【BL】ヒーローが裏切り者を地下に監禁して、ひたすら性的拷問を繰り返す話【ヒーロー高校生×悪の科学者大学生】

ハヤイもち

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最終章 ほな、さいなら

最終話 彼らの物語

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「こちらブラック応答せよ」

西区の街中に姿を現したのは10メートル級の怪人。
どうやら車がガソリンが燃料のようで、車を掴んでは
強靭な顎でかみ砕き、中のガソリンを飲んでいる。

「こちらブルーです。ガソリンの臭いがきついですね。
ブラックは怪物の皮膚を回収したら即解析にまわしてください」

「こちらイエロー。狙撃ポイントにはついてるから
指示あればすぐ打ち込むよー。さっさと終わそうぜ」

「リア充は黙ってください。解析は終わりましたか。
信さん?」

「今はパープルや。解析終わったで。
敵の弱点は左目。ぶちかましたれ、日向!」

「了解!」

瞬間。

天を切り裂くような音ともに、白い稲妻が空に走った。

「任務完了!」
「あれ?俺別に来なくてよかったじゃん。
なんで呼ばれたんだよ。デートだっつってんじゃん」
「一輝先輩、ここにはリア充を邪魔することに全力を注ぐ
男達がいるんです」
「何に全力投球してんだよ。メンバー誰?」
「僕と信さんです」
「お前はわかるけど信さんもなの?何やってんのお前ら」
「あきらめろ。一輝。長年非リアの奴の恨みはつらみは
こんなものじゃない。むしろお前が犠牲になっていることで
他のリア充は平和になるんだ。そう思えば尊い犠牲だろう」
「全然よくない。もう帰る、お前らなんて嫌い」
「僕らも解散しますか。あ、信さん、後で解析結果送ってください」
「まかしとき。じゃ、わしも帰るか」
「お前はこっち」
「何?何日向?」

怪人との戦闘後、日向に引っ張られて、ビルの陰に連れていかれる。

「お前、最近ラクと仲良すぎ」
「なんや日向、同じ研究員なんやから、別に普通やろ」
「いいか、あいつはな確かにすげー奴だけど、人の弱み握るのが趣味なんだぞ。
もっとなんつーか、危機感持てよ」
「…なんや日向。嫉妬か?しゃーないな。お兄ちゃんが甘やかしたるから、ほらおいで」
「くそっ、こんなんでほだされねーからな」

こちらに向かって両手を広げた信に日向が悔しそうな表情をするが、
すぐに素直にその胸に飛び込む。
よしよしと子どもをあやすように信が日向を抱きしめた。

「今夜、覚悟してろよ」
「ガキが、さえずりよるわ」

するりと日向から離れた信はニヤッとお得意の狐のような笑みを浮かべた。

「日向、ほなさいなら。今夜はラクと怪人の解析やから無理や」
「まてっ、この女狐がっ」

逃げていく信を日向が追う。

「なぁ、あっちのリア充はいいの?ラク」
「あれは藪蛇なのでいいんですよ、下手に関わったら生命の危険がある」
「まぁ、そうだな。色々あったけど、俺は日向が元気になったからよかったよ」
「そういういい奴っぽいセリフ大嫌いです。早く死亡フラグ建てろ」
「相変わらず辛辣だな~。じゃあ、俺は彼女待たせてるから」
「ハイハイ。背後には気を付けてくださいね。一輝先輩」
「なんでそんな殺意高いんだよ、こわっ」

軽口を応酬し合いヒーローたちはそれぞれの帰路についていく。
怪人がいる限り、彼らはこれからも戦い続けるだろう。

いつか彼らが望むように、何者にも脅かされることなく
平穏を享受できるその時まで。
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