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第21章:新たな出会い
第2話:|漢《おとこ》の誇り
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レオナルト=ヴィッダーとトーマス=ロコモーティブとの意地の張り合いは時間にして、3分弱が経過しようとしていた。レオナルト=ヴィッダーの右腕にはめられている前腕固定型杖がギシギシと悲鳴を上げている。レオナルト=ヴィッダーはそれでもグギギ……と歯ぎしりしながら、トーマス=ロコモーティブの威圧を押し返そうとしていた。
レオナルト=ヴィッダーたちを取り囲む面々もゴクリと生唾を飲み込んでしまうほどに、彼らは意地と意地のぶつかり合いをさせ続けていた。
「そろそろ諦めたほうが良いのではないかっ!? レオナルト=ヴィッダーッ!!」
「へっ! てめえこそ、息があがってんじゃねえかっ! 老体に鞭打ってんじゃねえよっ!!」
こういう押し合いにおいて、先に前のめりになった方が、体重をかけやすい。トーマス=ロコモーティブは初老に入っている身であるために、体力面ではレオナルト=ヴィッダーに劣るが、そこは老練された技術でレオナルト=ヴィッダーの身体に全身鎧込みの重量を押し付けていく。レオナルト=ヴィッダーはギシギシと悲鳴を上げ続ける前腕固定型杖に不安を抱きながらも、そちらには目をやらず、真っ直ぐにトーマス=ロコモーティブのほんのりと紫色に染まる眼を見返していた。
(こいつっ! 奥の手で俺に催眠術をかけようとしてないか!? この怪しげな眼はコッシローに似てやがるっ!!)
トーマス=ロコモーティブと鍔迫り合いを繰り広げるレオナルト=ヴィッダーは一抹の不安を心に抱く。睨みつけられたら睨み返すのがレオナルト=ヴィッダーの神髄である。しかし、段々と紫色を強めていくトーマス=ロコモーティブの眼を真っ直ぐに見ていていいのか? という疑念が心に沸いてくる。そして、その疑念はレオナルト=ヴィッダーの身体から力を奪っていく。集中せねばならぬ時に、集中しきれなくなれば、意識と共に自然と身体の力が余所に流れていくのは当然であった。
「どうやら、そこが限界なようだなっ! レオナルト=ヴィッダーッッッ!!」
「いちいち、俺の名前を出してくんじゃねえっ! 『さん』をつけろ、このでこすけがぁぁぁ!!」
レオナルト=ヴィッダーは無理やりに身体の奥底から怒りをこみあげさせて、言葉に乗せる。そうすることで、霧散しつつあった心と身体の力を眼の前の漢に集中させる。その甲斐もあって、レオナルト=ヴィッダーは段々とトーマス=ロコモーティブを押し返しつつあった。そして、レオナルト=ヴィッダーは振り払うかのように左腕を左側へと振り、ついにトーマス=ロコモーティブがソフィア=グレイプに向かって振り下ろしていた凶刃を跳ね返すことに成功する。
「はあはあはあっ! 俺の勝ちだっ!!」
「はあはあはあっ! 良い気になるなよ、小童がっ!!」
どちらも荒い呼吸を繰り返し、一度、大きく呼吸をした両名は2度目の鍔迫り合いへと移行していく。ふぐっ! と大きく酸素を肺に取り込み、呼吸を止めて、第2の凶刃を今度はレオナルト=ヴィッダーの方へと向けて振り下ろす。レオナルト=ヴィッダーは今度はまともに受け止めようとせず、受け流すように左腕を払う。トーマス=ロコモーティブはグヌゥ! と唸りつつ、身体を回転させて、横薙ぎに大剣を振り回す。レオナルト=ヴィッダーは右腕にはめている前腕固定型杖は邪魔だとばかりに右腕を横に振るって、それを甲板上へと投げ飛ばす。
そうした後、レオナルト=ヴィッダーは左腕の内側に右手を添えつつ、左腕自身が楯の如くにトーマス=ロコモーティブの続けざまの三連撃を捌いてみせる。ガキンガキンッと金属と金属がぶつかり合う音がホワイトウルフ号の甲板上に響き渡る。その音に重なるように木の板が破砕する音も混ざりつつあった。
