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第二話 親友の怒りと制裁
翌週、犀さんから手紙を受け取った恭が田端の室生家に来た。
「龍之介!! 何で、僕に言ってくれなかったんだ……」
恭は眉を下げた。
「一高・帝大とずっと一緒にいたのに、
僕は相談するに値しない人間だったのか?」
「違うんだ、恭は親友だし、江口のことを知っているから余計に言いにくくて……」
「馬鹿だな、直ぐ言ってくれたらよかったのに。
犀星さん、知らせていただいてありがとうございました。
さてと、ここからは僕の本領発揮だな」
普段温厚で理知的で倫理を重んじる恭の目は獲物をかる獰猛な肉食動物のようだ。
「まずは、高利貸しと親族の問題からだが、
龍之介君、明後日、会ってほしい人物がいるんだ」
僕は犀さんの言葉に首を傾げる。
「河越風骨先生という僕の裁判所勤務時代の先輩で俳句の先輩でもある人物だ。
金沢から田端まで来てくれるそうだ
恭君は知っているだろう?」
「もちろんです。風骨先生は憧れですから」
「龍之介!! 何で、僕に言ってくれなかったんだ……」
恭は眉を下げた。
「一高・帝大とずっと一緒にいたのに、
僕は相談するに値しない人間だったのか?」
「違うんだ、恭は親友だし、江口のことを知っているから余計に言いにくくて……」
「馬鹿だな、直ぐ言ってくれたらよかったのに。
犀星さん、知らせていただいてありがとうございました。
さてと、ここからは僕の本領発揮だな」
普段温厚で理知的で倫理を重んじる恭の目は獲物をかる獰猛な肉食動物のようだ。
「まずは、高利貸しと親族の問題からだが、
龍之介君、明後日、会ってほしい人物がいるんだ」
僕は犀さんの言葉に首を傾げる。
「河越風骨先生という僕の裁判所勤務時代の先輩で俳句の先輩でもある人物だ。
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「もちろんです。風骨先生は憧れですから」
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