッダーである。しかし、友好的な態度で接してくる相手にまで、喧嘩を売る気は無いとレオナルト=ヴィッダーは断言してみせる。
「まあ、引っ込み思案ゆえに、わかりにくい悪意を向けてくる相手に対しても下手で出るよりかはマシなんだけど……。レオは素直なのが売りだから、そういう手合いには気をつけたほうが良いかも」
「ああ、それってありますよね~~~。善意の押し売りなのか、それとも隠された悪意からなのか、判別しにくいヒトっていますよね~~~。あたしなんて、まだ可愛いレベルのヒトっていますもん~~~」
リリベル=ユーリィはどの口で言っているのかと思いかけたが、エクレア=シュー自身もその気があることを自覚しているんだということで、不問にする。とにかくレオは『自分が受けた感覚に対して、素直な感情で反応する』人物だ。そう意味を含めて、レオを『素直』な人物だと評したリリベル=ユーリィである。
レオは不審がられれば、強情な面を浮き彫りにするし、掛け値の無い愛情を向けられれば、おちんこさんをびっきびきに硬くして、尻穴を蹂躙しまくる。そんなレオを愛おしくてたまらないリリベル=ユーリィたちである。出来るならば、レオは底意地の悪い人物にはなってほしくないと願う4人娘である。
もちろん、ベッドの上で、レオが主導権を取る場合は、遠慮なくオラオラ系になってほしいと思ってしまう、わがままな4人娘である。責める時と受ける時の役割をきっちりこなしてほしいと思うのは、4人娘だけの話ではないだろう。責める時はきっちり責める。受ける時でも、きっちり受けてほしいのだ。4人娘たちは『へたれ系』をあんまり好まない、ただそれだけである。
幌付き馬車は北からやや北東へと進路を変えて行き、ようやく目的地である港町へとたどり着く。コッシロー=ネヅは寝台代わりのマリア=アコナイトの頭の上で、眠い眼をこすりながら、ふわああああと大あくびをかます。
「チュッチュッチュ。ようやく辿りついたのでッチュウ。荷馬車での旅は一旦終わり。次はゆったりと船に揺られながら、東への旅でッチュウ」
「コッシロー様の出番がまったく無くて、最近、寝てばかりですニャン。食っちゃ寝ばかりしてたら、太りますニャン」
「チュッチュッチュ。僕が食べた分はレオンの呪力へと補充されるから、いくら食べても、僕は太らないのでッチュウ。レオンが呪力をお前の尻穴を穿つ時にも使うから、僕はスマートな体型を維持できるのでッチュウ」
コッシロー=ネヅがそう言う割には、コッシロー=ネヅの腹は中年太りのおっさんのようにふくよかであった。マリア=アコナイトはどこがどうスマートな体型なのかとツッコミを入れたくてしょうがなかった。しかしながら、ネズミというのは、頭は小さいが胴回りが太いのが常であるゆえに、これはこれでスマートな体型なんだろうと思うことにするマリア=アコナイトである。
「コッシロー様に何か言えば、その3倍の言い訳をされるのが常ですニャン。あたいは要らぬツッコミを入れるのは無駄だと当の昔に悟っていますニャン」
「チュッチュッチュ。マリアは聡いでッチュウ。でも、憎まれ役ってのは徒党にひとりは必要なのでッチュウ。僕は憎まれ役を買ってでているまででッチュウ」
コッシロー=ネヅはまさにああ言えば、こう言うの典型でしゃべりを止めないでいた。マリア=アコナイトはハイハイと適当な返事をしつつ、コッシロー=ネヅを頭に乗せたまま、荷馬車の荷台から降りる。他の皆は荷台にある荷物を一度、乾いた地面に置き、荷台を空にする作業に移っていた。
エクレア=シューも地面に積まれた荷物の上に、コッシロー=ネヅを置くと、皆と同じ作業に入る。荷台の上にはエクレア=シューが乗り続け、そのエクレア=シューが先に荷台から外に出ているメンバーに次々と荷物を手渡していく。十数分もすると、荷台は空になり、ようやくレオナルト=ヴィッダーたちはひと心地着くことになる。
「おや? 荷物をそっちで降ろしてくれたんかい。こっちに声をかけてもらえりゃ、水夫たちにやらせてたってのに。救国の英雄様たちはどーんと構えてくれりゃいいものを」
「おッス、おッス。マッケンドー。こいつら、荷馬車の荷台に揺られてばかりじゃ、身体の肉が固まってしょうがないってことで、荷物を運び出したんッスよ」
「へえ。若いってのに、働き者だなあ? おっと、自己紹介がまだだったか。俺様の名前は『ルイ=マッケンドー』だ。ホワイトウルフ号の船長をやっている。女王様からは失礼のないように接しろとのお達しを受けているぜ」
見た目30代前半だというのに、オシャレな顎髭をその女たらし風の顔に生えさせてる男が、レオナルト=ヴィッダーに握手を求めてくる。レオナルト=ヴィッダーは右手を前腕固定型杖で塞がれているために、差し出された右手を握るのに時間がかかってしまう。
「おっとすまねえ。足が悪いんだったな。俺様としたことが不作法だったぜ。しかし、左手で握手を交わすのも不作法だ。イケメンの俺様としては、不作法は忌避したいところだなっ!」
レオナルト=ヴィッダーが前腕固定型杖の位置を左手へとずらして、なんとか右手を差し伸べると、ルイ=マッケンドーはレオナルト=ヴィッダーの右手をがっしりと自分の右手で握り返す。そして、自分の周りに控える水夫たちに、麗しいお嬢様たちばかり働かせてんじゃねえっ! と一喝し、乾いた地面に積まれている荷物をホワイトウルフ号に運ぶように命じる。
「海の漢ってのは、海の機嫌には注意を払うくせに、お客人には気が利かない奴ばっかりだ。おっと、今は五大湖の漢だけどなっ! これは言い間違えたぜっ!」
ハーハハッ! と腰に両手を当てつつ、豪快にルイ=マッケンドーは笑ってみせるが、レオナルト=ヴィッダーの周りを囲む4人娘たちは、この自称イケメンに対して、眉根をひそめる表情となってしまうのであった……。
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