トーマス=ロコモーティブは上下左右へと両手で扱わなければ振るえぬほどの重量がある大剣を振り回す。レオナルト=ヴィッダーの左腕で軌道を逸らされた大剣は甲板に痛ましい傷をつける。そして、トーマス=ロコモーティブが述べ10連撃目を放った時、彼が両手で持つ大剣はリンゴが詰まった木製の樽を破砕することとなる。
樽から爆発するように宙へと飛んでいくリンゴの群れは甲板上に転がるだけでなく、湖へも落下していく。クルス=サンティーモは彼らの戦いを見ていると同時に、レオナルト=ヴィッダーがあの大剣で腹を裂かれて、今のリンゴのようにハラワタをそこら中にぶちまけてしまうのではないのかと思ってしまう。そして、自然とクルス=サンティーモはリリベル=ユーリィの左腕に自分の両腕を回し、ギュッと抱き込んでしまう。
そんな彼女に対して、リリベル=ユーリィは右手でクルス=サンティーモの蒼髪オカッパの頂点を右手で優しく撫でてみせる。
「レオは大丈夫。わたしにすっこんでろって言っておいて、おめおめと負けて帰ってくる男じゃないわっ!」
「は、はいっ! レオン様が負けるはずが無いのですゥ! レオン様、頑張ってくださいィ!」
「あたしもレオン様を応援するのです~~~! レオン様、そんなおっさんに負けちゃダメなのです~~~!!」
「あちきもレオン様を応援するニャンっ! 女の敵の臭いがプンプンするおっさんに勝ってくださいニャンっ!」
レオナルト=ヴィッダーを見守る4人娘はレオナルト=ヴィッダーに勝てと命ずる。レオナルト=ヴィッダーはオウよっ!! と力強く返し、ついに奥の手を出す。
「左手が光って唸る!? それは何だっ!?」
今の今まで、レオナルト=ヴィッダーを呪い殺さんとするほどの目力を持っていたトーマス=ロコモーティブの双眸に明らかに動揺の色が走る。レオナルト=ヴィッダーが右手を添えている左の腕先が黒色から黄金色に変貌したのだ。そして、その黄金色は一層に強まっていき、トーマス=ロコモーティブはあからさまに後ずさりしてしまう。
レオナルト=ヴィッダーは左手の手のひらに右手を持っていき、そこから何かを引き抜くように右腕を右へと振り払ってみせる。そうしたと同時に、光り輝く刃がレオナルト=ヴィッダーの右手に収まっていた。その黄金色の光は帯電しており、その身から発する稲光は天に住まう神の身すら焼いてしまいそうなほどの威光を発していた。
レオナルト=ヴィッダーの右手に握られている光の刃は『雷斬り』であった。かつてのレオナルト=ヴィッダーの戦友が振るっていたモノだ。レオナルト=ヴィッダーはその『雷斬り』の柄を両手で握りしめ直し、上段構えから袈裟斬りにトーマス=ロコモーティブを斬ってみせる。
「ぐおおおっ! 身の内側から焼けるように熱いっ!!」
レオナルト=ヴィッダーたちを取り囲む面々もゴクリと生唾を飲み込んでしまうほどに、彼らは意地と意地のぶつかり合いをさせ続けていた。
「そろそろ諦めたほうが良いのではないかっ!? レオナルト=ヴィッダーッ!!」
「へっ! てめえこそ、息があがってんじゃねえかっ! 老体に鞭打ってんじゃねえよっ!!」
こういう押し合いにおいて、先に前のめりになった方が、体重をかけやすい。トーマス=ロコモーティブは初老に入っている身であるために、体力面ではレオナルト=ヴィッダーに劣るが、そこは老練された技術でレオナルト=ヴィッダーの身体に全身鎧込みの重量を押し付けていく。レオナルト=ヴィッダーはギシギシと悲鳴を上げ続ける前腕固定型杖に不安を抱きながらも、そちらには目をやらず、真っ直ぐにトーマス=ロコモーティブのほんのりと紫色に染まる眼を見返していた。
(こいつっ! 奥の手で俺に催眠術をかけようとしてないか!? この怪しげな眼はコッシローに似てやがるっ!!)
