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第3章:コッシローとの邂逅
3:大魔導士
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風で舞い上がり、そこから可愛いプリっとしたお尻が紅いショーツのせいで余計になまめかしく感じてしまうクロードであったが、ロージーの『どこ見てるのよ! クロのスケベ! あとでぶん殴るわよっ!』との怒号を受けて、はっと我に返る。
「す、すまんっ。ロージーの紅いショーツとすらっとした太ももが俺の眼に焼きついちまってたっ。くっそ、このドスケベネズミ野郎がっ!」
「ちゅっちゅっちゅ。威勢の良い男でッチュウ。かつては黒い湖の大魔導士と呼ばれたボクと闘うつもりでッチュウ? 大人しく想い人のパンツでも眺めていたほうが良いでッチュウよ?」
ネズミは不遜な態度を崩さずに今なお、小さな竜巻を起こし続け、ロージーのスカートをめくり続けたのであった。クロードはいい加減にしやがれと思いながら、左手の人差し指で空中に素早く印字を切る。
「大気にあまねく風の精霊たちよっ。俺の呼び声に応えろっ! つむじ風になりて、かのモノを切り刻めっ! 風の凶刃!!」
何もない宙にクロードの左手サイズの魔法陣が描かれて、そこから緑色をしたイタチが出現する。そのイタチがふんぞり返って威張るネズミに向かって一直線にその凶刃を喰らわさんとばかりに襲い掛かる。
だが、ネズミは慌てることもなく、右手? に持つ爪楊枝サイズの先に黒い宝石がついた魔法の杖を襲い掛かるカマイタチの鼻先に持っていく。
「風の断崖発動なのでッチュウ!」
なんとネズミは詠唱も唱えずに、風を操り、その身に襲い掛かる風の凶刃を防ぐための風で出来た防御膜を張るのであった。ぶおんっ! という風と風がぶつかり合う音が聞こえ、さらにそのあとにパリーーーン! とまるで窓ガラスが割れるような音が辺りに響く。
「ほお? 【詠唱破棄】で発動させた風の断崖でも十分に防げると思っていたでッチュウけど、キミ、なかなかの魔術の才能を持っているんでッチュウね? どうでッチュウ? その魔術の才能をさらに磨くつもりはないでッチュウ?」
「うるせえっ! お前みたいなドスケベ野郎に教わることなんて何もないわっ! それよりも、ロージーのスカートをめくるのをさっさとやめろっ! いくら妖精と言えども、次は風の凶刃を3匹同時に呼び出して、その身体を切り刻んでやるからな!?」
クロードが眼の前のネズミに向かって、威勢を張る。クロードは不意打ち用に使える風の凶刃と呼ばれる風を操る魔術を修得している。さらに風の凶刃はクロードが得意とする風の魔術のひとつであった。だが、風の凶刃1匹だけといえども、それをいとも簡単に真っ白なネズミが防いだのであった。
「ちゅっちゅっちゅ。まあ、そんなにいきり立つなでッチュウ。ボクはキミたちと喧嘩をしにやってきたわけではないのでッチュウ。仲睦まじい男女にちょっとしたイタズラをしかけただけなのでッチュウ。風の柱解除なのでッチュウ」
ネズミがそう言うと同時に、今までロージーのスカートをまくり上げていた小さな竜巻がどこかへとかき消えることになる。ロージーはここまで見事に風を自在に操るネズミに怒りから驚きの感情へと変化させるのであった。
「す、すごいわね……。クロに風の魔術を見せてもらうことがたまにあるけど、ここまで見事に自由自在に操られるなんて……」
世の中には土、水、風、火を操る四元魔術というものが存在する。その中でも特に自然に存在する水や風を操る魔術は相当な訓練が必要となる。クロードが風の魔術をある程度扱えるのは、彼が風の国:オソロシアで、1年中、あそこの厳しい風にさらされてきた経験があるゆえだ。
そういう経験があるからこそ、クロードは風を操る魔術に長けているというのに、眼の前で胸を張り踏ん反りかえっているネズミは【詠唱破棄】を行って風の防御膜を張ったのだ。風の操作がどれほどに難しいのか、それほど詳しくないロージーにも眼の前のネズミの魔術の実力の高さが、その異様さが感じ取れるのであった。
眼を白黒させているロージーとクロードに対して、ネズミはさらに彼らがショックを受けることを言う。
「誤解が無いように言っておくでッチュウけど、ボクの得意魔術は風を操ることではないでッチュウよ? 街中でのスカートめくりが楽しいでッチュウから、ちょっとかじってみたという程度なのでッチュウ」
「なん……だと……。風の柱は風の初級魔術だから、ちょっとでも才能があれば使いこなせるようにはなるけど、風の断崖は極めれば、あらゆる魔術を防げるって言われてるんだぞ……。まさか、そこまでお前の魔術はすごいっていうのか?」
「それはさすがに褒め過ぎでッチュウ。そんじょそこらの二流魔術師が放つ攻撃用魔術を防ぐ程度にしか効果を発揮できない状態なのでッチュウ。一流、超一流相手となると、今のネズミの身体のままでは無理でッチュウね。まあ、【詠唱破棄】ではでッチュウけど」
「えっ!? それってどういうことなの? そのネズミの姿は仮の姿とでも言いたいわけ?」
「紅いパンツのお嬢さん、その通りでッチュウ。250年ほど昔に、時の帝とそれに与する神の手により、ボクは今の姿へと変えられてしまったのでッチュウ。まったく、ボクの魔力を恐れたからといって、これはひどい仕打ちなのでッチュウ」
2人にとってネズミの言うことはどれもこれも、信じられないことだらけであった。しかし、その身から沸き立つ魔力と、クロードの風の凶刃を防いだ対攻撃魔術用の防御魔術:風の断崖を【詠唱破棄】で使いこなすその魔術の技量の高さには脱帽せざるをえないのであった。
「さて、先ほどは失礼なことをしてしまったのでッチュウ。無視をされて、つい年甲斐もなく、己の魔術を披露してしまったのでッチュウ。申し訳ないことをしたのでッチュウ」
先ほどまでの威圧感をネズミは全て引っ込めて、ぺこりと頭を下げて謝罪をする。謝罪を受けたロージーは、え、ええ……としか言いようがなく、こちらこそ無視をしてごめんなさいとクロード共々、頭を下げるのであった。
「さて、仲直りも済んだことでッチュウから、改めて自己紹介をさせてもらうのでッチュウ。ボクは昔は【黒い湖の大魔導士】と呼ばれていた『コッシロー=ネヅ』と言う者なのでッチュウ。以後、お見知りおきを……」
「す、すまんっ。ロージーの紅いショーツとすらっとした太ももが俺の眼に焼きついちまってたっ。くっそ、このドスケベネズミ野郎がっ!」
「ちゅっちゅっちゅ。威勢の良い男でッチュウ。かつては黒い湖の大魔導士と呼ばれたボクと闘うつもりでッチュウ? 大人しく想い人のパンツでも眺めていたほうが良いでッチュウよ?」
ネズミは不遜な態度を崩さずに今なお、小さな竜巻を起こし続け、ロージーのスカートをめくり続けたのであった。クロードはいい加減にしやがれと思いながら、左手の人差し指で空中に素早く印字を切る。
「大気にあまねく風の精霊たちよっ。俺の呼び声に応えろっ! つむじ風になりて、かのモノを切り刻めっ! 風の凶刃!!」
何もない宙にクロードの左手サイズの魔法陣が描かれて、そこから緑色をしたイタチが出現する。そのイタチがふんぞり返って威張るネズミに向かって一直線にその凶刃を喰らわさんとばかりに襲い掛かる。
だが、ネズミは慌てることもなく、右手? に持つ爪楊枝サイズの先に黒い宝石がついた魔法の杖を襲い掛かるカマイタチの鼻先に持っていく。
「風の断崖発動なのでッチュウ!」
なんとネズミは詠唱も唱えずに、風を操り、その身に襲い掛かる風の凶刃を防ぐための風で出来た防御膜を張るのであった。ぶおんっ! という風と風がぶつかり合う音が聞こえ、さらにそのあとにパリーーーン! とまるで窓ガラスが割れるような音が辺りに響く。
「ほお? 【詠唱破棄】で発動させた風の断崖でも十分に防げると思っていたでッチュウけど、キミ、なかなかの魔術の才能を持っているんでッチュウね? どうでッチュウ? その魔術の才能をさらに磨くつもりはないでッチュウ?」
「うるせえっ! お前みたいなドスケベ野郎に教わることなんて何もないわっ! それよりも、ロージーのスカートをめくるのをさっさとやめろっ! いくら妖精と言えども、次は風の凶刃を3匹同時に呼び出して、その身体を切り刻んでやるからな!?」
クロードが眼の前のネズミに向かって、威勢を張る。クロードは不意打ち用に使える風の凶刃と呼ばれる風を操る魔術を修得している。さらに風の凶刃はクロードが得意とする風の魔術のひとつであった。だが、風の凶刃1匹だけといえども、それをいとも簡単に真っ白なネズミが防いだのであった。
「ちゅっちゅっちゅ。まあ、そんなにいきり立つなでッチュウ。ボクはキミたちと喧嘩をしにやってきたわけではないのでッチュウ。仲睦まじい男女にちょっとしたイタズラをしかけただけなのでッチュウ。風の柱解除なのでッチュウ」
ネズミがそう言うと同時に、今までロージーのスカートをまくり上げていた小さな竜巻がどこかへとかき消えることになる。ロージーはここまで見事に風を自在に操るネズミに怒りから驚きの感情へと変化させるのであった。
「す、すごいわね……。クロに風の魔術を見せてもらうことがたまにあるけど、ここまで見事に自由自在に操られるなんて……」
世の中には土、水、風、火を操る四元魔術というものが存在する。その中でも特に自然に存在する水や風を操る魔術は相当な訓練が必要となる。クロードが風の魔術をある程度扱えるのは、彼が風の国:オソロシアで、1年中、あそこの厳しい風にさらされてきた経験があるゆえだ。
そういう経験があるからこそ、クロードは風を操る魔術に長けているというのに、眼の前で胸を張り踏ん反りかえっているネズミは【詠唱破棄】を行って風の防御膜を張ったのだ。風の操作がどれほどに難しいのか、それほど詳しくないロージーにも眼の前のネズミの魔術の実力の高さが、その異様さが感じ取れるのであった。
眼を白黒させているロージーとクロードに対して、ネズミはさらに彼らがショックを受けることを言う。
「誤解が無いように言っておくでッチュウけど、ボクの得意魔術は風を操ることではないでッチュウよ? 街中でのスカートめくりが楽しいでッチュウから、ちょっとかじってみたという程度なのでッチュウ」
「なん……だと……。風の柱は風の初級魔術だから、ちょっとでも才能があれば使いこなせるようにはなるけど、風の断崖は極めれば、あらゆる魔術を防げるって言われてるんだぞ……。まさか、そこまでお前の魔術はすごいっていうのか?」
「それはさすがに褒め過ぎでッチュウ。そんじょそこらの二流魔術師が放つ攻撃用魔術を防ぐ程度にしか効果を発揮できない状態なのでッチュウ。一流、超一流相手となると、今のネズミの身体のままでは無理でッチュウね。まあ、【詠唱破棄】ではでッチュウけど」
「えっ!? それってどういうことなの? そのネズミの姿は仮の姿とでも言いたいわけ?」
「紅いパンツのお嬢さん、その通りでッチュウ。250年ほど昔に、時の帝とそれに与する神の手により、ボクは今の姿へと変えられてしまったのでッチュウ。まったく、ボクの魔力を恐れたからといって、これはひどい仕打ちなのでッチュウ」
2人にとってネズミの言うことはどれもこれも、信じられないことだらけであった。しかし、その身から沸き立つ魔力と、クロードの風の凶刃を防いだ対攻撃魔術用の防御魔術:風の断崖を【詠唱破棄】で使いこなすその魔術の技量の高さには脱帽せざるをえないのであった。
「さて、先ほどは失礼なことをしてしまったのでッチュウ。無視をされて、つい年甲斐もなく、己の魔術を披露してしまったのでッチュウ。申し訳ないことをしたのでッチュウ」
先ほどまでの威圧感をネズミは全て引っ込めて、ぺこりと頭を下げて謝罪をする。謝罪を受けたロージーは、え、ええ……としか言いようがなく、こちらこそ無視をしてごめんなさいとクロード共々、頭を下げるのであった。
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