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第22章:光り輝く存在
第7話:血と肉
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トーマス=ロコモーティブはせめて、自分と共にレオナルト=ヴィッダーを爆散四散しようとした。天空から差し込む一条の光から得られるエネルギーを体内に留まらせることで、過剰なエネルギーとする。そして、貯まり切ったエネルギーを爆発させることで、あの方に対して悪態をつき続けるレオナルト=ヴィッダーを巻き込もうとした。
しかし、そうする前にレオナルト=ヴィッダーは左腕を引き抜く。そして、引き絞った両腕を前へと押し出し、両手でトーマス=ロコモーティブを空高く舞い上がらせる。トーマス=ロコモーティブは目論見を見破られたと思い、爆散四散するのを止めて、体内に溜まったエネルギーの全てを大きく開いた口から一条の光の束として吐き出そうとする。
対して、レオナルト=ヴィッダーは前に突き出した両の手のひらを一度、合掌の形とする。次にレオナルト=ヴィッダーは合掌にした両手を自分の顔に前に持ってきて、何かを念じる。そうすることで、レオナルト=ヴィッダーの手のひらと手のひらの間に黒い小さな点が出来上がる。
レオナルト=ヴィッダーが生み出した黒い天は見る見る内に膨れ上がり、直径Ⅰミャートルの黒い球となる。レオナルト=ヴィッダーはそれを大事そうに抱え込みながら、右の脇腹付近へと持っていき、呪力のあらん限りを黒い球へと注入していく。
誰しもが次に放つ一撃で2人の決着が決まることを予感していた。クルス=サンティーモはレオン様が勝つようにと両手を合わせ、天に祈りを捧げる所作を取る。その傍らで女性特有の座り方で湯舟に浸かっているリリベル=ユーリィが右手をクルス=サンティーモの合掌している手に添える。エクレア=シューも同様であった。彼女は左手をクルス=サンティーモの両手に添える。そして、マリア=アコナイトはクルス=サンティーモの背中側から彼女たち3人の手を包み込むように両手を合わせる。
「レオン様ァ! ソフィア様の自由を縛る鎖を打ち砕いてほしいのですゥ!」
「レオ! もし負けたら、あとでタイキックだからねっ!」
「レオン様~~~。あたしはレオン様が勝つ方に賭けさせてもらいます~~~。レオン様が勝ったら、三日三晩、レオン様を独り占めするのです~~~!」
「ちょっと、エクレア姐さん! あちきもレオン様が勝つ方に賭けているニャン! あちきも混ぜてほしいニャン!」
それぞれがそれぞれにレオナルト=ヴィッダーに声援を送る。レオナルト=ヴィッダーは黒い球を抱え込んだ状態で、へっ……と満足気に息を吐いてみせる。
「お前ら、俺が全てを出し切って、トーマス=ロコモーティブを倒そうってのに、その後で俺を絞り取るつもりかよっ!」
レオナルト=ヴィッダーはまさに男冥利に尽きる状況であった。蒼髪オカッパの愛くるしい男の娘。ダークエルフの尻穴雌豚女騎士。レオナルト=ヴィッダーのおちんこさんを包み込んで、精液を搾り取るほどの実りかけの柔らかいおっぱいを所持している海皇の娘。そして、棒枯らしのふたつ名を持つほどにバキュームフェラが気持ち良すぎる半猫半人。
こんな彼女たちから声援を受けては、レオナルト=ヴィッダーはますます呪力を抱え込んでいる黒い球に注ぎ込まなければならなくなる。レオナルト=ヴィッダーは勝っても負けても、死ぬほどキツイことになることは自明の理であった。だが、レオナルト=ヴィッダーは満足気な表情であった。
「今夜は新入りのソフィアも交えて、乱交パーティだっ! ここが聖地だってことを忘れるくらいにお前たちを抱いてやるからなっ! 覚悟しとけよっ!」
「レオン様にそんなことを言われたら、今からお尻が濡れてきちゃうのですゥ」
「わたしのお尻はとっくの昔にずぶ濡れよっ!」
「あたしだって、濡れ濡れなんです~~~!」
「あちきのお尻にぶっ放す分はちゃんと残しておいてほしいのですニャン!」
「俺は最高の気分だ……。トーマス=ロコモーティブッッッ! 俺の幸せのためにここからいなくなれぇぇぇっっっ!!」
トーマス=ロコモーティブが大きく開いた口から螺旋を描く一条の光線を吐き出す。それと同時にレオナルト=ヴィッダーは両腕を前へと突き出し、呪力を注ぎ込みまくった黒い球をトーマス=ロコモーティブへと放つ。空中で光線と黒い球がぶつかり合う。それにより、稲光が生じ、その稲光は四方八方へと広がっていく。