トーマス=ロコモーティブと鍔迫り合いを繰り広げるレオナルト=ヴィッダーは一抹の不安を心に抱く。睨みつけられたら睨み返すのがレオナルト=ヴィッダーの神髄である。しかし、段々と紫色を強めていくトーマス=ロコモーティブの眼を真っ直ぐに見ていていいのか? という疑念が心に沸いてくる。そして、その疑念はレオナルト=ヴィッダーの身体から力を奪っていく。集中せねばならぬ時に、集中しきれなくなれば、意識と共に自然と身体の力が余所に流れていくのは当然であった。
「どうやら、そこが限界なようだなっ! レオナルト=ヴィッダーッッッ!!」
「いちいち、俺の名前を出してくんじゃねえっ! 『さん』をつけろ、このでこすけがぁぁぁ!!」
レオナルト=ヴィッダーは無理やりに身体の奥底から怒りをこみあげさせて、言葉に乗せる。そうすることで、霧散しつつあった心と身体の力を眼の前の漢に集中させる。その甲斐もあって、レオナルト=ヴィッダーは段々とトーマス=ロコモーティブを押し返しつつあった。そして、レオナルト=ヴィッダーは振り払うかのように左腕を左側へと振り、ついにトーマス=ロコモーティブがソフィア=グレイプに向かって振り下ろしていた凶刃を跳ね返すことに成功する。
「はあはあはあっ! 俺の勝ちだっ!!」
「はあはあはあっ! 良い気になるなよ、小童がっ!!」
どちらも荒い呼吸を繰り返し、一度、大きく呼吸をした両名は2度目の鍔迫り合いへと移行していく。ふぐっ! と大きく酸素を肺に取り込み、呼吸を止めて、第2の凶刃を今度はレオナルト=ヴィッダーの方へと向けて振り下ろす。レオナルト=ヴィッダーは今度はまともに受け止めようとせず、受け流すように左腕を払う。トーマス=ロコモーティブはグヌゥ! と唸りつつ、身体を回転させて、横薙ぎに大剣を振り回す。レオナルト=ヴィッダーは右腕にはめている前腕固定型杖は邪魔だとばかりに右腕を横に振るって、それを甲板上へと投げ飛ばす。
そうした後、レオナルト=ヴィッダーは左腕の内側に右手を添えつつ、左腕自身が楯の如くにトーマス=ロコモーティブの続けざまの三連撃を捌いてみせる。ガキンガキンッと金属と金属がぶつかり合う音がホワイトウルフ号の甲板上に響き渡る。その音に重なるように木の板が破砕する音も混ざりつつあった。
トーマス=ロコモーティブは上下左右へと両手で扱わなければ振るえぬほどの重量がある大剣を振り回す。レオナルト=ヴィッダーの左腕で軌道を逸らされた大剣は甲板に痛ましい傷をつける。そして、トーマス=ロコモーティブが述べ10連撃目を放った時、彼が両手で持つ大剣はリンゴが詰まった木製の樽を破砕することとなる。
樽から爆発するように宙へと飛んでいくリンゴの群れは甲板上に転がるだけでなく、湖へも落下していく。クルス=サンティーモは彼らの戦いを見ていると同時に、レオナルト=ヴィッダーがあの大剣で腹を裂かれて、今のリンゴのようにハラワタをそこら中にぶちまけてしまうのではないのかと思ってしまう。そして、自然とクルス=サンティーモはリリベル=ユーリィの左腕に自分の両腕を回し、ギュッと抱き込んでしまう。
そんな彼女に対して、リリベル=ユーリィは右手でクルス=サンティーモの蒼髪オカッパの頂点を右手で優しく撫でてみせる。
「レオは大丈夫。わたしにすっこんでろって言っておいて、おめおめと負けて帰ってくる男じゃないわっ!」
「は、はいっ! レオン様が負けるはずが無いのですゥ! レオン様、頑張ってくださいィ!」
「あたしもレオン様を応援するのです~~~! レオン様、そんなおっさんに負けちゃダメなのです~~~!!」
「あちきもレオン様を応援するニャンっ! 女の敵の臭いがプンプンするおっさんに勝ってくださいニャンっ!」
レオナルト=ヴィッダーを見守る4人娘はレオナルト=ヴィッダーに勝てと命ずる。レオナルト=ヴィッダーはオウよっ!! と力強く返し、ついに奥の手を出す。
「左手が光って唸る!? それは何だっ!?」
今の今まで、レオナルト=ヴィッダーを呪い殺さんとするほどの目力を持っていたトーマス=ロコモーティブの双眸に明らかに動揺の色が走る。レオナルト=ヴィッダーが右手を添えている左の腕先が黒色から黄金色に変貌したのだ。そして、その黄金色は一層に強まっていき、トーマス=ロコモーティブはあからさまに後ずさりしてしまう。
レオナルト=ヴィッダーは左手の手のひらに右手を持っていき、そこから何かを引き抜くように右腕を右へと振り払ってみせる。そうしたと同時に、光り輝く刃がレオナルト=ヴィッダーの右手に収まっていた。その黄金色の光は帯電しており、その身から発する稲光は天に住まう神の身すら焼いてしまいそうなほどの威光を発していた。
レオナルト=ヴィッダーの右手に握られている光の刃は『雷斬り』であった。かつてのレオナルト=ヴィッダーの戦友が振るっていたモノだ。レオナルト=ヴィッダーはその『雷斬り』の柄を両手で握りしめ直し、上段構えから袈裟斬りにトーマス=ロコモーティブを斬ってみせる。
「ぐおおおっ! 身の内側から焼けるように熱いっ!!」
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