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三章〜クレール・ベルクール編〜
45 恋情 ★
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長い指が、濡れた孔に挿れられる。媚肉を擦りながら奥へ奥へと這入っていく。
「んっ……」
「クレール、力を抜けるかい?」
ふるふると顔を横に振る。こんな感覚は初めてだ。
アシルの中にいた時とは全然違う。あの時、エリアス様は洸希ではなくアシルを抱いていたからだ。でもヴィクトール様は他の誰でもない、クレールを抱いている。僕だけに注がれる快楽、僕だけが受け取る愛情。こんなの、とても一人じゃ受け止めきれない。
指を挿れられただけで、気持ち良すぎて意識を失いそうだ。
腰を浮かし、孔に思い切り力を入れる。
するとヴィクトール様は中に入れた指で肉胴を抉るように蠢かす。オメガの液が溢れたその中で、グチュグチュと卑猥な音が鳴る。
僕はヴィクトール様にしがみつき、昂った先端を腹に擦り付けた。
気持ちいい。また直ぐにでも達してしまいそうだ。
「クレール、何度でも果ててくれ」
ヴィクトール様が自分の背中を反らせ、無意識に擦っていた屹立の先端に自分の腹を押し当てた。
「わっ、僕ったら」
「気持ちいいのを求めてくれると、嬉しい。ほら、私の腹がクレールの愛蜜で濡れている。もっと塗り込んでくれ」
孔の指を再びグチュリと内奥まで差し込む。
「んぁぁああっっ!!」
ヴィクトール様はすでに、僕をどう扱うべきなのかを分かっている。
だから解す指を抜かないでいる。ここを虐めれば僕が快楽に従順になると、この僅かな時間に察したようだ。
このままでは指だけで何度もイカされる気もする。
もうこの指から与えられる快楽に抗えていないのに。自ら腰を浮かし、揺らしてしまっているのに。ヴィクトール様はもしかして本当に指だけでイかせようとしているのか。
僕は早く一つになりたい。懇願する視線を向けるが、中を蠢く指の動きは苛烈を極める。
「あ、はぁ、んぁぁ……ヴィクトール様……本当に、達してしまいます」
「あぁ、何度でも果ててくれ。そのほうが少しでヒートが治るかもしれないから」
「ああっ、んぁぁ……はぁぁぁっ!!!」
腰を突き出し、盛大に白濁を飛沫させる。どぷどぷと、先端から白蜜が溢れ出して止まらない。
ヴィクトール様は、それを飲むように舐めとった。
屹立が口に含まれると、じゅうっと吸われ、また腰が痙攣を起こす。根本から絞り出すように注挿され、舌で先端の隘路を捏ねられ、嬲られる。
甘い痺れは全身に広がり、悦楽する間に、再度ヴィクトール様に腰を押し付け吐精する。
こんなにも立て続けに果てているにも関わらず、ヒートが治る気配がない。
クレールとしてオメガ性を発症してから、自慰すらしたことがなかった。前世であれだけ妊娠を夢見ていたのに、性欲どころか恋愛にすら興味を持たない人生を歩んできたのだ。
それがヴィクトール様と出会って、僕の感情は百八十度変わる。
彼のことしか考えられなくなるほど、恋焦がれて今日まで過ごした。その人に触れられ、口付け、抱かれている。
彼のアルファのフェロモンに包み込まれ、二人きりの空間で肌を寄せている。
これで正気に戻れと言われる方が余程酷のような気もした。
ずっとこの蕩けるような時間を過ごしたいと思ってしまうほど、僕はヴィクトール様に溺れている。
しっかりと解された孔からついに指が抜かれた。
「クレール、少しでも痛いと思った時は遠慮せずに入ってくれ。ゆっくり挿れるから」
ヴィクトール様は自分の男根を軽く扱くと、先走りの垂れた先端を股間に滑らせ窄まりにあてがう。
