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さよならは告げずに
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今日はクリスマス。
僕は恋人である悠輔を驚かそうと連絡をせずに来た。
合鍵は持っているからそれで開けて玄関に
足を踏み入れた瞬間に後悔した。
リビングからは事情の最中だとわかる女の声が聞こえて来たからだ。
ご丁寧に相手の名前まで呼んでいるんだから隠しようもない。
僕が聞いているとは夢にも思っていないだろう二人に
気付かれないように外に出て玄関の鍵を閉めた。
悠輔の浮気癖は知っていたけど女もいけるとは初めて知った。
流石に僕も限界だ。
クリスマスだというのに一人寂しくアパートに帰り
荷物をまとめて夜行列車に乗った。
*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*
実家に三日程、滞在した僕は
アパートの解約等をするために、
一度、東京に戻ることにした。
滞りなく解約は済み、僕はその日の夕方は新幹線に乗った。
悠輔は何時気付くだろうか?
僕がアパートを解約したことを。
僕が東京からいなくなったことを。
さよならは告げずに僕は実家に帰ることにした。
僕は恋人である悠輔を驚かそうと連絡をせずに来た。
合鍵は持っているからそれで開けて玄関に
足を踏み入れた瞬間に後悔した。
リビングからは事情の最中だとわかる女の声が聞こえて来たからだ。
ご丁寧に相手の名前まで呼んでいるんだから隠しようもない。
僕が聞いているとは夢にも思っていないだろう二人に
気付かれないように外に出て玄関の鍵を閉めた。
悠輔の浮気癖は知っていたけど女もいけるとは初めて知った。
流石に僕も限界だ。
クリスマスだというのに一人寂しくアパートに帰り
荷物をまとめて夜行列車に乗った。
*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*:。∞。:*:.*.:*
実家に三日程、滞在した僕は
アパートの解約等をするために、
一度、東京に戻ることにした。
滞りなく解約は済み、僕はその日の夕方は新幹線に乗った。
悠輔は何時気付くだろうか?
僕がアパートを解約したことを。
僕が東京からいなくなったことを。
さよならは告げずに僕は実家に帰ることにした。
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