レオナルト=ヴィッダーは黒い球を放った後も、両腕をトーマス=ロコモーティブに向かって突き付けていた。眼には見えないエネルギー波が黒い球に注ぎ込まれ、黒い球はどんどんとそのサイズを膨らませていく。皆の想いがその黒い球へと伝播していき、今や、その黒い球のサイズは直径5ミャートルまでの大きさとなっていた。それに向かって、トーマス=ロコモーティブも体内に溜まりに溜まった光のエネルギーを口から螺旋状に佩き続けていたのだが、先に根負けしたのはトーマス=ロコモーティブの方であった。
最初、螺旋を描く一条の光線と黒い球は拮抗しあい、空中で激しい火花と稲光を発していたが、段々と黒い球のほうが勢いを増し、一条の光線を押しのけていく。さらには、その一条の光はどんどん細くなっていき、トーマス=ロコモーティブが限界を迎えつつあることを象徴していた。そして、それから十数秒後にはトーマス=ロコモーティブが口から吐き出せるモノは何もなくなる。邪魔するモノが無くなった黒い球はトーマス=ロコモーティブを飲み込まんと、斜め上へと上昇していく。
「私はトーマス=ロコモーティブッッッ! 世界平和に仇為す存在、レオナルト=ヴィッダーを素戔嗚共々、滅する者なりィィィ!!」
トーマス=ロコモーティブは最後の足掻きとして、光体と化している両腕を前へと突き出し、黒い球を受け止めてみせる。しかし、トーマス=ロコモーティブがその黒い球体に振れるや否や、黒が光体と化している身体に侵食を開始する。まずは黒い球に振れた両手が真っ黒に染まる。次いで両の腕先が。さらに肘、二の腕、肩が真っ黒に染まっていき、トーマス=ロコモーティブは苦痛の表情をその光り輝く顔に浮かび上がらせる。
「私はお前の色には染まらぬゥゥゥ! 私の身体に流れる血、私を構成する肉。全てがあの方の所有物だっ! それを穢そうとするレオナルト=ヴィッダー! 貴様は地獄に堕ちるが良いッッッ!!」
トーマス=ロコモーティブがそう叫ぶや否や、真っ黒に染まり切っていた両腕に亀裂が入る。そして次の瞬間には黒い破片が周囲に飛び散る。トーマス=ロコモーティブの両腕は真っ黒になりながらも、血管のように光が走ることとなる。トーマス=ロコモーティブは今にもレオナルト=ヴィッダーたちの想いに飲み込まれつつあったが、それでも抵抗をやめようとはしなかった。
しかし、そうする前にレオナルト=ヴィッダーは左腕を引き抜く。そして、引き絞った両腕を前へと押し出し、両手でトーマス=ロコモーティブを空高く舞い上がらせる。トーマス=ロコモーティブは目論見を見破られたと思い、爆散四散するのを止めて、体内に溜まったエネルギーの全てを大きく開いた口から一条の光の束として吐き出そうとする。
対して、レオナルト=ヴィッダーは前に突き出した両の手のひらを一度、合掌の形とする。次にレオナルト=ヴィッダーは合掌にした両手を自分の顔に前に持ってきて、何かを念じる。そうすることで、レオナルト=ヴィッダーの手のひらと手のひらの間に黒い小さな点が出来上がる。
レオナルト=ヴィッダーが生み出した黒い天は見る見る内に膨れ上がり、直径Ⅰミャートルの黒い球となる。レオナルト=ヴィッダーはそれを大事そうに抱え込みながら、右の脇腹付近へと持っていき、呪力のあらん限りを黒い球へと注入していく。
誰しもが次に放つ一撃で2人の決着が決まることを予感していた。クルス=サンティーモはレオン様が勝つようにと両手を合わせ、天に祈りを捧げる所作を取る。その傍らで女性特有の座り方で湯舟に浸かっているリリベル=ユーリィが右手をクルス=サンティーモの合掌している手に添える。エクレア=シューも同様であった。彼女は左手をクルス=サンティーモの両手に添える。そして、マリア=アコナイトはクルス=サンティーモの背中側から彼女たち3人の手を包み込むように両手を合わせる。
「レオン様ァ! ソフィア様の自由を縛る鎖を打ち砕いてほしいのですゥ!」
「レオ! もし負けたら、あとでタイキックだからねっ!」
「レオン様~~~。あたしはレオン様が勝つ方に賭けさせてもらいます~~~。レオン様が勝ったら、三日三晩、レオン様を独り占めするのです~~~!」
「ちょっと、エクレア姐さん! あちきもレオン様が勝つ方に賭けているニャン! あちきも混ぜてほしいニャン!」
