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【〜No10〜】

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その後リリアーナは、風呂上がりに一人でバルコニーに出て、夜風に吹かれていた。

(なんだか、あっという間の十日間だったな…。大好きなブラッドリー様と、夢のような毎日だったけど、明日からは夢から覚めて、また寮で一人寂しく過ごすのね…)

リリアーナは星を見上げて、感傷に浸っていると、ブラッドリーに声をかけられた。

「リーナ…そんな姿で、何時までも外にいると風邪を引くよ。ほら、こんなに身体が冷えている」

いつ部屋に来たのか、ブラッドリーが後ろからリリアーナを抱きしめてきた。

「えっ?ブラッドリー様…?」

「リーナおいで、身体を温めてあげるから」

「いえ、大丈夫です。直ぐにベッドに横になりますから。ブラッドリー様も、お疲れでしょう?ですから、早く部屋に戻ってお休み下さい」

リリアーナが困惑しながらそう伝えるも、ブラッドリーはリリアーナを抱き上げて、部屋に戻るとベッドに腰掛けた。
そして何時もとは違い、乱暴気味にリリアーナの唇を奪った。

「あん…っふ……んん…ブラッ…ドリーさまぁ…はな…して……んん…」

リリアーナが、ブラッドリーの胸を押して、唇を離すとブラッドリーの目は、何時もの優しい眼差しではなく、冷たい視線を向けられた。

「リーナ、魔力を与えてるのに、何故嫌がるんだい?」

リリアーナはその視線にショックを受けて、涙が溢れてくるのを堪えながら、ブラッドリーの膝の上から下りようと、身体を捩った。

「まっ、魔力不足にはなっていませんから、必要ありません…。ブラッドリー様、お部屋にお帰り下さいませ」

リリアーナは、声が震えそうになるのを堪えて、顔を背けて言った。
だがブラッドリーは、それを許さず強引にリリアーナの顔を、自分の方に向かせて話しだした。

「リーナ、私は、部屋には戻らない。君がどうしても明日帰ると言うなら、私の魔力をたっぷりと、注がせてもらう。そうしなければ害虫達が、君に纏わりつくからね。リーナは私だけのモノだよ」

そう言ってブラッドリーは、リリアーナの頭に手を回して、逃げないように押さえて唇を奪った。
何時もは口づけだけなのに、今日のブラッドリーは、夜着の胸元の結び目を解き、手を滑りこませて、胸を揉んでいた。

「ふん…っんん…あっ……んんっ…あぁ…ふっ…んっ…」

「リーナ…胸の突起が手のひらの中で、固くなってきたのがわかるよ…。これから、たっぷり可愛がるからね」

そう言ってブラッドリーは、唇をリリアーナの首筋から下へ下へと移動させて、赤い花びらをつけていった。
そしてリリアーナの夜着を脱がせて、ゆっくりとベッドに押し倒していた。

その後リリアーナは、ブラッドリーに朝まで激しく抱かれ、何度も子種を注がれていた。そして最後は、また気を失ったことで、やっと解放されたのだ。

「リーナは、これで私のモノだよ。
これだけ、私の魔力を体内に取り入れてたら、他の男は手が出せない…。
私だけの、愛しいリーナ…。誰にも渡さないからね」

ブラッドリーは、そう呟いてリリアーナを抱き寄せて、眠りについた。

❝❝~~❞❞ 

リリアーナは昼過ぎに目が覚めると、目の前には見惚れる程、美しい寝顔があって驚いた。

(ブラッドリー様が一緒に…?!
あっ!そうだった!! 私、昨日ブラッドリー様と、エッチしちゃったんだ!!
あんなことって、漫画でしか知らないから、驚いたし恥ずかしかったな…。しかも何度も色々いやらしい事をされて…。

やっぱりこの世界は<R18>だから、ブラッドリー様も、絶倫?!なのかな?
前世も処女だったから、よく解らないけど、朝までヤルって凄いんだよね?だって、三擦り半の人もいるんでしょう?んっ?!あれは、早く出しちゃう人だっけ?

それにしても…ブラッドリー様って、あたり前かも知れないけど、まつ毛もサファイア色だ…。長くてふさふさで、付けまつ毛みたい…。何時もキスされる時は、目を瞑っているから、こんなに近くで、顔を見た事はなかったな。
あぁ…でもやっぱり素敵で、イケメンだぁ♪
それに、何この肉体美!! 腹筋が割れてる!!見た目は、スレンダーで脚が長いのは知ってたけど、脱いたら細マッチョって、ズルくない?)

そんな事を考えながら、リリアーナはこんなチャンスは滅多にないとばかりに、至近距離でブラッドリーをガン見していた。

「リーナ…そんなに、マジマジと見つめられたら、恥ずかしいな…」

「あっ…起きてたんですか?…ごめんなさい…。つい、何時もは恥ずかしくて、良く顔を見れなかったので…」

と、リリアーナは言ってシーツを引き上げて、身体を隠すと、ブラッドリーは(ふぁ…)っとあくびをして、まっぱで気怠るそうに髪をかきあげた。

「リーナ、もう起きるのかい?もう少しゆっくりしよう…」

(ひゃぁぁ~!! エロい!! 破壊力が凄すぎるぅ~)

「リーナ、急に顔が真っ赤になってる。
そんな目で見つめられたら、また襲ってしまうじゃないか…。おねだりなら大歓迎だよ?」

「いえいえ…おねだりなんて、しません。ブラッドリー様どうして昨夜、私にあんな事をしたんですか…」
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