28 / 91
未来の息子がやってきた!?
28
しおりを挟む『俺』とクリフの会話に俺は驚く。
(ソフィアが居るのに…、俺が女をとっかえひっかえ…?…どういうことだ…?)
「いい加減、家に立ち寄れば…?」
「………無理。」
「なんで?」
「ソフィアを見たら我慢できなくなる…。マジ何でヤル前に気づかなかったんだよ…。ソフィアの身体を知らなければもっと上手く立ち回れた…。」
「………はぁ…、その様子を見るに遅かれ早かれお前はソフィアと距離を置いたな。…毎晩ネグリジェ姿のソフィアを見てみなよ。同じ屋敷に居られるか?」
「…………無理。」
「…お前らに圧倒的に足りないのは会話だよ。…ソフィアと最後に会話したのいつ?」
「……3ヶ月前、ぐらい…?」
「それ、挨拶とか報告は含まれないよ。」
「…………覚えてない。」
「…はぁ…。…いい加減素直になりな。今あるものが一生そこにあるとは限らないんだぞ?」
『…!?』
クリフの発言を最後に急に『俺』が消えた。残されたクリフは優雅に紅茶を飲み始める。そして紅茶を持つ反対の手から現れた新聞を見てクリフは再び溜め息を吐いた。
「…ほんと、いい加減にしてくれよ…。」
『天才魔導士:エイデン・デュ・シメオン 治癒の女神:ソフィア・メイフィールドと破局か!?』
『次のお相手はイリオスの魔女!密な一夜を過ごす…!?』
「不器用にも程があるだろ…。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
22
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる