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番外編
はじめての誕生日デート-1
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こんばんは。こちらは王立図書館です。
幻想と叡智の楽園に、ようこそ。
お越しいただいたところ誠に恐れ入りますが、当館は夕方までの開館となっております。明日のご来館を、一同心よりお待ちしております。
本日の業務が終わった。
鞄を持って王立図書館の廊下を歩いていると、窓の外では夕日が沈み、星々が顔を覗かせ始めている。
警備をしている近衛騎士と猫警備隊に挨拶し、職員用の出入り口から王立図書館を出る。
彼は出入口のすぐ近くで待っていた。
「副館長!お待たせしました」
彼は反応したものの、物悲しそうな目で見つめてくる。そう言えば、2人きりでいるときは副館長と呼ばれたくないと言っていたな……。
「ハワード侯爵!」
「……」
「ディ……ディラン様?」
「……」
「……ディラン」
「よし、夕食に行こう」
無言で誘導されてしまった。この甘えよう、図書館を出てオフモード全開である。
建国祭後に婚約を結んでから、「呼び捨てにして欲しい」とか「敬語は止めて欲しい」とか、そういった要望が一気に増えた。
ずっと上司として見ていた相手のため、まだ慣れないからゆっくりと移行させてもらっているのだが……この態度、遂に腹を括るしかないようだ。
名前を呼ぶので敬語の方は、しばらく我慢して欲しい。
差し出された手を取ると、するりと指を絡められる。
優しくも、しっかり握ってくれる大きな手。触れると未だに心臓が跳ねてしまうことは、言わないでいる。
私たちは毎日、仕事が終わると一緒に食事に行くようになった。
図書塔勤務経験とセドリック王子の一件での対応が評価されて、私は王立図書館の中級司書官に、ディランは副館長に昇進した。
同じ図書館内とはいえ離れて働いているため、仕事終わりに待ち合わせしているのだ。
ちなみにディランの副館長就任と共に、彼が図書塔に配属される以前の王立図書館勤務時代に残した数々の伝説が広まった。
そのため、若手たちから恐れられている。彼が廊下を歩くとモーゼの十戒の如く人々が道を開け、水を打ったように静かになるのだ。
私も人伝に伝説を聞いたが、さすがとしか言いようがない。
その伝説は、機会があればまたお話しよう。
そう、図書塔はあの事件の後すぐに解体された。
ノアは晴れて無罪となり、自由の身になった今は隣国ローシェルトを旅してセレスティーヌ王女殿下のお墓参りに行っている。
国王陛下は国民に、これまでノアが背負ってきたことを全てお話し、国を守ってくれたノアへの感謝と謝罪、そして秘密にしていたことを国民に謝罪した。
これを契機として新しい王に譲る運びとなり、今は次期国王に選ばれたエドワール王太子殿下に引継ぎをしている最中だ。
ノアは国民に話すことに対して少なからず反対していたが、エドワール王太子殿下は「そんなことで完全に信頼を失うほど落ちぶれてはいない。豪傑王バージルの子孫として、ここで決着をつけさせてくれ」と言って頑として譲らなかった。
私たちはレストランに入ってテラス席に通された。
天気が良くて、星空が綺麗だ。心地よい風が頬を撫でる。
「ディラン、来週の日曜日は空いていますか?」
「ああ、全く予定がない」
それでは、と言いかけると、聞き覚えのあるヒソヒソ声が聞こえてくる。
「シエナたんの為ならいつでも空いてるってやつよ」
「ホントにキザだよなぁ」
ディランが目にも留まらぬ速さでフォークを投げると、フォークは左側の席に座っていた男性の頭をかすめ、カツラを引っかけて近くの木に刺さった。
ヅラがとれた男性の頭には、金糸のような豊かな髪が姿を現す。
エドワール王子太子殿下だ。そしてその隣に居るのは変装したジネットだ。
「ディランお前!食器で遊ぶなって教えられなかったのか?!」
「あなたが暴れたら死人が出るわよこの筋肉野郎!」
そうですね、よい子とよい大人の皆さんは決してこんなフォークチャレンジなんてしないでくださいね。
憤慨して文句を垂れる2人に、ディランは凍らすような一瞥をお見舞いした。
「散れ。盗み聞きとは性格が悪い」
「盗み聞きじゃないわ!あなたの心の声がダダ洩れなのよ!」
こんなハチャメチャなカップルが時期国王陛下と数百年に一度の聖女様だなんて誰が信じるだろうか。いや、信じない。
そうだ、まだカップルではなかった。
エドワール王子がジネットにアタック中なのである。
ジネットをデートに誘う口実としてなぜかよく私が使われており、その度にディランと3人でお決まりの展開になるのである。
王国の将来を担うお2人が何をやっているのやら……。
「ところで、日曜日はどこに行きたいんだ?」
「ピクニックに行こうかなと思っていますの。最近はのんびりする暇も無いのでしょう?」
忙しい彼に、ゆったりした時間を贈りたくて計画しているのだ。
副館長になってからといもの、彼は王宮の会議に出席したり王立図書館の書類チェックに追われている。
更に、結婚と同時期に爵位を受け継ぐため、実家の政務もハワード公の代わりにこなし始めているのだ。
忙しいはずなのに毎日この夕食の時間を作られるのが本当にすごいが、一度しっかりと休んでもらいたいと思っている。
そう言えば、定時になったら「定刻だ」と言ってさっと切り上げるから、彼は一部の同僚たちに”時の番人”って通り名をつけられているらしい。
ということがこのピクニック計画の理由の1つなのだが、実はもう1つ大きな理由がある。
来週の土曜日が彼の誕生日なのだ。誕生日に寛げる時間を贈りたいと思っている。
しかし、その日は公爵家で盛大な誕生日パーティーが催されるので、この計画は日曜日にしようという魂胆だ。
「それなら、場所変えて話そう。聞き耳を立てている奴らがいるからな」
「失礼ね!あなたがシエナたんにヘンなことしないように監視しているのよ!」
ディランとジネットが睨みあう。2人は建国祭以降もずっとこんな調子だ。もしかすると、すごく気が合うのかもしれない。
結局、レストランで話していると王太子殿下がジネットと話をする時間も減ってしまうと思ったので、私とディランは食事が終わるとすぐに席を立って、帰り道にピクニックの計画を立てた。
馬車はディランが手配してくれることになった。後は全部、私に任せてもらう。
さて、プレゼントをどうしていきましょうか……。
用意はしているんだけど不安で仕方がない。だって、相手はあの裏ボスですよ?
普通の人間が用意するものを気に入ってもらえるだろうか……。
幻想と叡智の楽園に、ようこそ。
お越しいただいたところ誠に恐れ入りますが、当館は夕方までの開館となっております。明日のご来館を、一同心よりお待ちしております。
本日の業務が終わった。
鞄を持って王立図書館の廊下を歩いていると、窓の外では夕日が沈み、星々が顔を覗かせ始めている。
警備をしている近衛騎士と猫警備隊に挨拶し、職員用の出入り口から王立図書館を出る。
彼は出入口のすぐ近くで待っていた。
「副館長!お待たせしました」
彼は反応したものの、物悲しそうな目で見つめてくる。そう言えば、2人きりでいるときは副館長と呼ばれたくないと言っていたな……。
「ハワード侯爵!」
「……」
「ディ……ディラン様?」
「……」
「……ディラン」
「よし、夕食に行こう」
無言で誘導されてしまった。この甘えよう、図書館を出てオフモード全開である。
建国祭後に婚約を結んでから、「呼び捨てにして欲しい」とか「敬語は止めて欲しい」とか、そういった要望が一気に増えた。
ずっと上司として見ていた相手のため、まだ慣れないからゆっくりと移行させてもらっているのだが……この態度、遂に腹を括るしかないようだ。
名前を呼ぶので敬語の方は、しばらく我慢して欲しい。
差し出された手を取ると、するりと指を絡められる。
優しくも、しっかり握ってくれる大きな手。触れると未だに心臓が跳ねてしまうことは、言わないでいる。
私たちは毎日、仕事が終わると一緒に食事に行くようになった。
図書塔勤務経験とセドリック王子の一件での対応が評価されて、私は王立図書館の中級司書官に、ディランは副館長に昇進した。
同じ図書館内とはいえ離れて働いているため、仕事終わりに待ち合わせしているのだ。
ちなみにディランの副館長就任と共に、彼が図書塔に配属される以前の王立図書館勤務時代に残した数々の伝説が広まった。
そのため、若手たちから恐れられている。彼が廊下を歩くとモーゼの十戒の如く人々が道を開け、水を打ったように静かになるのだ。
私も人伝に伝説を聞いたが、さすがとしか言いようがない。
その伝説は、機会があればまたお話しよう。
そう、図書塔はあの事件の後すぐに解体された。
ノアは晴れて無罪となり、自由の身になった今は隣国ローシェルトを旅してセレスティーヌ王女殿下のお墓参りに行っている。
国王陛下は国民に、これまでノアが背負ってきたことを全てお話し、国を守ってくれたノアへの感謝と謝罪、そして秘密にしていたことを国民に謝罪した。
これを契機として新しい王に譲る運びとなり、今は次期国王に選ばれたエドワール王太子殿下に引継ぎをしている最中だ。
ノアは国民に話すことに対して少なからず反対していたが、エドワール王太子殿下は「そんなことで完全に信頼を失うほど落ちぶれてはいない。豪傑王バージルの子孫として、ここで決着をつけさせてくれ」と言って頑として譲らなかった。
私たちはレストランに入ってテラス席に通された。
天気が良くて、星空が綺麗だ。心地よい風が頬を撫でる。
「ディラン、来週の日曜日は空いていますか?」
「ああ、全く予定がない」
それでは、と言いかけると、聞き覚えのあるヒソヒソ声が聞こえてくる。
「シエナたんの為ならいつでも空いてるってやつよ」
「ホントにキザだよなぁ」
ディランが目にも留まらぬ速さでフォークを投げると、フォークは左側の席に座っていた男性の頭をかすめ、カツラを引っかけて近くの木に刺さった。
ヅラがとれた男性の頭には、金糸のような豊かな髪が姿を現す。
エドワール王子太子殿下だ。そしてその隣に居るのは変装したジネットだ。
「ディランお前!食器で遊ぶなって教えられなかったのか?!」
「あなたが暴れたら死人が出るわよこの筋肉野郎!」
そうですね、よい子とよい大人の皆さんは決してこんなフォークチャレンジなんてしないでくださいね。
憤慨して文句を垂れる2人に、ディランは凍らすような一瞥をお見舞いした。
「散れ。盗み聞きとは性格が悪い」
「盗み聞きじゃないわ!あなたの心の声がダダ洩れなのよ!」
こんなハチャメチャなカップルが時期国王陛下と数百年に一度の聖女様だなんて誰が信じるだろうか。いや、信じない。
そうだ、まだカップルではなかった。
エドワール王子がジネットにアタック中なのである。
ジネットをデートに誘う口実としてなぜかよく私が使われており、その度にディランと3人でお決まりの展開になるのである。
王国の将来を担うお2人が何をやっているのやら……。
「ところで、日曜日はどこに行きたいんだ?」
「ピクニックに行こうかなと思っていますの。最近はのんびりする暇も無いのでしょう?」
忙しい彼に、ゆったりした時間を贈りたくて計画しているのだ。
副館長になってからといもの、彼は王宮の会議に出席したり王立図書館の書類チェックに追われている。
更に、結婚と同時期に爵位を受け継ぐため、実家の政務もハワード公の代わりにこなし始めているのだ。
忙しいはずなのに毎日この夕食の時間を作られるのが本当にすごいが、一度しっかりと休んでもらいたいと思っている。
そう言えば、定時になったら「定刻だ」と言ってさっと切り上げるから、彼は一部の同僚たちに”時の番人”って通り名をつけられているらしい。
ということがこのピクニック計画の理由の1つなのだが、実はもう1つ大きな理由がある。
来週の土曜日が彼の誕生日なのだ。誕生日に寛げる時間を贈りたいと思っている。
しかし、その日は公爵家で盛大な誕生日パーティーが催されるので、この計画は日曜日にしようという魂胆だ。
「それなら、場所変えて話そう。聞き耳を立てている奴らがいるからな」
「失礼ね!あなたがシエナたんにヘンなことしないように監視しているのよ!」
ディランとジネットが睨みあう。2人は建国祭以降もずっとこんな調子だ。もしかすると、すごく気が合うのかもしれない。
結局、レストランで話していると王太子殿下がジネットと話をする時間も減ってしまうと思ったので、私とディランは食事が終わるとすぐに席を立って、帰り道にピクニックの計画を立てた。
馬車はディランが手配してくれることになった。後は全部、私に任せてもらう。
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