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act.1.平生
ハジメテ
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なにもかも嫌になる。
世の中で騒がれてる事件。
有名人の痴情。
あいも変わらず、依然膠着状態の政治家達。
道徳心を植え付けられた機械達の論争。
世間体しか見えない人形。
つまらない。
学校の中でもそうだ。
派閥、いじめ、格差、恋愛、勉学、運動。
どうでもいい。
つまらない世界でつまらなく生きていく。
そんなことを教室の窓から何も変わらないビル街を眺めて考える。
ほんとに嫌になる。
……
春人「おい聞いてんのか楓!」
楓「...ん?あー、悪い春人 笑
なんの話だっけ?」
春人「ったく、いつも人話聞かないよなお前は
笑」
楓「またいつものくだらない話だろ? 笑」
春人「いや、今回はすげぇよ。
また駅前で行方不明事件だってよ。
YouTubeでは全部で5人って言ってるけど、
実際は数千人拉致られてるって話だぜ。」
こういう奴なのだ。
現実からかけ離れてしまっているような、
自分では想像できない大きな発想にそれとなく
理由をつけてしまえば、信じたい気持ちが勝り、
信じてしまう。そんなことがこいつの頭の中では毎日続いているのだ。
楓「もしそれが本当なら、お前も気をつけないと
な 笑 お菓子もらってもついてっちゃダメだ
ぞ?」
春人「馬鹿にするなよなぁー 笑」
……
佐藤教師「席つけー。お前ら今日また行方不明事件
だ。1人にならないでみんなと帰れよー。
先生達も見回りしてるからなぁ」
春人「サトちゃんは酒飲む口実でしょー??
嫁さんに怒られるからさぁ 笑」
佐藤教師「よし、春人お前そんなに居残り清掃した
いなら、教員トイレ掃除してけ」
春人「そんな、ひどいよサトちゃん。」
クラス「爆笑」
楓「春人、俺、図書室で待ってるからな
また明日なサトちゃん」
佐藤教師「おい、千歳……」
楓「……ん?」
佐藤教師「……なんでもねぇ。気をつけて帰れよ」
楓「……おう?」
どこか隔てがましい態度であった。
佐藤教師、サトちゃんは基本生徒から愛される教師である。思ったことをズバッというところが人気があるのだが、少し気になったが、それだけだ。
……
図書室へ向かう廊下、
部活動等は行方不明事件が多発している為全て中止、
外で遊べば、教師に見つかり、小言を言われる、
そんな状況であるのならば、すぐには帰ろうとしないのである。
僕にも友達がいればそうだったのかもしれない。
友と呼べる人間は春人ともう1人しかいない。
1人で帰るのも心細いし、サトちゃんが言ってたこともあるから、大人しく春人を図書室で待つことにしたのだ。
空が紅く沈む頃には帰れるであろう。
……
図書室は好きだ。
人の匂いがしない。
騒がしくもない。
紙の匂いと静寂に包まれている。
優李「楓!」
楓「……優李、どうした??」
優李「多分ここだろうなって思ったんだ。教室ま
で行ったんだよ?なんで先に行っちゃうの?
一緒に帰ろーよ!」
僕の静寂がなくなる瞬間だ。
でも少し心待ちにしている僕もいる。
毎日の日課のようなものなのだ。
いつもどこにいても優李は僕を見つける。
幼馴染のカン?なのか?