一つになれる時が来たのだ。
ヴィクトール様は、僕を組み敷き口付けた。
そして彼の熱塊がねじ込まれる……。
「んっ……」
「クレール、力を抜けるかい?」
ふるふると顔を横に振る。こんな感覚は初めてだ。
アシルの中にいた時とは全然違う。あの時、エリアス様は洸希ではなくアシルを抱いていたからだ。でもヴィクトール様は他の誰でもない、クレールを抱いている。僕だけに注がれる快楽、僕だけが受け取る愛情。こんなの、とても一人じゃ受け止めきれない。
指を挿れられただけで、気持ち良すぎて意識を失いそうだ。
腰を浮かし、孔に思い切り力を入れる。
するとヴィクトール様は中に入れた指で肉胴を抉るように蠢かす。オメガの液が溢れたその中で、グチュグチュと卑猥な音が鳴る。
僕はヴィクトール様にしがみつき、昂った先端を腹に擦り付けた。
気持ちいい。また直ぐにでも達してしまいそうだ。
「クレール、何度でも果ててくれ」
ヴィクトール様が自分の背中を反らせ、無意識に擦っていた屹立の先端に自分の腹を押し当てた。
「わっ、僕ったら」
「気持ちいいのを求めてくれると、嬉しい。ほら、私の腹がクレールの愛蜜で濡れている。もっと塗り込んでくれ」
孔の指を再びグチュリと内奥まで差し込む。
「んぁぁああっっ!!」
ヴィクトール様はすでに、僕をどう扱うべきなのかを分かっている。
だから解す指を抜かないでいる。ここを虐めれば僕が快楽に従順になると、この僅かな時間に察したようだ。
このままでは指だけで何度もイカされる気もする。
もうこの指から与えられる快楽に抗えていないのに。自ら腰を浮かし、揺らしてしまっているのに。ヴィクトール様はもしかして本当に指だけでイかせようとしているのか。
僕は早く一つになりたい。懇願する視線を向けるが、中を蠢く指の動きは苛烈を極める。
「あ、はぁ、んぁぁ……ヴィクトール様……本当に、達してしまいます」
「あぁ、何度でも果ててくれ。そのほうが少しでヒートが治るかもしれないから」
「ああっ、んぁぁ……はぁぁぁっ!!!」
腰を突き出し、盛大に白濁を飛沫させる。どぷどぷと、先端から白蜜が溢れ出して止まらない。
ヴィクトール様は、それを飲むように舐めとった。
屹立が口に含まれると、じゅうっと吸われ、また腰が痙攣を起こす。根本から絞り出すように注挿され、舌で先端の隘路を捏ねられ、嬲られる。
甘い痺れは全身に広がり、悦楽する間に、再度ヴィクトール様に腰を押し付け吐精する。
こんなにも立て続けに果てているにも関わらず、ヒートが治る気配がない。
クレールとしてオメガ性を発症してから、自慰すらしたことがなかった。前世であれだけ妊娠を夢見ていたのに、性欲どころか恋愛にすら興味を持たない人生を歩んできたのだ。
それがヴィクトール様と出会って、僕の感情は百八十度変わる。
彼のことしか考えられなくなるほど、恋焦がれて今日まで過ごした。その人に触れられ、口付け、抱かれている。
彼のアルファのフェロモンに包み込まれ、二人きりの空間で肌を寄せている。
これで正気に戻れと言われる方が余程酷のような気もした。
ずっとこの蕩けるような時間を過ごしたいと思ってしまうほど、僕はヴィクトール様に溺れている。
しっかりと解された孔からついに指が抜かれた。
「クレール、少しでも痛いと思った時は遠慮せずに入ってくれ。ゆっくり挿れるから」
ヴィクトール様は自分の男根を軽く扱くと、先走りの垂れた先端を股間に滑らせ窄まりにあてがう。
一つになれる時が来たのだ。
ヴィクトール様は、僕を組み敷き口付けた。
そして彼の熱塊がねじ込まれる……。
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