【R18】俺は悪くねえ! ~愛しのお姫様が女騎士に変化しているのを知らずに後ろの穴を穿ってしまいました~

ももちく

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第21章:新たな出会い

第6話:夜の勉強会

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 ソフィア=グレイプが船長室に閉じこもってから、早三日が経とうとしていた。ホワイトウルフ号は進路を北東に変えてから、順風満帆な湖上を走り続けた。あと半日で魔皇に支配されてしまっている聖地:エルハレムへ到着する。ソフィア=グレイプはたまに様子を見に来る船長:ルイ=マッケンドーに船の様子を聞きつつ、覚悟を段々と固めていた。

「あと半日。わたくしはバージニア王国が差し出した『ニエ』ではなく、使節として、魔皇様と謁見します」

「はぁ……。ソフィア殿がそうしたいのであれば、止めはしませんが、気が変わったら、いつでも言ってくだせえ。やっぱりソフィア殿が犠牲になるのは忍びないですぜ」

「心配してくださり、ありがとうございます。わたくしは『犠牲』ではありません。バージニア王国再興の『礎』となるんです」

 ソフィア=グレイプのその言葉を受けて、ルイ=マッケンドーは右手で後頭部をボリボリと掻く他無かった。『礎』とは言うが、ルイ=マッケンドーの感覚としては『人柱』である。麗しき男装の騎士が人柱になるのは気分の良い話では無い。しかし、それ以上、何かを言えば、迷いを彼女に抱かせると思い、何も言わずにルイ=マッケンドーは船長室を後にする。

 そして、下のフロアから甲板上へと登ってくると、ソフィア=グレイプの様子を事細かくレオナルト=ヴィッダーたちに報告する。

「今更ですが、レオナルト=ヴィッダー殿。あんたが無理やり、ソフィア殿を犯したほうがまだマシだったと気づかされましたぜ。ありゃ相当無理をしているのが丸わかりですわ」

「チュッチュッチュ。いっそのこと、魔皇のおちんこさんはツインヘッドドラゴンだから、前の穴と後ろの穴、両方、同時にけがされるとでも言っておけば良かったでッチュウかね?」

「あれ? 魔皇のおちんこさんって、八岐大蛇やまたのおろちじゃなかったッスか? 身体中の穴という穴を蹂躙されちまうはずだったッスよ?」

「シロちゃん、それは本当ですかニャン!? ソフィア様はどっからどうみても、前の穴、後ろの穴、口も聖女おとめなのですニャン! 魔皇にいきなりそんなことされたら、心が壊れてしまいますニャン!!」

 実際のところ、魔皇のおちんこさんは変幻自在であり、その異様さゆえに『マーラ』とも呼称されているおちんこさんである。魔皇が本気を出せば『大黒柱』と呼ばれる黒々とした主柱があり、その根元から触手のようなおちんこさんが何本も生えさせることが出来るとコッシロー=ネヅたちはマリア=アコナイトに説明する。

 マリア=アコナイトは怖気を感じつつも、ちらりとレオナルト=ヴィッダーの股間に視線を向ける。

「おいおい……。いくらなんでも俺のおちんこさんの本数は増えないぞ? こんな狭い船ゆえに、マリアの相手をすることが出来ないからって、溜まってんじゃないのか?」

「そ、そんなことありませんニャンッ! 夜な夜な、4人で慰めあっていますニャンッ!」

「ちょっと、マリアッ! それはレオには言わない約束でしょ!?」

 ホワイトウルフ号は湖上を進む船であり、大海を行く船よりもひとまわり以上もサイズが小さい。それゆえに、4人娘とレオナルト=ヴィッダーは寝室が別であり、湖上に出てからは、4人娘はレオナルト=ヴィッダーに可愛がってもらうことが出来ずじまいであった。

 しかしながら、こういうレオナルト=ヴィッダーに構ってもらえない状況であるからこそ、4人娘は性技を高めるべく、クルス=サンティーモの性技講座を真摯に受けていた。レオナルト=ヴィッダーのおちんこさんの硬度と角度を長時間維持させる方法について、とくとくとクルス=サンティーモが語り、他の3人娘は手にメモ帳とペンを持ち、聞き逃しが無いようにと真剣に受講していたのである。

 そして、実技の講座ももちろんある。レオナルト=ヴィッダーへ御奉仕するばかりが御セックスでは無い。レオナルト=ヴィッダーを導き、自分が気持ち良いと思う部分を愛撫してもらうための誘導方法も学ぶこととなる。

「お前ら……。何で俺を混ぜてくれないんだ!?」

「ダメですゥ。レオン様には生まれ変わったぼくたちのお披露目まで待ってもらうのですゥ。レオン様はソフィア様に興味深々なのですゥ。ぼくたちは新人のソフィア様にレオン様を奪われないようにと性技を高めている真っ最中なのですゥ!!」

 クルス=サンティーモの顔には怒りの色が宿っていた。レオナルト=ヴィッダーのおちんこさんが節操無しなのは、周知の事実である。これ以上、レオナルト=ヴィッダーの嫁候補は増えないだろうとタカを括っていただけに、クルス=サンティーモたちには焦燥感が生まれることとなる。

 『女房と畳は新しいほど良い』という失礼な格言がある。確かに男は若かったり、新しい女を欲するというとんでもない悪癖がある。しかしながら、古女房の方が結局のところ、布団を一緒にした時は、その寝技の豊富さに唖然となるほどに卓越しているものだ。それをレオナルト=ヴィッダーにわからせるためにも、日夜、性技の勉強会を開いている4人娘である。

 そして、その勉強会にレオナルト=ヴィッダー自身を参加させないのには、嫉妬心が混じっていることも忘れてはいけない。レオナルト=ヴィッダーは4人娘と甲板上や狭い食堂で会話しつつも、しょっちゅうソフィア=グレイプを案じる発言をしていた。ぶっちゃけ、レオナルト=ヴィッダーの身から出た錆であると断言しておこう。
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