それぞれがそれぞれにレオナルト=ヴィッダーに声援を送る。レオナルト=ヴィッダーは黒い球を抱え込んだ状態で、へっ……と満足気に息を吐いてみせる。
「お前ら、俺が全てを出し切って、トーマス=ロコモーティブを倒そうってのに、その後で俺を絞り取るつもりかよっ!」
レオナルト=ヴィッダーはまさに男冥利に尽きる状況であった。蒼髪オカッパの愛くるしい男の娘。ダークエルフの尻穴雌豚女騎士。レオナルト=ヴィッダーのおちんこさんを包み込んで、精液を搾り取るほどの実りかけの柔らかいおっぱいを所持している海皇の娘。そして、棒枯らしのふたつ名を持つほどにバキュームフェラが気持ち良すぎる半猫半人。
こんな彼女たちから声援を受けては、レオナルト=ヴィッダーはますます呪力を抱え込んでいる黒い球に注ぎ込まなければならなくなる。レオナルト=ヴィッダーは勝っても負けても、死ぬほどキツイことになることは自明の理であった。だが、レオナルト=ヴィッダーは満足気な表情であった。
「今夜は新入りのソフィアも交えて、乱交パーティだっ! ここが聖地だってことを忘れるくらいにお前たちを抱いてやるからなっ! 覚悟しとけよっ!」
「レオン様にそんなことを言われたら、今からお尻が濡れてきちゃうのですゥ」
「わたしのお尻はとっくの昔にずぶ濡れよっ!」
「あたしだって、濡れ濡れなんです~~~!」
「あちきのお尻にぶっ放す分はちゃんと残しておいてほしいのですニャン!」
「俺は最高の気分だ……。トーマス=ロコモーティブッッッ! 俺の幸せのためにここからいなくなれぇぇぇっっっ!!」
トーマス=ロコモーティブが大きく開いた口から螺旋を描く一条の光線を吐き出す。それと同時にレオナルト=ヴィッダーは両腕を前へと突き出し、呪力を注ぎ込みまくった黒い球をトーマス=ロコモーティブへと放つ。空中で光線と黒い球がぶつかり合う。それにより、稲光が生じ、その稲光は四方八方へと広がっていく。
レオナルト=ヴィッダーは黒い球を放った後も、両腕をトーマス=ロコモーティブに向かって突き付けていた。眼には見えないエネルギー波が黒い球に注ぎ込まれ、黒い球はどんどんとそのサイズを膨らませていく。皆の想いがその黒い球へと伝播していき、今や、その黒い球のサイズは直径5ミャートルまでの大きさとなっていた。それに向かって、トーマス=ロコモーティブも体内に溜まりに溜まった光のエネルギーを口から螺旋状に佩き続けていたのだが、先に根負けしたのはトーマス=ロコモーティブの方であった。
最初、螺旋を描く一条の光線と黒い球は拮抗しあい、空中で激しい火花と稲光を発していたが、段々と黒い球のほうが勢いを増し、一条の光線を押しのけていく。さらには、その一条の光はどんどん細くなっていき、トーマス=ロコモーティブが限界を迎えつつあることを象徴していた。そして、それから十数秒後にはトーマス=ロコモーティブが口から吐き出せるモノは何もなくなる。邪魔するモノが無くなった黒い球はトーマス=ロコモーティブを飲み込まんと、斜め上へと上昇していく。
「私はトーマス=ロコモーティブッッッ! 世界平和に仇為す存在、レオナルト=ヴィッダーを素戔嗚共々、滅する者なりィィィ!!」
トーマス=ロコモーティブは最後の足掻きとして、光体と化している両腕を前へと突き出し、黒い球を受け止めてみせる。しかし、トーマス=ロコモーティブがその黒い球体に振れるや否や、黒が光体と化している身体に侵食を開始する。まずは黒い球に振れた両手が真っ黒に染まる。次いで両の腕先が。さらに肘、二の腕、肩が真っ黒に染まっていき、トーマス=ロコモーティブは苦痛の表情をその光り輝く顔に浮かび上がらせる。
「私はお前の色には染まらぬゥゥゥ! 私の身体に流れる血、私を構成する肉。全てがあの方の所有物だっ! それを穢そうとするレオナルト=ヴィッダー! 貴様は地獄に堕ちるが良いッッッ!!」
トーマス=ロコモーティブがそう叫ぶや否や、真っ黒に染まり切っていた両腕に亀裂が入る。そして次の瞬間には黒い破片が周囲に飛び散る。トーマス=ロコモーティブの両腕は真っ黒になりながらも、血管のように光が走ることとなる。トーマス=ロコモーティブは今にもレオナルト=ヴィッダーたちの想いに飲み込まれつつあったが、それでも抵抗をやめようとはしなかった。
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