楓「春人が教員トイレの居残り清掃だから
終わるまで待ってるよ」
優李「それじゃ私も待ってよーかな!」
楓「駅前で行方不明事件あるだろ?優李は、幼馴染
の贔屓目をなくしても、可愛いんだから、明る
い内に帰りなよ」
優李「今日は楓の家に行きなさいって、言われてる
から!どうせ一緒だし、待ってるよ!」
そうなのだ。
優李の親とうちの親は仲がいいのだ。
どちらも片親で、母子家庭なのだ。
楓「わかったよ。もう少しで来ると思うから。」
世の中で騒がれてる事件。
有名人の痴情。
あいも変わらず、依然膠着状態の政治家達。
道徳心を植え付けられた機械達の論争。
世間体しか見えない人形。
つまらない。
学校の中でもそうだ。
派閥、いじめ、格差、恋愛、勉学、運動。
どうでもいい。
つまらない世界でつまらなく生きていく。
そんなことを教室の窓から何も変わらないビル街を眺めて考える。
ほんとに嫌になる。
……
春人「おい聞いてんのか楓!」
楓「...ん?あー、悪い春人 笑
なんの話だっけ?」
春人「ったく、いつも人話聞かないよなお前は
笑」
楓「またいつものくだらない話だろ? 笑」
春人「いや、今回はすげぇよ。
また駅前で行方不明事件だってよ。
YouTubeでは全部で5人って言ってるけど、
実際は数千人拉致られてるって話だぜ。」
こういう奴なのだ。
現実からかけ離れてしまっているような、
自分では想像できない大きな発想にそれとなく
理由をつけてしまえば、信じたい気持ちが勝り、
信じてしまう。そんなことがこいつの頭の中では毎日続いているのだ。
楓「もしそれが本当なら、お前も気をつけないと
な 笑 お菓子もらってもついてっちゃダメだ
ぞ?」
春人「馬鹿にするなよなぁー 笑」
……
佐藤教師「席つけー。お前ら今日また行方不明事件
だ。1人にならないでみんなと帰れよー。
先生達も見回りしてるからなぁ」
春人「サトちゃんは酒飲む口実でしょー??
嫁さんに怒られるからさぁ 笑」
佐藤教師「よし、春人お前そんなに居残り清掃した
いなら、教員トイレ掃除してけ」
春人「そんな、ひどいよサトちゃん。」
クラス「爆笑」
楓「春人、俺、図書室で待ってるからな
また明日なサトちゃん」
佐藤教師「おい、千歳……」
楓「……ん?」
佐藤教師「……なんでもねぇ。気をつけて帰れよ」
楓「……おう?」
どこか隔てがましい態度であった。
佐藤教師、サトちゃんは基本生徒から愛される教師である。思ったことをズバッというところが人気があるのだが、少し気になったが、それだけだ。
……
図書室へ向かう廊下、
部活動等は行方不明事件が多発している為全て中止、
外で遊べば、教師に見つかり、小言を言われる、
そんな状況であるのならば、すぐには帰ろうとしないのである。
僕にも友達がいればそうだったのかもしれない。
友と呼べる人間は春人ともう1人しかいない。
1人で帰るのも心細いし、サトちゃんが言ってたこともあるから、大人しく春人を図書室で待つことにしたのだ。
空が紅く沈む頃には帰れるであろう。
……
図書室は好きだ。
人の匂いがしない。
騒がしくもない。
紙の匂いと静寂に包まれている。
優李「楓!」
楓「……優李、どうした??」
優李「多分ここだろうなって思ったんだ。教室ま
で行ったんだよ?なんで先に行っちゃうの?
一緒に帰ろーよ!」
僕の静寂がなくなる瞬間だ。
でも少し心待ちにしている僕もいる。
毎日の日課のようなものなのだ。
いつもどこにいても優李は僕を見つける。
幼馴染のカン?なのか?
楓「春人が教員トイレの居残り清掃だから
終わるまで待ってるよ」
優李「それじゃ私も待ってよーかな!」
楓「駅前で行方不明事件あるだろ?優李は、幼馴染
の贔屓目をなくしても、可愛いんだから、明る
い内に帰りなよ」
優李「今日は楓の家に行きなさいって、言われてる
から!どうせ一緒だし、待ってるよ!」
そうなのだ。
優李の親とうちの親は仲がいいのだ。
どちらも片親で、母子家庭なのだ。
楓「わかったよ。もう少しで来ると思うから。」
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